Episode18 Zarak Mosadek(No.23)
【ざっくりあらすじ】
ジュワルの台帳を手に入れたレッドは、ドラッグの供給元はアフガニスタンの大物ザラク・モサデックだと特定した。一方、リズの訴えでガーヴェイを調べた内部調査部は「逮捕できない」と結論を出した。
パリの作戦
ザラク・モサデックはアフガニスタン最大の麻薬ディーラーで、なおかつ麻薬対策担当の内務副大臣だ。モサデックを押さえることでガーヴェイを攻めるつもりのレッドは、現在パリに滞在中のモサデックを捕らえるため、レスラーやサマルとともにパリへ飛んだ。
パリに到着したレッドは、まずモサデックが警護として雇ったヴィクトルを脅し情報を入手した。常に厳重に警護されるモサデックに隙はなく、レッドは滞在先のエレベーターに乗ったモサデックを連れ去ることにし、作戦を練った。
監視カメラの映像を地元パリの協力者ジャン=フィリップが細工し、知り合いの武器商人から入手した爆薬でエレベーターを落下させた。爆薬の威力不足というハプニングはあったが、無事モサデックを確保した。
アメリカのスパイ
ホテルの部屋でレッドと会ったモサデックは、いきなり1000万ドル相当のダイヤを差し出した。モサデックがパリに居る理由は、息子マティーンの誘拐犯と交渉するためだったのだ。想定外の事態だったが、レッドは誘拐されたマティーンを助けると約束し、見返りにガーヴェイへの麻薬の供給を断つことを要求した。
マティーン誘拐は、密かにアメリカに情報を流していたモサデックに対するタリバンの報復だった。クーパーからモサデックの息子の誘拐を知らされたパナベイカーは、息子の救出にCIAやFBIだけでなく現地警察の関与も禁止した。クーパーは独断でマティーン救出をレスラーたちに指示したが、誘拐犯が指定した霊園でモサデックが姿を消した。すれ違った少年の指示に従いレスラーたちと繋がる電話とイヤホンを手放したモサデックは、霊廟から地下墓地へ連れ去られたのだ。
誘拐犯の女性と会ったモサデックは要求されたダイヤを渡そうとするが、女性の目的はあと5人いるスパイの名を吐かせることだった。モサデックは「知らない」と取り乱し、そこにレスラーたちが現れた。誘拐犯たちはモサデック親子を捕らえたまま地下墓地から繋がる教会へ逃げたが、そこには先回りしたレッドとデンベがいた。逃げられないと悟った女性はマティーンに銃を向け、レスラーに射殺された。
レッドは、モサデックが身代金に準備したダイヤを「これで損害を補填してくれ」と教会の女性に手渡した。約束通り息子を取り戻してくれたレッドに感謝したモサデックは、「あなたの望みは?」と質問した。
ガーヴェイの秘密
ガーヴェイに対する内部告発があったと知ったリズは、アラムに協力を頼み機密事項の内部調査ファイルを手に入れた。ガーヴェイの犯罪記録は見つからなかったが、リズはガーヴェイが毎週金曜日の12時半に訪れる職場から80キロも離れた場所の“ピートの店”に何かあると直感した。
ピートの店に入ったガーヴェイを監視したリズは、店員の女性と親し気な様子で挨拶するガーヴェイを見た。店員はリリアン・ロスという35歳の女性だった。ガーヴェイにとってリリアンが特別な女性だと確信したリズは、FBIのバッジを見せリリアンを自宅へ連れてきた。
リズは「ガーヴェイが夫を殺した」と率直に話し、リリアンに協力を求めた。しかし、リリアンの知るガーヴェイは父親代わりの善人だった。連邦保安官のガーヴェイは、証人保護プログラムで実父から隠れたリリアンを子供の頃から守っていたのだ。「よくわかる」と寄り添うリズに、リリアンは実父がレッドだと教えた。驚きで息をのんだリズは、自分もレッドの娘だと返事した。
おちゃのま感想 ★★★★
うわ~、ここでレッドの娘登場ですよー。
元妻のナオミが登場したとき娘について曖昧に触れたような記憶はありますが、「妻子のもとへ戻る途中姿を消した」とレッドが闇社会で生きるようになった説明でサラっと語られただけでしたよね。生きてたんだ~。
レッドがこれまで娘を捜さなかったのは、娘を守るためだったのかな。しかし、ガーヴェイが守っていたとは・・・。
実は、わたし、人骨はレッドの娘なんじゃないかな~と想像してたのです。カタリーナも関係してるとは思うんですが、人骨は幼い頃のリズがはずみで殺した“誰か”で、それがレッドの娘じゃないかな~と。そのためレッドはリズの記憶を操作したと思ってたんです。良い意味で大外れでした~(;’∀’)
そろそろ終盤。気になる謎はちょっと脇へ置いといて。アラムとサマルですよ。チーム全員、レッドやデンベも、み~んなこのふたりの幸せを願ってますよね~。プレッシャーも大きいでしょうが、アラムがんばれ!