Episode4 Sanctuary City: Part 4
【ざっくりあらすじ】
シャロン不在の中、重犯課はFBIから移送されてきたライアンとミゲルの聴取を始めた。別々の部屋へ入れられたふたりはFBIにした供述とほぼ同じ内容を語った。それぞれの話に食い違いはなかったが、ふたりが口裏を合わせている可能性は捨てきれない。
ライアンとミゲルの証言
失踪についてのふたりの説明は、『校外学習を抜け出したのはルーカスの計画で、どこで何をするのか聞かされていなかった。「すごい場所へ連れてく」と話したルーカスに従い黒いリムジンに乗ると、突然何かを吹き付けられ、気絶した。その後目覚めたときは数日経過しており、場所は砂漠だった。水をもらうため入った家でメキシコにいると知り、警察に通報された。』というものだった。
発見時所持していた麻薬について追及されたふたりは、ハメたのは差別主義者のマービンだと主張した。事前に話し合ったかのように同じ証言をしていたふたりだが、駆け付けた両親との会話は違う。ライアンはジョナス神父を呼んでと訴え、一方ジョナスの名前を口にしなかったミゲルは麻薬所持でメキシコへ戻されることを心配していた。
ジョー先生のチカラ
ふたりの聴取の録画をバズが自宅で休養中のシャロンに届けた。捜査状況を確認したシャロンの指示で、重犯課はジョー医師にライアンのカウンセリグを依頼した。トラウマを抱える患者としてライアンの診断を引き受けたジョーとライアンの会話は守秘義務で守られるが、プロベンザたちは音声なしの映像で面談の様子をモニターした。
ジョー医師を警戒していたライアンは次第に心を開き、ルーカスの死を悲しみ涙を流した。義父ヘクターの話になると、ふと何か思い出したように「ヘクターが死んだせいでルーカスも死んだの?」と質問した。ライアンは「通報すれば、俺と仲間がお前とお袋を始末する」とヘクターに脅されたことをジョナスに相談したと打ち明けた。よく耐えたねと慰められたライアンは涙をこらえきれない。
ライアンが感情的になるのを待っていた重犯課は、別室で待っているダニエラをライアンのもとへ案内した。母に抱きしめられたライアンは「何もかも言えって・・・」と漏らし、動揺した。“何もかも”の意味がわからないダニエラが問いただしても、ライアンは「地獄に落ちるから言えない」と言い、再びジョナス神父と話したいと訴えた。ダニエラはジョナスが明日LAへ戻ると教え、話せるようにすると約束した。教会も任地を隠したジョナスはダニエラと連絡を取り合っていたのだ。
鎮痛剤の謎
モラレスの「ルーカスのシャツからクロロホルムが検出された」という報告は、ふたりの『リムジンで突然何かを吹き付けられ、気絶した』という話の信ぴょう性を高めた。しかし、ライアンとミゲルの服はメキシコの警察にあり、裏付けは取れない。さらに、モラレスはルーカスの血液からクロロホルムが切れても眠らせておけるほどの鎮痛剤が検出されたと報告した。
復帰したシャロンは、ルーカスの血液から鎮痛剤が出たという事実を両親に確認させることにした。遺体返却の手続きとして、解剖報告に目を通すことを求められた両親は、血液から『鎮痛剤』が検出されたと知り口論を始めた。妻のサラに責められたマテオは、現在も依存症だと白状し、手元にある薬の数は管理していると説明した。
空港、駅、バス乗り場を見張り、重犯課は帰国したジョナスを確保した。しかし、ジョナスの聴取前に、新たな事件が起きた。ルーカスの父マテオが過剰摂取で亡くなったのだ。
シャロン
シャロンは心筋症という病気だった。悪化した場合は手術や心臓移植が必要となり、シャロンはフリンとの結婚の延期を考えた。「状態がわかるまで結婚は延期にするべきよ」と説明されたフリンは、予定通り式を挙げることを望んだ。フリンは「唯一変更するとしたら新婚旅行だ」とシャロンに言い聞かせ、一緒に闘おうと励ました。フリンを愛するシャロンも結婚したい気持ちは同じだった。
シャロンから病名を教えられたラスティは自分にできることを尋ね、母を支えようとしている。そんなラスティにシャロンが望んだことは警察の警護を受け入れることだった。ストレスが減ると言うシャロンの希望を断れるはずもなく、ラスティは同意した。しかし、それでも銃を携帯すべきという気持ちに変わりはなかった。
おちゃのま感想 ★★★
今回はシャロンの病名が判明したこともあり、フリンとの関係が描かれました。あの皮肉屋さんのフリンがストレートに愛を告げるシーンは感動的でした。幸せになってほしいよ。ホントに。
失神したことを思うと入院したほうがよさそうに感じるのですが、はやくも職場復帰してました。ああ、不安。
進展すると期待していた少年失踪事件のほうは、まったく・・・。マテオが死んでしまうという展開になり、終着点が見えません。
暗雲立ち込めるシーズンですが、ジョー先生の登場にホッとしております。