Episode14 Taking the Fall
【ざっくりあらすじ】
株式仲買人のトム･パーマーが自宅庭で撲殺された。パーマーは2日前にも自宅前で襲われ、警察が捜査をしているところだった。2日前の犯人はグレーの小型トラックに乗った大柄な男で、止めようとした妻も巻き添えになり怪我を負っていた。夫のトラブルについて聞かれた妻は、昇進前はストレスも多かったが基本愛される人だったと話し涙を受かべていた。
暴行犯の証言
パーマーについて、勤務先の人事部には2件の苦情が出されていた。1件はセクハラに関するもので、もう1件はパーマーとの昇進争いで負けたジョーダン･ガルシアが「顧客を奪われた」と訴えたものだった。
事情を聴かれたジョーダンは「あんな臆病なクズは他にいない」とパーマーの事をけなしている。シャロンはジョーダンに近しい男性がパーマーを襲ったのではないかと考えた。恋人や夫はいないとジョーダンは答えていたが、すぐに婚約者の存在が明らかになった。
署で事情聴取を受けるジョーダンの婚約者のサムの拳には、殴ったときにできる傷があった。サムの車は2日前の犯人のものと同じで、パーマーの車にはサムの指紋がついていた。面通しをしたパーマー夫人は、サムを見て迷いの表情を浮かべたが、結局特定はできなかった。
サムはホッブス検事と取引をし、パーマーへの暴行を認め殺人については否定した。しかも殴ったのはパーマーだけで、夫人はその場にいなかったと供述した。シャロンは、サムを特定しかけたのにしなかったパーマー夫人に疑いを持った。
DV被害者の計画
シャロンは再びジョーダンを聴取した。会社の健康保険について聞かれたジョーダンは、わずかな負担でいくらでも診察を受けられ処方薬も広くカバーしていると説明し、今回の昇進でパーマーが得た金額は200万ドルほどだと答えた。
パーマーはこの健康保険を利用せず、たびたび病院の医療費をカードで支払っていた。健康保険を利用しなかった理由をパーマー夫人に尋ねても、夫が管理していたからわからないと言い、カルテを調べる同意書のサインも拒否をした。シャロンは権利の告知をして夫人の事情聴取を開始した。
パーマー夫人はDV被害者だった。長年夫に暴力を振るわれてきた夫人は、2日前サムに暴行される夫を見て、夫を殺すのは今だと決断したのだ。夫の昇進まで警察にも相談せず、耐えて時機を待っていた夫人は「こうするしかなかった」と話した。夫人が夫の財産を狙い、計画的に殺害したのは明らかだった。夫人の弁護士は「故殺」の主張をするが、ホッブス検事は応じなかった。
フリンの感謝祭
シャロン宅で療養中のフリンが倒れた。
すぐにラスティが気づき病院へ運ばれたが、倒れたことで血栓がより危険な場所へ移動してしまい手術が必要になった。
連絡を受けたシャロンが病院にかけつけると、フリンはいつものフリンだった。フリンは薬の影響でめまいを起こしていたのに、シャロンだけでなく医師にも話していなかったのだ。
フリンの医療判断委任状はプロベンザが持っている為、プロベンザが術前の準備に付き合い、シャロンは署へ戻ることになった。細々と書類に記入するプロベンザに、フリンは「もしもの時はシャロンに愛していたと伝えてくれ」と頼んだ。プロベンザは容疑者にするように、自分で書面にしろと言いフリンに紙とペンを差し出した。
事件を解決した重犯課のみんなが、感謝祭のごちそうを持ってフリンの病室を訪れた。テイラーやモラレスも加わり、病室は賑やかだ。そこに医師たちが入ってきて、フリンは慌ただしく手術室へ向かうことになった。
シャロンは言えるはずの大切なことをフリンに伝えてない事に気がついた。
倒れた時は驚いて心配したけど、どうやら薬によるめまいが原因。医者にもめまいの事を話してなかったなんて･･･ほんとフリンって心配かけまいとしすぎ、で、自己解決しすぎ。
シャロンの元夫ジャックは、シャロン宅に居座る為すんごくわざとらしく同情買う演技してたな～。･･･フリンは正反対。
今回フリンが倒れた事で、フリンもシャロンもお互いに大切な言葉を伝えてない事に気づいたみたいです。その為に必要な事だったとは思わないけれど、これを機にこのまま一緒に暮らすとか、将来的なこととか、何か進展するんでしょうか。
もうすぐクリスマスで家族も集まるだろうし。んー、なんだか楽しいエピソードを期待してしまいます。
ともあれ、次回は元気なフリンに戻ってますように。