Episode3 Turbulence
【ざっくりあらすじ】
828便の乗客だったケリーが殺されたニュースは、ベンたちを不安にさせた。殺害現場であるケリーの自宅へ行くため、ミカエラはベンに運転を頼む。自分が起こした事故で友人イビーを亡くしたミカエラは、いまも運転ができずにいた。
ケリーの死
ケリーの自宅周辺には信奉者たちが集まり、すでに容疑者も捕まっていた。「担当の事件と関係があるかも」と説明したミカエラを現場に入れた担当刑事のドノバンは、取られたものは金のネックレスだけと教えた。「828便に関わる案件は、我々の管轄だ」と主張するNSAのバンスが現れ、ウソがバレたミカエラとベンはその場を後にした。
自宅の外で茫然としているケリーの夫パトリックの話から、ケリーが“何かに呼ばれた”と言っていたとわかる。ケリーのニュースを見た瞬間、『真実を話せ』という言葉を唐突に感じたミカエラは、ケリーは『真実を話せ』という声を聞いたと確信した。
戻ってきてからのケリーは贅沢を批判するようになり、盗まれたネックレスはパトリックが付けさせたものだった。ケリーが『真実を話す』と言い出したのは2日前のことで、黒い車や電話口の妙な音を気にしていたという。家政婦は、昨日モールへ行ったケリーが痣を作って帰ってきたと教えた。
ジャレッドの協力で、パトリックが古いモールを所有しているとわかる。声が導いた先はそのモールだと考えたミカエラとベンは、モールで不法移民の女性と出会った。女性の話から、パトリックがテナントの不法移民たちを脅し、搾取していると判明した。ケリーが『真実を話す』と言っていたのは、夫のことだったのだ。テナントたちの供述でパトリックは逮捕されたが、殺害時刻にレストランにいたパトリックはケリー殺害犯ではない。
ミカエラの秘密
ジャレッドはNSAのバンスに脅されていた。ミカエラを重要参考人だと考えるバンスはミカエラの上司に情報を要求したが、上司は応じなかった。断られたバンスは「失業したくないだろ?」とジャレッドを脅し、ミカエラの行動を報告するよう求めたのだ。
君は見張られていると言うジャレッドの忠告も聞かず、ミカエラはケリーの事件を調べ続けた。現場で逮捕されたケリーの信者の男に「君は何を隠してる」と問われたミカエラは、イビーの両親宅へ向かう。ミカエラはイビーが亡くなった事故の経緯を両親に話せずにいることに苦しんでいたのだ。
イビーの自宅では、5年半の間に認知症になったイビーの母ビバリーが行方不明になっていた。警察に家で待つよう指示された父親は「妻を探してくれ」と、ミカエラに車のキーを渡す。運転せざるを得なくなったミカエラの脳裏には事故の日のことがよみがえる。その日ミカエラが飲酒運転した理由は、泥酔したイビーが自分の車で帰ると言い張ったためだ。
恐怖と闘い、運転するミカエラはビバリーを見つけた。ミカエラは車道に立つビバリーをかばい、避けた車がゴミ容器に突っ込んだ。その車に乗っていたのはパトリックの家政婦だった。助手席には盗まれたケリーのネックレスがある。ケリーを殺したのは家政婦だったのだ。逮捕された家政婦は「彼女は死んでいた」と繰り返した。パトリックの世話をするだけで満足していた家政婦は、自分の立場を思い知らせたケリーを憎んでいた。
今回も犯人を捕まえたミカエラの「偶然」という説明にジャレッドは納得しない。いい加減話してくれと言うジャレッドに、ミカエラは「自分で理解するまで説明できない」と話した。ジャレッドは、バンスの名刺を破り捨てた。
ストーン家の問題
親友だったケビンとオリーブが付き合っていることにショックを受けたカルは、昨夜オリーブが家を抜け出したとバラしてしまう。ケリーのことで神経質になっているベンはオリーブを叱り、間に入ったグレースはベンをなだめた。告げ口したカルに怒りつつも、「僕は小さいままだ」と嘆くカルに寄り添ったオリーブは、双子の絆は変わらないと慰めた。
グレースは、恋人のことだけでなく、この5年半を支えてくれた友人たちについてもベンに打ち明けていない。事情を知らないベンは、オリーブの忘れ物を取りに来たリンジーに襲い掛かる。「何人の男に鍵を渡してるんだ」と責められたグレースは、リンジー、ロブ、ジャスティンという3人の友人の名を教え、その中にあなたの知りたい名前はないし会うこともないと説明した。ベンの「例の彼を愛してるのか」という質問に、グレースは「ずっとあなたを愛してる」と返事した。
謎の物質
政府の監視を知ったベンは、サンビにも注意を促した。一方、サンビはカルと自分の血液に見たことのないマーカーを発見していた。さらに調べを進めたサンビは仮説を立てた。仮説は、脳の組織があれば確認できる。ケリーの遺体があると気づいたサンビは遺体安置所をあたるが、どこにもケリーの遺体は保管されてない。ケリーの遺体はNSAが運び去っていた。
おちゃのま感想
ケリーが殺された理由は、例の不思議な力とは無関係でした。謎の声は828便の人たちを守ってくれるわけではないんですね~。守ってくれればいいのに…(´・ω・`)
とーーっても嫌な人オーラを出してるバンスは、828便の搭乗者がこの不可解な事件を起こしたと本気で思ってるんでしょうか?刑事のジャレッドを脅すくらいなので、この先どういう手段を使うか想像できません。主人公なので目立って当然ですが、すでにバンスに目をつけられているミカエラあたりは心配です。ベンは用心深いケド。
5年半の間に諸事情が変わったとしても、家に知らない男がいたら不審者だと思うよ~。ベンが哀れに感じてしまった(涙)