Episode17 Betrayal
【ざっくりあらすじ】
ベネディクトの自宅を訪ねたオースティンは、腹部に銃創があるベネディクトを発見した。ベネディクトの傍には銃があり、一見自殺未遂に見える。しかし、心臓外科医のベネディクトが自殺を失敗するとは思えないオースティンたちはゴードンを疑った。
情報を握る患者
ジュリアンの行方は依然わからず、デヴォンはゴードンの情報を握るベネディクトが撃たれたことに動揺する。ベネディクトから話を聞き出したいデヴォンは焦るが、コンラッドは「患者を危険な目に遭わせるな」と注意した。
銃弾が貫通しなかったベネディクトは危険な状態だった。体内に残った銃弾は臓器を損傷し、ベネディクトは手術中に急変した。オースティンは傷を閉じずに回復を待つことにするが、希望は薄い。ベネディクトから話を聞きたいデヴォンは諦めきれない。「私情を挟むな」とオースティンに言われたデヴォンは反発した。
命の選択
ベネディクトの肺が炎症を起こし、オースティンはエクモ(体外式人工肺)に繋ぐと決めた。ちょうど同じタイミングで、地域診療所から入院したエヴァンもエクモが必要になる。低酸素状態で入院したエヴァンは肺炎を併発し、呼吸器でも対応できない状態だった。院内にエクモは2台あるが、すでに1つは別の患者が使用している。重症のふたりを転院させることもできず、近くの病院から借りるとしても1日かかってしまう。
失望もしたがベネディクトは大事な存在だと悟ったオースティンは、今後20年は生きるであろうベネディクトは多くの医師を育てると訴える。一方、友情を壊したくなくて告白できなかったというエヴァンの親友シドニーに「最善を尽くす」と約束したニックは、自殺未遂かもしれないベネディクトより22歳のエヴァンを救うべきだと主張する。
「感情抜きで考えるべき」と声を上げたミーナは、確率的にはエヴァンのほうが長生きすると指摘し、ベルも回復する可能性が高いのはエヴァンだと判断した。エクモはエヴァンに使うことが決まった。エクモの処置をエヴァンに施したオースティンは「長生きしろよ」と意識のないエヴァンに声をかけた。
マーシャルの覚悟
ゴードンに資金提供を持ち掛けたマーシャルは、手を組むのなら隠し事を話せと迫るが、別の投資家と接触しているゴードンはマーシャルの誘いに乗らなかった。ゴードンに接触している投資家はハワード・ルーミスだと見当をつけたマーシャルは、ゴードンを内部告発する予定だった男が胸を撃たれたとルーミスに教え、ゴードンを窮地に追い込んだ。
FBIと協力し、盗聴器をつけてゴードンと会うと知らせたマーシャルをコンラッドは心配する。しかし、いま捕まえないとゴードンは罪を逃れると言うマーシャルを止めることはできない。
止めの言葉
当てにしていたルーミスから断られても強気な姿勢を崩さないゴードンに、マーシャルは「チャスティンに運ばれたベネディクトが供述をしている」とカマをかけた。マーシャルを信用していないゴードンはベネディクトから聞きたいことがあると言い出し、マーシャルはコンラッドに電話をかけた。スピーカーにした携帯から聞こえるコンラッドの「セバー」という単語を聞いたゴードンは顔色を変えた。一か八かのデヴォンの案で安定したベネディクトは『セバー』という文字を紙に示したのだ。
動揺したゴードンは、ベネディクトを殺そうとしたと責めるマーシャルに、「仕方なかった」と言ってしまう。我に返ったゴードンは、マーシャルの腕時計が今朝と違うことに気が付いた。腕時計はFBIの盗聴器だ。マーシャルを人質にしたゴードンと手下は、ゴードンの自白を聞き踏み込んだFBIと銃撃戦を始める。車に飛び乗ったゴードンはスピードをあげて逃走するが、道をふさいだ車を避けきれない。横転したゴードンの車は爆発した。
クオヴァディスに駆け付けたコンラッドは、傷の手当てを受けるマーシャルを抱きしめた。
おちゃのま感想
マーシャルごめんなさい。((+_+))
すっかり、疑っておりました。クオヴァディスを安く買って、ガッポリするのかと思ってしまった。今回のマーシャルは正義と使命の人でした。無事でよかった。
しかし、ゴードンの最期はあっけなかったです。公の場で追い詰められる姿を見たかった。これでクオヴァディスの問題は終わるんでしょうか?すっきり爽快な結末ではなかったですが、すでにゾーイが大金を受け取ってることが良い面でしょうかね。ヘンリーも治療できますもんね。
今シーズンのテーマだと思っていたクオヴァディスの問題が終わり、後半戦は新たな問題が起きるのかな。予測不能な流れです。