Episode13 Sex and Death
【ざっくりあらすじ】
海綿状血管腫と診断されたモーガンの母キャロラインはグラスマンのセカンドオピニオンを受ける。画家のキャロラインは創作能力をなくすことを恐れているが、グラスマンも他の医師同様に手術を勧めた。
モーガンの家族
自身も脳の手術を受けたグラスマンは、芸術家の才能に執着するキャロラインに理解を示しながらも、手術を受けた後の人生に満足していると話してみる。しかし、キャロラインの返事は「私は嫌」だった。
偶然出くわしたモーガンの「なぜ病院にいるの?」という質問を無視していたキャロラインが倒れ、母の病気を知ったモーガンは愕然とする。リムの処置で安定したキャロラインはモーガンに知らせることなく自主退院し、母の居場所を探したモーガンは、母がお手伝いさんに次女である自分の存在を教えていない事実を知る。
クレアやパクが勝手に“医師の家系”と思っていたモーガンは、有名な芸術家一家だった。画家のキャロラインだけでなく、兄は彫刻家で姉は作曲家だ。別の道へ進んだモーガンと、母との間には大きな溝がある。芸術がすべての母の愛情は兄と姉へ注がれたのだ。大人になってもそれは変わらず、病気について知らせたのは兄と姉だけで、医師であるモーガンは蚊帳の外だった。
母と娘
食事の支度中に発作を起こしたキャロラインは指を切り落とし、手術の助手に入ったショーンは発作の原因は脳出血かもしれないと指摘する。脳出血が原因なら損傷組織の除去だけで、絵を描く機能は損なわれない。しかし、母をよく知るモーガンは「絵を描くことに満足する母は、根治のための手術を拒む」と言い、反対する。
クレアに「不満でも、お母さんはそういう人なんだよ」と諭されたモーガンは、ショーンのアイディアを試すことにする。けいれんの原因を特定するため、発作を誘発する検査に付き添うモーガンは母と向き合った。創造力がない娘でもちゃんと愛してると言いながらも、キャロラインは芸術の資質を持たないモーガンを認めない。そんな独善的な母に、モーガンは母を酷評した記事を読んで聞かせ、発作を誘発した。
新たな治療法
検査の結果、けいれんの原因は血管腫だと特定される。母に疎んじられてもモーガンは諦めず、グラスマンが開発に協力した脳を切除せず血管腫を狙い撃ちする治療法を見つける。しかし、グラスマンは「現役じゃないし、現役でも断る」と引き受けず、感情的になったモーガンはグラスマンを批判してしまう。
モーガンを部屋から追い出したものの、思い直したグラスマンはキャロラインに新しい治療法を提案する。成功すれば生きながらえて絵も続けられると説明されたキャロラインは新たな治療法に期待するが、モーガンが提案したと知ったとたん「リスクが大きい」と断った。
パクに「競争心の塊に見える」と指摘されたモーガンは、兄と張り合うことをやめ、母が信頼する兄から治療法を説明してもらう。兄の説得で治療を受け入れたキャロラインは、脳腫瘍の手術以来、初めて外科の現場に戻ったグラスマンの処置を受けた。回復に向かうキャロラインは「命の恩人よ」とモーガンに感謝しながらも、芸術以外認めない態度は前のままだった。
残りの時間の過ごし方
余命半年と宣告されているオリバーは辛い化学療法をやめ、残された時間と老後の蓄えを自分のために使い、人生を謳歌し始める。チャーター機でスカイダイビングを体験し、フェラーリを購入し、コスタリカで暮らすと決める。
自分の“夢”をかなえることしか考えていないオリバーに愛想をつかした妻は「残された時間をもう一緒に過ごしたくない」と告げる。妻に去られても“今の生活”に満足しているオリバーは、帯状疱疹になったことで腫瘍がほぼ消えたと判明する。欲望のまま過ごしていたオリバーは困惑し、自宅へ帰ることができずにいた。
おちゃのま感想
今回はモーガンが主役ということで、ショーンのパレードの件はあらすじからはぶきました(;^ω^)
モーガンが“あのモーガン”になった原因は、お母さんだったんですね~。キャロラインに悪意はないのかもしれないけど、物心ついたときからずーっとあんな調子で、兄や姉と比較されながら育ったんでしょうね。芸術の才能を受け継がず、母に疎んじられて育ったモーガンが、母と同じ関節リウマチになっちゃうなんて。悲しいなぁ。
ところで、今シーズンの第1話で、モーガンがお見舞いしてた祖父はパパの方の家系なのかな。全く話に出なかったパパはどうしてるんだろう?
モーガンの兄アリエルは、『ダウントンアビー』のブランソン役アレン・リーチさんでした。また登場してほしい~。