パーソン・オブ・インタレスト 5 第5話「銃声検知システム」| あらすじ感想

Episode5　ShotSeeker

【ざっくりあらすじ】
マシンが知らせた今回の対象者は、“ショットシーカー”と呼ばれる銃声検知システムの分析官イーサン･ガーヴィンだ。ガーヴィンは3日前、クルーパ･ナイルという大学院生の部屋の発砲音が爆竹だと判断された事に疑問を持ち、失踪したクルーパの行方を捜していた。 

対象者と失踪者

カーヴィンを守る為には、まずクルーパの失踪を調べる必要があった。

クルーパの失踪届を出したのは、「飢餓のない世界を目指す」NPO法人代表のベンジャミン･ハースだった。クルーパは生鮮食品をフリーズドライにして消費期限を2年延ばせる新技術を開発していた。ハーヴェスタという大企業の誘いを断りこのNPOを選んだ後、クルーパは失踪したのだった。

NPOのサーバーからクルーパのファイルが盗まれたと聞いたファスコは、フィンチにハッカーの追跡を頼んだ。フィンチとルートが調べると、クルーパのファイルを盗んだのはハーヴェスタのキャリックだと判明した。しかし、キャリックが保存したクルーパのファイルは開くことができない。クルーパは用心深くファイルを暗号化していたのだ。

サマリタンの影

クルーパと同じ研究をしていたメアリーからガーヴィンに連絡が入った。ガーヴィンはクルーパについて何かわかったら知らせて欲しいとメアリーに名刺を渡していたのだ。

メアリーのもとへ向かったリースとガーヴィンは銃声を聞くが、ショットシーカーは“車の破裂音”だと処理してしまった。そして、マシンが知らせた次の対象者はメアリーだった。

メアリーが殺される直前、犯人にハードドライブの存在を漏らした事がわかった。ルートはクルーパの部屋へ行き、クルーパが隠していたハードドライブを手に入れた。クルーパの部屋では、復活したばかりのマシンが対象者として知らせてきたジェフ･ブラックウェルが、ハードドライブを探し部屋を荒らしていた。

ルートはジェフの様子から、雇い主がサマリタンだとも知らず、その実態も知らされていないと気が付いた。ルートは「彼ら（サマリタン）の言葉は聞こえはいいけど、信じないで」と告げ、そのまま立ち去った。

フィンチとルートは、今回の犯行ができるのはサマリタンだと気が付いた。サマリタンの目的はわからないが、カーヴィンを狙う理由は「クルーパの研究データを隠したいから」だ。それを公開してしまえばカーヴィンの脅威は去るはずだ。ルートはすぐに15の科学誌にクルーパの研究データをアップロードしようとする。フィンチは迷うが、ルートの言う通りサマリタンの思惑を探っても理解する事はできない。ルートが実行すると、予想通りカーヴィンへの脅威はなくなった。

「クルーパを捜し続ける」とカーヴィンに約束し、今回の事件に疑問を持ったファスコをサマリタンは“潜在的かく乱者”と指定した。

イライアス

イライアスの腹心のブルース･モランが活動を開始した。イライアス殺害犯を捜すブルースに、リースは犯人探しを止めろと忠告するが、諦めないブルースはリースを拉致してしまった。

どう説明しても説得できないと悟ったリースはフィンチに連絡を入れたうえ、ブルースに真実を打ち明けることにした。まずブルースの手下を倒したリースは、ブルースひとりをセーフハウスに連れて行った。

セーフハウスには、フィンチたちにかくまわれたイライアスが待っていた。ファスコが助け出したイライアスを、フィンチとリースが隠れ家で介抱していたのだ。ブルースと再会したイライアスは、自分を撃った敵は新たな敵で我々には勝てないと説明し、生きるためには身を隠すしかないと話した。しかし、ブルースはイライアスの説得にも納得せず、諦めないと言い帰って行った。

ミニマシン対ミニサマリタン

フィンチはルートがサマリタンのマルウェアに近づけないように檻を作り、その中でサマリタンとマシンのミニクローンを対戦させるシミュレーションを開始した。

サマリタンの弱点を暴けるかも知れないと期待したフィンチだったが、100億通り試してもマシンは1勝もできなかった。

ルートはマシンのコーディングをし直して防衛力を強化させる事を提案するが、フィンチは人工超知能に望むべき能力ではないと却下し、再コーディングが必要かどうかはマシンが決めると話した。

おちゃのま感想