Episode21 Shockwave: Part2
【ざっくりあらすじ】シーズン最終話
オーティズが爆弾を仕込んだのはルナの墓に供えられた花瓶だと判明した。幸い死傷者はなく、重犯課はオーティズが狙っているリゼスと妹を保護し、オーティズの情報があると話していたウィルクスと取引することに決めた。
元同房者の情報
ホッブス検事は、情報に価値があれば残りの刑期を6年から3年に短縮するという条件をウィルクスに提示した。弁護士同伴で取引に臨むウィルクスは強気な態度だったが、ホッブスは「6年か3年」と譲らず、結局ウィルクスは3年で取引に応じた。
ウィルクスの話から、オーティズは「ユーリーを殺したのはリゼスだ」と話していたことがわかった。オーティズはユーリーの母親から「リゼスと別れたのになぜ殺した」という手紙を受け取っており、リゼスも凶器に触れることができたことから、リゼスが犯人だと確信したのだ。そして、オーティズはリゼスだけでなくロス市警に対しても復讐を計画していることが判明した。
真犯人の自白
ユーリーの検視報告を確認したモラレスは、犯人は女性の可能性が高いと報告した。
当時、オーティズは無罪を主張していたが、不利な証拠とユーリーが16か所も刺されていたことから弁護士に「警察が持つ証拠で終身刑だ」と言われ、「過失致死で懲役11年」の取引に応じたのだ。検視報告書が完成したのはオーティズが司法取引した後で、オーティズは誤った仮定に基づき有罪にされていた。
ウィルクスがオーティズから聞いた話では、リゼスも凶器の保管場所を知っているはずだ。重犯課は「オーティズを捜すためユーリーの事件を調べ直している」と説明し、オーティズが凶器を保管していた場所をリゼスに尋ねた。オーティズがまだ大量の爆弾を持っていると聞き怯えたリゼスは、オーティズが海兵隊から盗んだ物を保管していた倉庫の場所を教えた。リゼスは自分では気づかぬうちに、ユーリー殺害の凶器を手にすることができたと認めたのだった。
冤罪の報復
ロス市警は万全の体制でオーティズの倉庫へ向かったが、すでにオーティズは引き上げたあとだった。倉庫に爆弾はなく、壁には「俺は無実だった」とメッセージがあり、その隣にはルナの葬儀に駆け付けた重犯課のメンバーとリゼスの写真が貼られていた。
倉庫のゴミ箱に捨てられていた携帯ケースの数と、ルナ殺害時にラジオ爆弾を警察に押収させようとしていたことから、重犯課は「オーティズの標的はロス市警の証拠品保管庫」と特定した。
シャロンは全部署の証拠品保管庫から署員の退避を指示し、タオとバズが携帯ケースにつけられたロット番号を電話番号に置き換え、爆破を妨害する作業を急いだ。そして、着信した電話番号からオーティズがロス市警の向かいに建つ市庁舎のタワーにいると突き止めた。
妨害作業が完了すると、プロベンザに促されたシャロンはオーティズへ電話をかけ投降を求めた。シャロンは電話をスピーカーにし、リゼス逮捕の様子をオーティズに聞かせた。しかし、オーティズはリゼスの逮捕では満足せず「別の形で報復する」と宣言した。警察の動きを予想していたオーティズは、リゼスへの復讐に使うスマホを別に購入し、リゼスのスーツケースに仕込んでいたのだ。ルナの家へ置かれていたスーツケースは重犯課がリゼスに届け、現在リゼスの手元にあった。
スマホを握り起爆しようとしているオーティズにフリンが近づいた。倒れたことで内勤をしているフリンはオーティズに顔を知られておらず、独断で市庁舎へ向かったのだ。しかし、丸腰のオーティズをフリンは撃つことができず、オーティズは爆弾を起爆させてしまった。
激しい爆破を見たフリンは、必死にシャロンや仲間に呼びかけた。携帯の向こうから無事を知らせるプロベンザの声がし、フリンはオーティズを逮捕したと報告した。
新副本部長
爆破の片づけで忙しい中、副本部長の人事が発表された。
フリッツに連れられシャロンが副本部長室へ入ると、そこには副本部長のバッジをつけたメイソンがいた。シャロンはメイソンを祝福し、フリッツも警備部に残れることを喜んだ。
副本部長になったメイソンは、シャロンを警視に任命した。諦めていたポストに就くことになったシャロンは驚きを隠せない。メイソンは「重犯課をよりよく変えよう」とシャロンに話した。
ラスティの想い
ガスがナパでの仕事を断ったことで、ラスティはガスが抱える不満を知った。
ガスの勤める店のオーナーのエイデンと会ったラスティは「妹のことで借りがあるガスは、自分の幸せを捨てても君に逆らえない」と指摘されてしまった。エイデンの下心を察したラスティは反論するが、ガスがナパでのチャンスをあきらめたのは自分に合わせてくれたからだ。
ラスティは、ガスにナパの仕事を受けるべきだと勧めた。「遠距離を試そう」と前向きなラスティの提案をガスは驚きと喜びで受け入れた。仕事へ向かうガスを、ラスティは「さよなら」と見送った。
おちゃのま感想 ★★★★
シーズン5最終話でした。
犯人の標的を特定し被害を最小限にとどめたシャロン(と重犯課)が評価されてよかったです。テロ説を押してたデイビスはその後どうなったんでしょうね~。副本部長選にも敗れ、フリッツが元のポジションに戻るので本部長補佐でもなくなるだろうし・・・もう登場ないですかね?
さて。
シーズン5は転機のシーズンだった印象です。
テイラーを失い、その後の人事をめぐる争いの中、一度は見送られた警視に昇格したシャロン。メイソンの考える「より良い重犯課」がシャロンが望むものと同じだとよいな。
しかし、警部補が3人もいる重犯課なので、他部署とのバランスとか経費とか・・・幹部になったシャロンが厳しい選択に迫られないかと心配もあります。なにしろ、平均年齢も高いと思うし…(´・ω・`)
ラスティも記者から検事へ進路を変えましたね~。描かれない部分ではありますが、ラスティはシャロンや支えてくれた人たちへの恩返しを努力で返している気がします。そんなラスティだからこそ、ガスもラスティを優先していたのかな・・・なんて、想像してみたり…。ラスティは覚悟を決めてガスを送り出したっぽいですが、この遠距離の時期を乗り越えてほしいです。
ノーラン刑事が重犯課にやってきて、父と叔父を殺した犯人を逮捕したバズは、その家族を支え始め、シャロンとフリンは婚約して、フリオに息子ができました。いろいろありましたね~。
シーズン6は今のところ13話の構成ということで、ファイナルの可能性もありだな~と思っているのですが、どうでしょうか。まだまだ続いてほしいけれど、終わるなら良い形で終わって欲しい。
その前に、今シーズン名前をわざわざ出したストローとの決着をどこかで描いてほしいと願ってますが、ストロー役のビリー・バークさん次第ですよね。出演してほしいなぁ~。
『Major Crimes』ファンのみなさま
つたない感想を読んでくださりありがとうございました。
新体制になる(と思う)シーズン6もよろしくお願いします。シャロンとフリンの結婚式も見たいですよね!( ◠‿◠ )