MANIFEST/マニフェスト 3 第1話「尾翼」【あらすじ感想】

キューバ

カルが描いた絵を手がかりに“サンアントニオ号”を見つけたベンに眩しい光の中で絶叫している呼びかけがあり、自宅にいるカルと、余命を克服し呼びかけから解放されたジークとコスタリカでハネムーン中のミカエラも同じ呼びかけを見ていた。新たな呼びかけの調査をカルとミカエラに任せたベンは、キューバでの調査を続ける。

バンスと無線で繋がり、単独で動くベンは海底から“何か”を引き上げたサンアントニオ号の船主に接触する。「最近、変わった物を見つけたでしょ？」と声をかけられた船主は警戒するが、札束を示したベンを倉庫へ案内する。

サンアントニオ号が引き上げた“何か”は尾翼だった。船主は828便のものだと確信しているが、828便でNYへ戻ったベンはにわかには信じられない。しかし、尾翼に触れたとたん、眩しい光の呼びかけと同時に説明できない力で吹き飛ばされたベンは、828便の尾翼だと確信する。

ベンは1万ドルで尾翼を手に入れるつもりだったが、少年が吹き飛ばされたベンの様子を撮影していたせいで警察が出動する騒ぎになる。窮地のベンを救出したバンスもまた、尾翼を目の当たりしてショックを受ける。

尾翼を手に入れたベンとバンスは待機させている輸送機へ急ぐが、尾翼のためなら飛行機も撃ち落とす情報局に追跡されていた。ベンを無事に帰国させるため、「これを妻に」と自身の指輪をベンに持たせたバンスはおとりになる。ベンはバンスの部下が輸送機に乗せ、バンスは尾翼と共に情報局に捕らえられた。

コスタリカ

ベンがキューバで動いている間、眩しい光の呼びかけの調査を始めたカルとミカエラは、呼びかけの中にいた女性は連絡が取れなかった乗客アンジェリーナ・マイヤーだと特定する。NY生まれのアンジェリーナの現住所は不明だが、両親の家がアイダホとコスタリカにある。

ミカエラとジークは、2時間ほどの距離にいるアンジェリーナの両親、マイヤー夫妻を訪ねる。戻ってからのアンジェリーナは心を閉ざし神を信じなくなったと説明する夫妻は、アンジェリーナはNYへ戻ったと考えていた。アンジェリーナを必ず見つけると約束したミカエラは、NYにいる相棒ミカミに協力を求め、削除済みのSNSの履歴からコスタリカにいるアンジェリーナの友人エレーナを見つける。

アンジェリーナが異常なほど怯えていたとエレーナから教えられたミカエラはマイヤー夫妻に確認するが、父親は「全てあの子の妄想だった」と声を荒らげる。再び呼びかけを見たミカエラはトイレを借りる口実で席を立ち、ミカエラの思惑を察したジークは倒れたフリで夫妻の注意を引き付ける。呼びかけに導かれ、歩を進めたミカエラは地下室に監禁されたアンジェリーナを発見した。

帰国

ミカエラに“呼びかけ”の存在を教えられたアンジェリーナは一緒に帰国したいと訴える。パスポートのないアンジェリーナを帰国させるため、ミカエラは表向きサンビの診療所になっているバンスの秘密基地に連絡する。

バンスの部下アロンゾとミカエラのやり取りを聞いていたサンビの案で、キューバから飛び立ったベンを乗せた輸送機がコスタリカへ向かい、ミカエラたちと共にアンジェリーナはアメリカへ戻った。

ベンが客人を連れ帰ると予感していたカルは、アンジェリーナを歓迎する。悪夢は見なくなったカルだが、“3つの影の呼びかけ”の男たちがまた来るんじゃないかと感じていた。

少将の娘

失踪した母を捜す女性が警察署にやってくる。ミカエラに相談したいと訴える女性はミカミに追い返されても諦めず、ジャレッドに声をかける。「詳しくは知らないけど、母は政府機関に勤めてた」と説明する女性は、母の失踪は828便と関係あると考えていた。「あなただけが頼り」と言う女性の母親は、少将ことキャサリン・フィッツだった。