Episode14 Death Begins in Radiology
大学へ進学するミナを手伝うためイギリスへ戻ったヘレンのことばかり考えるマックスは、ジョージアとの結婚指輪を紛失する。一方、ミナと絆を深め、甘い本音を漏らすマックスの留守電を聞いたヘレンが幸せな気持ちに浸る中、久しぶりに会った母セルワがかっ血する。
マックスとヘレン
結婚指輪を探すマックスは動揺し、仕事も手につかない。そんなマックスを見た理事長のカレンは「大切なのは、いつ指輪を手放して前へ進むかを見極めること」と諭すが、マックスはジョージアとの絆である結婚指輪を諦めることはできない。カレンが「指輪を外すべきと教える潜在意識を信じたら?」と助言する中、指輪が見つかる。
安堵したマックスの前に、予定より早くイギリスから戻ったヘレンが現れる。「結婚指輪がなくなって焦ったけど見つかった」と取り繕うマックスを見たヘレンは表情を曇らせ、母ががんかと思ったけど気管支炎だったと報告する。
マックスはヘレンを気遣おうとするが、落胆した様子のヘレンは背を向ける。そんなヘレンを自宅まで送り届けたマックスは「おやすみ」しか言えない。来た道を戻るマックスは結婚指輪に目を落とす。今が前へ進む時と悟ったマックスは指輪を外し、ヘレンの元へ向かう。
それぞれ
母の家の近くに引っ越したレイノルズは、悩んでいたマルヴォとの関係を進める。夫のいるマルヴォに「これ以上の関係にはならない」と言われながらも、レイノルズはマルヴォに夢中になる。そんな中、新任の外科部長バプティストに認められたレイノルズは、外科部長補佐をオファーされる。前職の心臓外科部長より上のポストに感激するレイノルズだが、バプティストの妻はマルヴォだった。
休暇をとったフロムは家族全員でキャンプに出かける。チャンスの事件から立ち直れず、現実逃避するフロムの目を覚ましたのは、「学校より家にいるほうが楽」と言う娘サミーラだった。楽じゃない社会で学ぶことの大切さを諭したフロムは、現実の世界へ戻ると決める。もう逃げないと夫マーティンに誓ったフロムは、患者と会う生活は終わりにすると告げる。
ニューアムステルダム病院を不採用になったレイラの研修先はワシントン州の病院に決まり、推薦していたローレンは採用担当者に抗議する。担当者に「院長なら相応の金額で枠を増やせる」と教えられたローレンは困惑する。賄賂は犯罪だと知りつつも、迷うローレンは神に祈る。帰宅したローレンを迎えたレイラが遠距離でも大丈夫と約束する中、ニューアムステルダム病院から採用の知らせが届く。
おちゃのま感想
シーズン3の最終話は、1話まるっと使ったシーズン4の予告編という印象のエピソードでした。マックス、ヘレン、フロム、ローレン、レイノルズ、全員の人生が新たな章へ・・・って感じですね。
ようやく、マックスはヘレンと前へ進めそうです。ヘレンはずっと待ってたんですよね。ヘレンがシンと付き合ったのは、おそらくマックスがママ友のアリスと付き合ったからなんでしょうね〜。強烈で独特な人だったけど、シンはヘレンのお相手だけのキャラでした。ミナもあっという間に去ったし、ヘレンの物語はちょっと慌ただしかったです。
仕事も恋愛もパッとせず、人生の迷路に迷い込んだようなレイノルズは、マルヴォとの関係を進めてしまいましたが、評価してくれた新任外科部長がマルヴォの夫(汗)レイノルズとマルヴォの関係は、レイノルズがうっかりマルヴォの蜘蛛の糸にかかってしまったように思えるんですが、次シーズンも抜け出せないのかな。
フロムとローレンの次シーズンのテーマは、理由は違うけど、医師としての危機でしょうかね。やはりチャンスがフロムに残した傷は大きいですよね。でも、フロム先生を必要としてる患者は大勢いるはずです。次シーズンでは立ち直ったフロムを見たいものです。ローレンは賄賂渡しちゃったんですよね?
さて、わたしにとってのシーズン3での大きな出来事はカプールが去ったことでした。あの愛嬌ある誠実なカプールがみんなの輪の中にいないことは本当に寂しいですが、アグネスが存在感を示してくれたのは嬉しいサプライズでした。