Episode11〜22
ざっくりあらすじ
ロンドンに渡ったマックスとヘレンが新たな人生を歩き始める一方で、ニューアムステルダム病院の仲間たちはマックスの後任として医療ディレクターに就任したヴェロニカの予算削減改革に悪戦苦闘する。そんな中、新型コロナウイルスの後遺症で病院を去ったカプールが亡くなり、マックスとヘレンも葬儀に出席するためNYへ戻る。
ヴェロニカの経営方針が医療現場に害をなしていると知ったマックスはNYに残り、ヘレンの後任医師ワイルダーが主導するレジスタンスに加担する。ヴェロニカに反発する仲間たちは密かに患者を救っていたが、限界を感じたレイノルズの密告でレジスタンス活動は終了する。
諦めないマックスは秘策でヴェロニカを追い詰めるが、あと一歩のところで失敗に終わる。ヴェロニカとの闘いに敗北したマックスが無力感にさいなまれる中、ヴェロニカが軽視した病院を支える清掃や保全のスタッフたちが立ち上がる。安全を配慮しないヴェロニカに抗議の声をあげたスタッフはストを決行し、ヴェロニカから病院を取り戻した。
平穏が戻ったニューアムステルダム病院の屋上では、マックスとヘレンの結婚式の準備が進む。しかし、ロンドンからやってくるはずのヘレンは飛行機に乗らなかった。愕然とするマックスの傍らで、祝福するため集った仲間たちもそれぞれ問題を抱えている。自己改善に励んでいたフロムは問題の根底にあるのは夫のマーティンだと悟り、ローレンはお金がからんだレイラとの関係を終わらせた。一方、オープンマリッジのマルヴォとの間に授かった子をマルヴォ夫妻に託したレイノルズは、家族を捨てた父を探し出した。
おちゃのま感想
う〜ん。シーズン4の後半は、そこはかとなく残念な気持ちになってしまう展開でした。このドラマの重要な要素のひとつだったマックスとヘレンの関係を終わらせるための道筋のようで、虚しいやら、寂しいやらで気持ちも萎えてしまってます。そんなわけで、愚痴多めの感想をお許しください(_ _;)
はやくにシーズン5での完結が決まったドラマなので、マックスとヘレンについては長い時間をかけて愛を育む姿を描くんだろうと思ってました。これは、ヘレン役のフリーマ・アジェマンさんの降板を受けて、マックス&ヘレンの物語も修正されてしまったってことなんでしょうかね。仕方ないことだけど、非常に残念です。
さらに残念な点をあげると、これまで1話ごと感動的に描かれた医療現場の悲喜こもごもな部分も色あせ、メインキャラたちの描き方も雑になったかな?という印象でした。レイノルズがレジスタンス仲間を裏切った理由は理解できたとしても、何事もなかったように仲間の輪に加わる姿に困惑してしまったし、医療従事者を逆恨みするバーテンダーに薬を盛られ、何者かに襲われたワイルダーやケイシーについても放置状態。そして、マックスを呼び戻すためとはいえカプールの死は暗い気持ちにさせられました。さらに、過剰摂取したカプールの息子を登場させたことで暗さが増し、エラのその後など心にモヤモヤが残ってしまいました(涙)
さて、明るい話題は、ニューアムステルダム病院が平常に戻ったことでしょうか。マックスひとりの力ではなく、ヴェロニカが無視した人々が力を合わせた結果というのが大きなポイントでした。みんなが一致団結したのは、マックスが好きだから。紆余曲折しながらマックスがNYへ戻る流れで、ファイナルシーズンへ続きました。すでに完結しているドラマなので、日本でもなるべく早めの放送をお願いしたいものです。