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ハンドメイズ・テイル/侍女の物語 1 第5話「忠誠」【あらすじ感想】

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Episode5 Faithful

【ざっくりあらすじ】
オブフレッドのウォーターフォード家での生活は続き、司令官との秘密のスクラブルも34回を数えた。オブフレッドは司令官が好む会話を覚え、侍女とのゲームを楽しむ司令官の欲求を満足させた。

 

 

セリーナの企み

穏便に日々をやり過ごしていたオブフレッドを、セリーナは庭仕事に連れ出した。姿を見るのも嫌なはずの自分とふたりきりになったセリーナの意図がわからないオブフレッドは緊張した。セリーナはまず妊娠の兆候を確認し、「ない」と聞くとオブフレッドに危険な提案をした。

 

 

セリーナはオブフレッドの任期が切れる前に他の男性と試す考えを明かし、大胆にも妊娠しないのは司令官に問題があるかも知れないと話した。すでにセリーナは、信頼しているニックに相手役を頼んでいた。ニックと聞いたオブフレッドは感情を隠し、「分かりました」と返事した。オブフレッドの了承を得たセリーナは安堵の表情を浮かべたが、そもそも「コロニーに行きたい?」と問われたオブフレッドにセリーナの望みを拒むことはできない。

 

 

『儀式』はニックの部屋で行われた。セリーナは部屋の隅で待ち、オブフレッドとニックは奇妙な『儀式』を終わらせた。なぜかルークへの罪悪感を抱いたオブフレッドは、いつもと違うかと尋ねたセリーナにきつい言葉を返してしまった。

 

 

 

『より良い世界』の犠牲者

ニックと『儀式』を行っても、司令官との『儀式』が免除されることはない。秘密の共犯となったオブフレッド、セリーナ、ニックは平静を装ったが、いつもと違ったのは司令官だった。その夜、司令官はオブフレッドをひとりの女性として見ていたのだ。

 

 

司令官の書斎を訪ねたオブフレッドは「二度としないで」と、立場を忘れ抗議した。司令官はオブグレンが受けた仕打ちをオブフレッドに教え、この世界は一部の人間にとってのものであることを改めてオブフレッドに認識させた。

 

 

こみあげるものを抑えることができないオブフレッドはキッチンへ向かった。監視していたかのように現れたニックに、オブフレッドは『目(監視人)』なのかと質問した。ニックは夫人の頼みを断れなかったことを謝罪し、『目』だと認めた。

 

 

 

屈しない心

『贖罪の刑』を受けたオブグレンは、オブスティーブンとして侍女に戻った。いつものように買い物に向かったスーパーで、オブフレッドはオブスティーブンになった友人と再会した。

 

 

オブスティーブンは、オブフレッドにメーデーに協力してほしいと頼んだ。メーデーは現政府に抵抗するグループのことだ。危険分子になったオブスティーブンは、メーデーと関わることができなくなったのだ。

 

 

オブスティーブンは自分の本当の名は「エミリー」だとオブフレッドに教えた。オブフレッドが自分の名を明かすことは(現)オブグレンが阻止した。前の世界で娼婦だったオブグレンは今の生活に満足してる侍女だった。生活を守るため、オブグレンは危険を冒すオブフレッドを見逃すことはできなかった。

 

 

買い物する侍女たちの前でエミリーは車を奪い、かつての世界でしていたように車を走らせた。そして、止めようとした男をひき殺し、再び捕らえられてしまった。

 

 

残虐な仕打ちを受けても抵抗を示したエミリーの行動は、オブフレッドに屈しない心を思い出させた。オブフレッドは自分の意思でニックの部屋を訪ね、ニックも自分の意思でオブフレッドを迎え入れた。ふたりはこの世界で禁じられている欲求に身を委ねた。

 

 

 

ジューンとルーク

ジューンとルークの出会いは偶然だった。ホットドッグを買い求める列で知り合ったふたりは、いつしか一緒にランチをする仲になった。ジューンはさりげない会話や視線でルークの気持ちを探り、それはルークも同じだった。ふたりの違いは、ルークが結婚しているということだ。

 

 

ふたりは恋に堕ち、ルークは妻との離婚を決めたのだった。

 

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おちゃのま感想 ★★★★

よどむ部分がいっさいなく、またまた引き込まれるエピソードでした。

再び捕らわれたエミリーや、「愛」を否定しつつオブフレッドをかまう司令官も気になりますが、それ以上にセリーナとニックです!

 

あの熱いまなざしからオブフレッドに対する想いを感じるニックは、オブフレッドを助ける意味でもセリーナに協力したんでしょうね~。もちろん断れなかったということもあると思うけど。ニックは『目』であることを認めたので、この国の思想の信者だとわかります。ということは『儀式』が初体験だったはずです。ひょえ~っ。

語り手であるオブフレッドは別として、周辺のキャラたちはセリフや表情から想像するしかないんですけど、特にセリフもほとんどなく視線で語るニックには想像させられる部分が多く、見ごたえがあります~。

 

で、問題のセリーナですよ~。どうしても子供が欲しい気持ちは伝わってきますが、ここまでの危険を冒す理由は何かあるのでしょうか。司令官宅には常に侍女がいるわけではないのかな~。

 

今回、司令官の『より良い世界』の考え方にはゾッとするものを感じました。しかし、過去の世界で愛するルークを手に入れたジューンの『より良い世界』にもルークの妻という犠牲があったんですよね~。奥深いです。

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