アブセンシア2～FBIの疑心～ 第10話「裏切り」【あらすじ感想】

Episode10　Accomplice

【ざっくりあらすじ】シーズン最終話
自宅に大量の資料をためこんでいたオデュウェルの『家の改装』というファイルに暗号化された7年分の通信記録が見つかる。オデュウェルは返信していないが、全て同じIPアドレスから送信されている。オデュウェルがそのデータを遠隔サーバーに送っていたことを技術チームが突き止めた。

新たな上司

遠隔サーバーの場所にもオデュウェルは大量の資料を保管していた。フェンタニル殺人の被害者であるビショップと特徴が一致するファイルが見つかり、『家の改装』のバックアップデータにはエミリーを監禁した覆面姿のローリーからのビデオメッセージが保存されていた。

エミリーはオデュウェルの大量の資料を必死に調べるが、フリンのことも、共犯者を示す手掛かりも見つからない。「暗号化データが解読されるのを待つしかない」と、エミリーに声をかけたカルは息抜きに誘った。

カルのおかげでストレス発散したエミリーを呼んだガナーセンは、クラウンに代わり自分が支局のトップになると教える。FBIの副長官はクラウンを降格し、ガナーセンに支局の立て直しを任せたのだ。独断でオデュウェルを尋問した件で、クラウンから「責任はとってもらう」と言われているエミリーは身構える。しかし、その件は問題だとしながらも、ガナーセンはエミリーを評価する。クビではなく停職にするつもりと説明したガナーセンは、自分のチームへエミリーを誘った。

アリス

予定より早く医師に戻れることになったジャックは真っ先にアリスに知らせるが、「私もうれしい」と祝福したアリスはジャックを拒絶した。

帰宅したニックは、アリスに恩師のオデュウェルが殺されたと報告する。オデュウェルがフェンタニル殺人の首謀者で、エミリーを人体実験していたと教えられたアリスは、フリンをオデュウェルに任せたことを謝った。

アリスは家族3人でのキャンプをニックに提案し、家族としてリセットする時間が必要と言うアリスにニックも賛成した。自然の中で両親と過ごすフリンは楽しそうで、ニックは苦手なキャンプに付き合ってくれたアリスに感謝する。しかし、途中で気分が悪くなったアリスは「悪いけど、2人で行って」と言い、自宅へ戻ってしまった。

共犯者

フリンとふたり森に残ったニックにエミリーから知らせが入る。解読されたオデュウェルのデータに何年分ものフリンの血液データが見つかり、死ぬ2日前からオデュウェルは何度もアリスに電話していたのだ。さらにアリスの携帯は、オデュウェルが殺される10分前に現場近くの基地局と通信していた。

アリスに車のキーを渡し、森に足止めされたニックに、エミリーは「アリスを捜す」と約束する。FBIはアリスの携帯を追跡するが、タクシーに乗り換えたアリスは携帯を捨てる。携帯の回収をカルに任せたエミリーは、ニックが教えたアリスの姉の事務所へ向かう。

結末

学生時代、オデュウェルのプログラムに参加していたアリスは、「実践の場で、君のような優秀な人材が欲しい」と誘われ、オデュウェルの助手になった。エミリーが失踪し、絶望しているニックのセラピストになったアリスは、フリンを採血するオデュウェルに協力した。オデュウェルの目的がフリンのためではないと気づいたアリスは「もう嫌です」と訴えるが、逆に「君がニックに近づくならフリンの安全は保証する」と脅されたのだ。

アリスと対峙したエミリーは「信じてフリンを任せたのに、実験台にしたのか」と追及する。何も知らなかったと言うアリスは、フリンや家族のためにオデュウェルを殺したと自白した。「自分を守るためでしょ」とエミリーに指摘されたアリスは銃を構える。銃は、オデュウェルのオフィスから書類を持ち出した際、見つけたものだ。

アリスはフリンやニックを本気で愛したと語り、見逃してと訴える。逃げるなら二度とフリンには会えないと約束させたエミリーが銃を下すと、いつの間にか追ってきていたガナーセンがアリスを撃った。

おちゃのま感想