Episode10 Dead Zone
【ざっくりあらすじ】
殺害されたマークの母エヴァは、異人種夫婦と子供8人を殺害したダーネルの裁判の検察側証人だった。ダーネルと“ZB(チクロン・ブラザー)”という人種差別主義組織との繋がりを暴くには、ZBを知るエヴァの証言が必要だった。
ママの恋人
ZBについて、エヴァは「何らかの不動産詐欺に利用された」とローゼン検事に話していたが、詐欺の詳細やダーネルとZBの関係については明かしていなかった。エヴァの死はダーネルの殺人罪には影響しないが、ダーネルとZBとの繋がりを暴くことが難しくなった。
マークが生活していた車から図書館の本が見つかった。ママが読んでくれたお気に入りの本を見たマークは、ママの恋人の“ヘンリーおじさん”がくれた本だと話した。その本は1999年9月にケイト・コルソンという人物が借りたもので、ケイトの息子がヘンリーだった。
ヘンリーの居場所がつかめないシャロンに、マークと同じような経験をしたラスティは「ママの居場所が自分の知っている場所ならすぐにその場所へ連れていく」と助言した。シャロンは8歳のマークにウソをつくことに抵抗を感じたものの、ヘンリーの居場所特定を優先した。
マークの案内でヘンリーの家が見つかった。しかし、マークがヘンリー宅を警察に教えたと知られれば、マークが危険だ。マークを守りたいフリオは別の方法でヘンリー宅の特定を求め、シャロンの指示でマークが通っていた学校からヘンリーの家が特定された。
殺人のからくり
自宅の地下にいたヘンリーは踏み込んだ警察を床下から撃とうとしたが、部屋の撮影をしていたバズが気づき逮捕された。
ヘンリーは自宅地下室で麻薬の製造をしており、押収した書類から不動産詐欺も行っていることが判明した。自宅から見つかった大量の武器の中には、エヴァ殺害の凶器も含まれていた。しかし、凶器の銃にヘンリーの指紋はついておらず、検出された指紋はデータベースにない人物のものだった。
ヘンリー宅で押収した不動産詐欺の住所を聞いたローゼン検事は、驚きの声をあげた。その住所は、ダーネルが殺人を犯した家の住所だった。ZBは購入した住居を異人種夫婦に貸し、ダーネルがその家族を殺していたのだ。ZBは不動産の購入にエヴァを含む複数の女性名義を使っていたため、これまで関連がわからなかったのだ。
消えた武器
証人だったエヴァが殺されたにも関わらず、ヘンリーから自分とZBの繋がりをつかまれたと知ったダーネルは、ヘンリーの父親と兄弟もZBのメンバーだと口を滑らせた。
シャロンは「ダーネルとの関係を話せば電話を渡す」と、電話を要求し続けているヘンリーに取引を持ち掛けた。要求通り携帯を手に入れたヘンリーはすぐに父親へ電話し、シャロンの思惑通りヘンリーの父と兄弟の居場所が判明した。
警察に包囲されたコルソン親子は爆弾ベストを着用し攻撃を始めた。フリオが父親を射殺すると、残されたヘンリーの兄弟は自爆を選んだ。しかし、ヘンリーとの電話でコルソンが話していた100万ドル相当の武器は見つからず、ZBの首謀者もわからないままだ。
マークへママの死を知らせる役目はジョー医師が引き受けた。フリオに付き添われ、人生で最も辛い知らせを聞いているマークをシャロンとラスティが見守っていた。
バズの聴取
ラスティはバズのヘクトへの聴取を見学したいと切望していたが、前回その特権を誤用したラスティに対しシャロンは厳しかった。見かねたフリンは「聴取が始まるとき、シャロンから見える場所で悲しげにしてろ」とラスティにアドバイスした。フリンの助言に従い悲しげに立っているラスティを見たシャロンは、拒むことができず聴取の見学を許した。
バズはプロベンザとともにヘクトの聴取を開始した。終身刑で、すでに30年も服役しているヘクトは協力的ではなく、バズの父親が殺された時刻のアリバイも「恋人と一緒にいた」と適当に答えた。しかし、「ペリカン・ベイ刑務所へ移す」というバズの言葉を聞いたヘクトは顔色を変え、アリバイの証人は昔付き合っていたジェニファーだと教えた。
おちゃのま感想 ★★★★
内容の濃いエピソードでした!
マークのママ殺害事件は、非常に大きな事件に繋がっていました。大量の武器の行方もわからず、ZBという組織も解明してない(と思う)のですが、どんな展開になってゆくのでしょうか?
おそらくマークは、このままフリオが育てることになるんでしょうね~。ママの死をマークがどう受け止めるのか非常に心配です。
さて。父を殺した犯人であろうヘクトを聴取したバズはカッコよかったですね~。感情的にならず、毅然とした態度で。バズに脅されたヘクトはかなりビビっておりましたが、それでも共犯の名前を教えなかったのは何か理由があるんでしょうね~。なんだろう?