Episode16 Blunt
【ざっくりあらすじ】
今回の対象者は、NY出身の人類学専攻の大学院生ハーパー・ローズ。今回マシンは、なぜか社会保障番号ではなく学籍番号で対象者を知らせていた。疑問に思いつつも、いつものようにリースがハーパーの監視を開始した。一方、ルートもマシンの指示で動いていた。
謎の対象者
ハーパーは恋人トレイの代理で医療用マリファナの店でバイトをしていた。その店の売上金を運搬しているのは、ブラザーフッドだった。売上金を運ぶブラザーフッドを麻薬カルテルが狙撃し、ハーパーを監視していたリースが奪われそうになった売上金の入ったバッグを取り戻した。しかし、バッグに入っていた売上金はすでにハーパーが盗んだ後だった。
ハーパーは複数の偽名で犯罪に関与している事がわかり、部屋からはそれを裏付ける複数の偽造身分証明証が見つかった。ハーパーという名も偽名だった。
逮捕した麻薬カルテルの男から得た情報でリースがクラブへ行くと、そこには陽気に騒ぐハーパーがいた。リースに金を戻せと言われたハーパーは、借金返済のために使ってしまったとケロリとしている。
ハーパーを探すブラザーフッドはトレイを拉致し、今度は対象者としてトレイの番号が出た。リースはセーフハウスにハーパーを連れて行き、フィンチに預けた。ハーパーとトレイを助ける為には、ブラザーフッドに金を渡すしかない。フィンチは「痛手ではあるが」と言いつつも、資金を提供した。しかし、ドミニクは「ハーパーとトレイを見逃す」という条件をのまず、交渉は決裂してしまった。
詐欺師の作戦
ドミニクとの交渉が決裂したと聞いたハーパーは、ようやくトレイの身を案じ焦りを見せた。ハーパーは麻薬カルテルと手を組む作戦を提案し、フィンチはこれに乗る事にした。ドミニクから金を奪いたいカルテルもハーパーと手を組んだ。
ハーパーはカルテルに「自分(ハーパー)を捕まえた」と噂を流させ、カルテルに捕らえられたフリをしてドミニクの元へ向かった。
ファスコはハーパーの策に乗ることに疑問を持つが、リースは「フィンチが信じたから自分も信じる」と迷いはない。カルテルとドミニクたちは、互いに銃口を向け合いにらみ合いを続けている。そこへ、ファスコと警官たちが踏み込んだ。容疑は「違法な銃の所持」。カルテルは無事に逮捕されたが、ドミニクは警備の仕事用の銃だと主張し許可証を提示した。正式な許可証を所持しているドミニクたちは逮捕できなかった。
この間にリースはトレイを救出していた。 カルテル一味が逮捕されてる脇で、ドミニクに近づくハーパー。ハーパーは、事前に作戦をドミニクに知らせていたのだ。ハーパーは自分とトレイを見逃して欲しいと頼み、ドミニクも「今回だけだ」と了承した。ドミニクはハーパーの度胸と頭脳を買って仲間に誘うが、ハーパーの視線の先にはその様子をうかがっているリースがいた。
ハーパーへの危険も去り、リースとフィンチはハーパーを見送っている。別れ際、ハーパーはフィンチの時計を盗み、フィンチもハーパーの指輪を盗んでいた。フィンチは「必要なら戻ってくるだろう」と、満足そうな表情を浮かべている。
マシンの計画
マシンはルートにアプリを作らせた。
“特定の人”が興味を持つアプリだと聞いたフィンチはルートを尾行するが、ことごとくまかれてしまいマシンやルートが何をしようとしているのか知ることはできなかった。
ルートはある企業にアプリの売り込みをし、好感触を得る事に成功していた。ルートが売り込みをした相手は、ケイレブ・フィップスだった。かつての対象者で、フィンチが高校教師になって潜入し自殺を阻止した人物だ。ケイレブはルートを自分のチームへ誘い、ルートも快諾した。ケイレブの会社は、セキュリティー・ソフトウエアの開発を行っている。
おちゃのま感想
高校生だったのは何年前?と、思うくらい貫禄ある雰囲気になっていました。
ルートが潜入するということは、ケイレブの会社はサマリタン側ではないと思ってもいいのかなー。これは、マシンの反撃の一歩なのか・・・。妄想とまらず。
そういえば、ティルマン医師(S1Ep4の対象者)の名前もフィンチがつぶやいてました。リースが合法マリファナの調剤薬局に入る為、偽診断書を作成する件で。
過去に救った対象者と繋がっていると思うと、なんだか嬉しくなります。
今回登場した偽ハーパー。すっごい切れ者ですが、フィンチが指輪を預かったということは、この人も再登場するかもです。ルートも「仲間を募るべき」と言っていたし・・・。
シーズン4も後半に差し掛かるので、きっと何らかの大きな展開がやってくるのでは?と思ってしまいます。(イライアスとドミニクの対決もありそう~)