Episode3 The False Bride
【ざっくりあらすじ】
ルーファスの事件の翌日、ジェイミーはリヴァー・ランを去るとジョカスタに知らせた。ジェイミーの決断に落胆したものの、ジョカスタは旅に必要な物を手配した。そして、ジェイミーの母が遺した銀細工を「あなたが持つべき」と手渡した。
新たな旅
お別れの挨拶に来たクレアをジョカスタは責めた。農園主を断り印刷屋になるというジェイミーの決断を理解できないジョカスタは、クレアのせいでジェイミーが厳しい道を選んでいると感じるのだ。
ジェイミーはイアンをスコットランドのジェニーのもとへ帰すつもりだったが、イアンはジェイミーたちと一緒にいたいと望んでいる。必死なイアンの熱意に、ついにジェイミーは負けてしまった。アメリカに留まることを許されたイアンは母ジェニーに手紙を書くと約束した。
当初の計画通りスコットランド人の町があるという『ウーラムズ・クリーク』へ向かうジェイミーたちは、同じ方向へ行くマイヤーズと途中まで一緒に行くことになった。先住民たちと親交のあるマイヤーズは、道すがら彼らについての話をした。領地を奪う奴には容赦しないというチェロキー族に、ハイランド人のジェイミーは理解を示した。
マイヤーズは先住民との交易所へイアンを誘った。イアンは、すっかり一緒に行くつもりになっている。イアンを“大人”と認めることにしたジェイミーは、「この子は無事に送り届ける」と約束したマイヤーズにイアンを託した。
亡霊の導き
山道を進むジェイミーとクレアに嵐が襲い掛かる。雷の音に驚いたロバが逃げ出し、後を追ったクレアの行方がわからなくなった。
目の前で落ちた雷に驚いた馬に置き去りにされたクレアは、靴を脱ぎ、雨を避けた。そして、その場に埋められていた頭蓋骨を発見した。夜になっても雨は止まず、クレアは松明を持つ男性に気が付いた。何も言わず去っていく男性の頭部には、頭蓋骨と同じ傷があった。
夜が明け、嵐も去った。昨夜見つけた頭蓋骨をバッグに入れたクレアは、誰のものかわからない足跡を追った。その先に居たのはジェイミーだった。誰かが置いたクレアの靴を見つけたジェイミーは、その場所でクレアを待っていたのだ。
クレアは、頭蓋骨の歯の治療痕が未来のものだと気が付いた。頭蓋骨の主はクレアと同じ時を超えた旅人だったのだ。不思議なものに導かれた場所からの景色はジェイミーの心をつかみ、ジェイミーはその場所を『フレイザーズ・リッジ』と名付けた。
ブリアナとロジャー
1970年。ブリアナはMITで工学を学ぶ学生になった。母の秘密を知るロジャーとの遠距離恋愛を続けているブリアナは、ノースカロライナの『スコットランド祭り』へ参加するためアメリカへ来たロジャーと数か月ぶりに再会した。
ロジャーと楽しい時間を過ごしたブリアナは、おやすみのキスだけのロジャーを引き留めた。ブリアナはロジャーを誘い、「完璧にしたい」と言うロジャーはまずブリアナに贈り物を渡し、結婚を申し込んだ。愛の言葉が書かれた贈り物はブリアナを喜ばせたが、プロポーズは早すぎだった。結婚の覚悟ができてないブリアナと、結婚するほど愛してないなら寝たくないというロジャーはケンカになった。
翌日、ブリアナは結婚を信じてないとロジャーに打ち明けた。結婚後に愛する人を見つけた母の生き様は、ブリアナに強く影響を与えているのだ。しかし、ロジャーの選択は「僕だけのものになる」か「別れる」かだ。ブリアナはそのどちらも選ぶことができなかった。
おちゃのま感想
同じ場所に立つ、過去の世界のクレアたちと、未来の世界のブリアナたちが描かれるエピソードでした。
ロジャーの一途で頑固な性格は、やはり“マッケンジー”の血なのかな?ブリアナのロジャーを好きな気持ちに嘘はないはずなんだけど・・・。大切な相手なら、互いに手放さないでほしいなと、思ったりしてます。お似合いのふたりだと思うので。
クレアが未来人の人骨を見つけたってことは、時を超える場所が存在するってことですよね~。クレアはジェイミーとふたりで未来へ行くことを考えないものでしょうか。