Episode13 How Conrad Gets His Groove Back
レッドロックが手をまわしたアトランタの医療機関にコンラッドを雇う病院はなかった。街を出るか、医師を諦めるかと悩み始めたコンラッドは、無重力体験飛行で知り合った元プロサッカー選手のレジーにジョージアFC期待の新人ダックスのセカンドオピニオンを頼まれる。
内科医コンラッド
ケガからの復帰を認められたものの、ダックスは体の異変を感じていた。念のため他の意見も聞きたいと話していたダックスが練習試合で重傷を負い、試合を見学していたコンラッドはダックスをチャスティンへ搬送する。
ジョージアFCが契約している病院は“セント・ジョンズ”で、ジョージア州いちの資産家でもあるオーナーのランドリーに抗議されたキムは、友人としてダックスに付き添うコンラッドに怒りをぶつける。容態が悪く転院できないダックスの治療は認められたが、キムは「彼に指一本でも触れたら君を追い出し訴える」とコンラッドを威嚇した。
キムに見つからないよう会議室でダックスの医療記録を確認するコンラッドとベルにオースティンも加わる。何かおかしいと感じながらも原因を特定できない中、ダックスが急変する。ベルの指揮下でダックスの心臓マッサージをしたコンラッドはキムに追い出された。
次々と現れる症状の原因がわからないベルとオースティンはカフェで待機しているコンラッドに診断を仰ぐ。検査結果や、急変したダックスの手術の様子を見たコンラッドは必要な検査を指示し、遺伝性のミトコンドリア病だと特定する。
診断がついたことで治療法が判明したダックスは、プレーを続けられる。オーナーのランドリーに感謝されたベルとオースティンは「診断に至れたのはホーキンス(コンラッド)のおかげ」と事実を話し、ランドリーはコンラッドにチームドクターをオファーした。切り札を手に入れたコンラッドは、キムに取引を持ちかける。ジョージアFCの提携病院をチャスティンに変更する見返りに、コンラッドはチーフレジデントとしてチャスティンに復帰した。
ERと内科
内科でのレジデント研修の初日、ERからの入院患者を阻止しろと上級医に指示されたデヴォンは、5時間にわたる急な吐き気と嘔吐でERに来たライリーの診断で、ERの先輩アーヴィングと衝突する。
デヴォンはライリーの入院を決めるが、上級医が取り消したことで、放置されたライリーは脳卒中を起こす。金になる患者を優先するせいで、ライリーのように診断が遅れる患者がいる現実を悲観するデヴォンはコンラッドに愚痴をもらす。
「独自の解決策をひねりだせ」とコンラッドに励まされたデヴォンはアーヴィングと共に、ERで放置されている患者を病棟へ移す。上級医は、どうせ明日には経営陣が元に戻すと指摘するが、デヴォンにとっては意味のある行動だった。
カイル
ケンカで逮捕されたカイルを警察署まで迎えに行ったニックは、20年も乗った愛車を売ったことが原因だと知り、心配する。自宅に入れようとしない父の不自然な態度が気になるニックは窓から部屋をのぞき、荷造りされたダンボールに愕然とする。「今度も黙って出ていく気?」と問い詰められたカイルは「俺は幸せを台なしにする奴なんだ」と自分を責め、せめてもの償いに受け取ってくれと車を売った金を差し出した。
逃げる時はいつもウソをつく父が、それさえしなかったことに気づいたニックは、浮き沈みのあった最近の父の姿を思い出す。電話に出ない父の部屋を訪ねたニックは「父さんを見捨てたら、一生、後悔することになる」と食い下がり、「私がいる」と訴える。
すまないと涙する父から銃を受け取ったニックは、怖いんだと本音を漏らす父を抱きしめた。カイルは「お前の人生に寄り添いたい」と言い、治療のための入院を受け入れた。
ミーナ
検査結果も良く、回復したアダクに退院許可が出る。やっとミシェルを抱けると喜ぶ一方で、ママだと分かるかな?と不安そうなアダクに、ミーナは「母親の愛情は必ず伝わる」と声をかける。慣れた手つきでミシェルをあやすミーナを見たアダクは「この子と離れるのが寂しい?」と問いかける。「まさか」と答えながらも、ミーナには寂しさが浮かんでいる。
おちゃのま感想
コンラッド復活!しかもチーフレジデントの地位も奪還しましたよ~。めでたし、めでたし・・・と言いたいところですが、キム&ケインがコンラッドを放置するとは思えません。
すっかりチームコンラッドの一員になったベルが、いい味だしてますよね~。あのコンラッドへの信頼感。対立してた過去があるなんて、忘れてしまいそうです。しかし、ベルの腹黒さを知ってるコンラッドのほうは、全面的にベルを信頼してるのかな?ミーナなんて、ベルに脅されてましたよね。( 一一)
カイルは治療を受けることになりました。ニックが気づいてくれてよかったです。カイルはジェシーのドナーをいったんは拒否したので、そのことが大きな後悔になってるのかもしれません。元気になって、戻ってきてね。