Episode2 I’ll Deal with Him Later
【ざっくりあらすじ】
MI6で“正体不明”の女性暗殺者の捜査を却下されたキャロリンは予算を確保し、非公式のチームを作っていた。チームをイヴに任せたキャロリンは、ネットでの調査と追跡を得意とするケニーを紹介した。「2人雇って」とキャロリンに言われたイヴはMI5の上司ビルとアシスタントのエレナに声をかけた。
捜査の道筋
イヴの誘いに応じ非公式な捜査チームに加わったものの、MI5時代上司だったビルは憶測でチームを率いるイヴに反発した。“女性暗殺者”の雇い主を追うべきだと主張したビルとの会話で、イヴは『実行犯の女性暗殺者から黒幕に迫る』という捜査の道筋を得た。
『ウィーンでケドリンを殺した男が防犯カメラに映っていた』という情報はMI5のフランクのウソだと判明した。暗殺者の“女性”は若くて聡明で、鍛えていて、複数の言語を操り、殺しのプロだ。女性暗殺者の素性を推理したイヴは「暗殺者になる前も殺しをやっているはず」と確信した。イヴは、「病院や刑務所に入った経験があり、サイコパス傾向がある16~45歳の女性を洗い出して」とケニーに指示した。
ヴィラネルとコンスタンティン
「自殺に見せかけろ」というコンスタンティンの指示に従わず、カーシャだけでなく警官と看護師まで惨殺したヴィラネルは組織の心理査定を受けることになった。次の任務の準備を始めていたヴィラネルは不満気だが、コンスタンティンは「査定が済むまで次の標的に近づくな」とクギを刺した。
ヴィラネルを査定したジェロームは「問題ない」と判断したが、同席していたコンスタンティンは納得していない。「まだアンナを忘れられないのか」という質問とともに、コンスタンティンが持ち出した絵を見たヴィラネルは「問題あり」と判断された。納得できないヴィラネルは暗殺の指示が書いてあるポストカードをコンスタンティンから盗み、任務を強行した。コンスタンティンが「警備が厳重」と話していたパーティーにスタッフとして潜り込んだヴィラネルは、“香水”に仕込んだ自作の毒で標的を暗殺した。
任務を終え、帰宅したヴィラネルをコンスタンティンが待っていた。指示に従わなかったヴィラネルとコンスタンティンが口論しているところに、同じアパートメントに住むセバスチャンが訪ねてきた。ヴィラネルは任務前にセバスチャンとデートをしていたのだ。ヴィラネルのために食事を買ってきたというセバスチャンをさりげなく追い返したコンスタンティンは「あいつを始末しろ」と命じるが、ヴィラネルのバッグから“香水”の瓶を持ち出したセバスチャンは廊下で死んでしまった。デートの際、ヴィラネルは「香水を作っている」とセバスチャンに話し、その香水に興味を持ったセバスチャンは毒をかいでしまったのだ。
ふたりの接点
イヴは、ケニーが集めた『カーシャが殺された日、出勤していた看護師の写真』の中にトイレですれ違った女性看護師がいないと知った。
『トイレの女性が暗殺者かもしれない』とイヴが気付いた頃、ヴィラネルも自分を追う女性捜査官の存在をコンスタンティンから教えられていた。捜査官の名が“イヴ・ポラストリ”だと知ったヴィラネルはネットで調べるが、イヴの情報は見つからない。“ポラストリ”で検索したヴィラネルは、ブリッジ講師ニコ・ポラストリの写真の中に“トイレで会った女性”を発見した。
おちゃのま感想
始動しましたね~。
ヨーロッパ各地で暗躍してるヴィラネルをイヴたちはどうやって追跡するのかな。せちがらいけど、金銭的なことが気になります。イヴたちの給料って、どのくらいなんだろ~。
もともと“謎の女性暗殺者”を調べていたイヴにとって、キャロリンの誘いはまたとないチャンスだったと思うのだけど、ビルやエレナまで巻き込んで大丈夫でしょうか。この人たち、訓練を受けた捜査官じゃないんですよね?
さて。イヴたちもヴィラネルを雇っている黒幕に注目してましたが、それって“謎の女性暗殺者”の捜査を認めなかったMI6に繋がっているんでしょうか。先々の展開が楽しみです。