Episode12 whoami
【ざっくりあらすじ】
激しい揺れとともに意識が戻ったエリオットは周囲の異変に気づく。爆発したはずの発電所は存在せず、荒廃していたワシントン・タウンシップの街並みは美しく穏やかだ。さらに、20年前に閉店した亡くなった父の店『ミスター・ロボット』は営業中だった。
別の世界
『ミスター・ロボット』の店へ入ったエリオットは、父が生きていると知った。“怪物”だった父との対面を避けたエリオットは、店から出てきた父を尾行する。父が向かった先はかつて家族で暮らしていた実家だった。
動揺しているエリオットは通りがかった少女にダーリーンの居場所を質問するが、少女はダーリーンを知らなかった。“エリオット”を知っている少女の話から、この世界にはダーリーンが存在しないとわかる。
混乱状態のエリオットは母に見つかる。おそるおそる自宅へ入ったエリオットは、この世界のエリオットの完璧な人生を知る。冷たかった母は優しく、両親はエリオットを愛しており、父の虐待を逃れるため飛び降りた窓は存在しない。さらにアンジェラは恋人で、明日結婚するのだ。
思い描いた幸せ
望んでいた悲しみや苦しみのない世界を勝ち取ったのか確かめるため、エリオットはアンジェラに会いに行く。しかし、アンジェラは部屋におらず、エリオットを出迎えたのはプライスとアンジェラの母エミリーだった。戸惑いながらも、この世界のアンジェラの両親であるふたりに調子を合わせるエリオットは、アンジェラが作った写真のコラージュに目を止める。幸せそうなアンジェラとエリットの写真の数々は、エリオットが夢見た人生だった。
プライスは花嫁の父らしい冗談を言い、エミリーは幼馴染のふたりが結ばれることを喜んでいる。エミリーの携帯にこの世界のエリオットから電話がかかり、その声を聴いたエリオットはこの世界に別の自分が存在すると知る。エリオットが愕然とする中、激しい揺れが起きた。
もうひとりのエリオット
アンジェラの部屋を出たエリオットは、この世界のエリオットを探るため部屋へ戻る。同じ部屋に住んでいても、この世界のエリオットの人生は完璧だった。しかし、“誰にでも隠したい秘密はある”と知っているエリオットは、PCを調べ、厳重に隠されたファイルを発見する。そのファイルにあるフードをかぶった男の絵は自分そのもので、ダーリーンらしき女性やf・ソサエティのメンバーもいる。
エリオットは帰宅したこの世界のエリオットと対峙した。自分とうりふたつの男がPCの隠しファイルの絵の男だと気づいたこの世界のエリオットは、ファイルは自分が作った物語だと説明する。この世界のエリオットが退屈しのぎに空想した“刺激的な人生”は、エリオットの人生そのものだった。
立ち去ろうとしたエリオットの腕をこの世界のエリオットがつかんだことで、再び激しい揺れが起き、この世界のエリオットは倒れた拍子に頭を打ち付けた。動揺したエリオットは、彼の携帯に着信したアンジェラの電話に出てしまう。この世界のアンジェラはエリオットを愛し、明日ふたりは結婚する。もう二度とアンジェラを失いたくないエリオットは、助けを求めるこの世界のエリオットに襲い掛かった。
おちゃのま感想
どうなるの~(>_<)
これまで見てきたエリオットの物語は、幸せエリオットの空想だったという展開で、次が最終話。まさか、夢落ちってことはないよねぇ…。
こうなると、エリオットの脳内会議的なシーンだったミスターロボット、少年エリオット、母の会話が気になります。もうひとり別人格が存在するような内容だったけど、それはこの幸せエリオットのことなの?
この第12話と13話は一緒に見るべきなんだと思うので、感想は次回まとめてということで…。