Episode1〜6
ざっくりあらすじ
結婚式に現れなかったヘレンはマックスに手紙を書いたが、ふたりで過ごした愛あふれる時間しか思い出せないマックスは現実を受け止められずにいる。「探る記憶が違う」とフロムに指摘されたマックスは、随分前からヘレンが思い悩み、別れの予兆があったことに気づく。ヘレンの選択を受け入れ、ようやく前へ進み始めたマックスはワイルダー医師との距離を縮め、聴覚障がい者のワイルダーとコミュニケーションをとるため手話を学び始める。
夫のマーティンと別居したフロムは、交代で子どもたちの世話をするという新たな生活に戸惑いを隠せない。マーティンに「やり直したい」と言うこともできず、出会いを求めてみても今の自分が何を求めているのかさえわからない。
自宅を元恋人のレイラに貸したローレンは、ドラッグとアルコールで荒れた生活を送っている妹ヴァネッサ宅に身を寄せる。母親のもとに置き去りしたヴァネッサに負い目を感じるローレンは断薬していることを隠し、結果的にヴァネッサを傷つけてしまう。
再会した父ホレスの身勝手さに辟易するレイノルズはフロムに愚痴をこぼし、父の行動は双極性障害の典型的な症状だと知る。レイノルズは父に治療を受けさせたいと考えるが、当のホレスは家族を捨てたのは病気のせいだったと喜び、治療を拒む。
おちゃのま感想
ファイナルシーズンはイッキ見しようかとも思ったのですが、6話目でちょっとひと休み。前半部分の感想をまとめてみようと思います。
第1〜6話までは、平常に戻ったニュー・アムステルダム病院の様子と、メインの医師たちの現状を描く・・・といった流れでした。メインキャラたちそれぞれの物語は、これまで多くの時間を割いた恋愛問題から家族の問題へとシフトした印象です。
前半部分でスルーできない重要なテーマは、番組開始当時から主人公マックスとの友情&愛情を育んできたヘレンの件ですよね。ゆっくりと時間をかけてふたりの愛を描いてきたことを考えると、簡単なことではなかったと思います。・・・が、パンデミックを経験した視点で考えると、故郷へ帰ったヘレンを責めることはできません。ヘレンがいないニュー・アムステルダムの雰囲気に馴染めませんが、仕方ないです。
ファイナルシーズンを盛り上げるためにも、立ち直ってもらわねば!のマックスはヘレンの後任医師として番組に加わったワイルダーさんと急接近。思えば、マックスとワイルダーの相性の良さは、マックスとヘレンが出会ったときと重なります。パートナーはいるけれど、惹かれる相手といった感じ。
ところで、わたしのお気に入りキャラのフロム先生ですが、腕を切断するより死を望んだ患者(第2話)への対応がそっけなさすぎに思えて、違和感を感じてしまいました。おそらくワイルダーの見せ場を作るためだと思うけど、これまでのフロムならもう少し踏み込んだ会話をしてたと思うんですよね。エピソードは感動的に描かれていたけど、表面だけ取り繕った感が拭えません。
さて、残すところ7話です。マックスたちの物語がどんな形で終わるのか、しっかり見届けたいと思います。