Episode4 Desperate Times
【ざっくりあらすじ】
アムステルダムに移動したヴィラネルとコンスタンティンは個人的な暗殺を請け負い、活動を始める。一方、イヴの勝手な判断で、せっかく捕らえたコンスタンティンに逃げられたキャロリンは厳しい立場に立たされた。
アムステルダム
アムステルダムでコンスタンティンが請負った暗殺は、浮気夫を殺すというものだった。依頼内容に不満を抱きながらも、ヴィラネルは派手な演出で人前で堂々と殺人を犯す。
新顔の“ゴースト”に夢中だというイヴに自分の仕事をアピールしたいヴィラネルは、今回の仕事を彷彿とさせる絵葉書に「私のことを忘れないでね!」とメッセージを書き、イヴ宛にハガキを送る。そのハガキを受け取ったのはキャロリンだった。
キャロリンは現地にジェスを送り、イヴにはゴーストの捜査に集中するよう命じる。現場が見える娼館に隠れ、イヴが捜査に来るのを待ちわびていたヴィラネルはショックを受け、ドラッグに手を出した。クラブのトイレで女性を襲うヴィラネルを止めたコンスタンティンは、ヴィラネルを抱え、ホテルに連れ帰った。
ピールの息子
コンスタンティンに逃げられたせいで、上司のヘレンに『マンダレイ作戦』の中止を指示されたキャロリンは「作戦は予定通りに進んでいる」と嘘をつき、チームを存続させた。
キャロリンの情報で、ピールの名づけ子のマクヴェイが先週心臓発作で死んでいると知ったイヴは、ピールの関係者を調べた。ピール周辺では多くの人が亡くなっており、イヴはゴーストの仕事はかなり前から始まっていたと確信した。これまで捜査されなかった理由は、全員事故に見せかけ殺されていたからだ。
『ファラデー社』を訪ねたイヴとジェスは、ピールの息子アーロンに、会社の売却について質問するが、「余計なお世話」と答えたアーロンは弁護士を同席させた。人が死んでいると聞いても協力を拒否するアーロンに、イヴは苛立った。「もし売却で不正な点があると分かれば」と脅しをかけたイヴに、アーロンは「英米政府が束になっても情報力では我が社に負ける」と反発した。
ゴーストの正体
ピールの秘書が殺された。今回の手口も殺人には見えず、鼻の下に塗る脱色クリームに吸入麻酔薬を混ぜ、急死を装っている。ゴーストがこだわる苦痛なく殺す手口や、標的に合わせ急死を偽装できることから、イヴは『医療関係の仕事に就く女性、35歳以上の非白人、ここ数年で何かトラブルがある』と、ゴーストをプロファイルした。イヴの推理と被害者たちと接した清掃係と照合した結果、ひとりの女性がヒットした。
ゴーストは予想通り普通の女性だった。学校に子供を送ったゴーストに声をかけたイヴは「子供の前で撃たれたくなければ一緒に来て」と言い、あっさりゴーストを逮捕した。
ニコの願い
コンスタンティンとヴィラネルの件で失敗したイヴはゴーストの捜査に集中し、またしてもニコのことを失念する。突然警護がついたニコはイヴに落胆した。イヴはMI6の職員だから念のため警護がついただけとごまかすが、またヴィラネルの件かと疑うニコは以前のイヴに戻ってほしいと訴えた。
おちゃのま感想
イヴの集中力と捜査能力を示すエピソード・・・だったかな?イヴに手柄を立てさせないと、キャロリンがわざわざイヴをMI6に引き入れたことが嘘っぽくなってしまいますもんね~。
ゴーストが捕まったので、今後はゴーストの雇い主に迫る展開になると思うのだけど、どういうふうにヴィラネルの元雇い主の組織に繋がるのかな?いちばんの謎は、ピールの名前をイヴに残したナディアが何を伝えたかったのかということです。ゴースト逮捕から国の情報に関わる問題に発展し、意外な黒幕の存在が明かされ、ヴィラネルたちの元雇い主に繋がる・・・という流れを想像したのですが、このドラマは良い意味で予想を裏切ってくれるので、おそらく驚きの事実が出てくるんだろうと期待しています。
逃げたものの、ヴィラネルとコンスタンティンはいまの生活をずーっと続けるわけにはいきませんよね~。特にヴィラネルは仕事も生活も楽しめないんじゃ、暴走しそうです。