Episode6 Better to Marry Than Burn
【ざっくりあらすじ】
ジョカスタの結婚式に出席するためリバーランに到着したジェイミーは、ジェレマイアを正式なリバーランの当主にする証書の作成に立ち会う。立会人のフォーブスはジョカスタの結婚相手であるイネスの意向を気にするが、ジェレマイアが成人するまでジョカスタが管理することにイネスも同意している。
トライオンの思惑
マータフとジョカスタの関係を知るジェイミーは叔母の結婚を祝福できず、クレアは「マータフがいないのは彼の選択の結果」と慰める。
大勢の客人たちの中で、ひときわ女性たちの視線を集めるグレイとともにトライオン総督に挨拶したジェイミーは、世直し団に恩赦を与えた判断を称えるが、トライオンはすでに次の手を打っていた。
トライオンが提案した『集会を禁じる法』は過去に暴動を起こした者も対象になると知ったジェイミーは愕然とする。ニューヨーク総督の話が持ち上がっているトライオンは早急に世直し団の件を終わらせたいと考えているのだ。
賭けの代償
一度だけ会ったことのある“厄介な”ワイリーにしつこく言い寄られたクレアは、ワイリーが密輸業を再開したボネットと繋がっていると知る。探りを入れるためクレアがふるまったウイスキーに気をよくしたワイリーは、厩舎にクレアを誘う。自慢の馬を披露したワイリーはクレアに迫り、クレアの悲鳴で駆け付けたジェイミーはワイリーにナイフを突きつける。クレアに止められたジェイミーは「今度妻に近づいたら殺す」と告げ、ワイリーを解放した。
ワイリーがボネットと繋がっていると教えられたジェイミーは“別の方法”を考え、賭博にワイリーを誘う。賭博好きなワイリーはジェイミーの挑発に乗るが、賭け物にクレアが大切だと教えたフランクとの“結婚指輪”を要求する。大切な指輪を賭けたと知ったクレアはショックを受ける。憤るクレアはフランクだけでなくジェイミーとの結婚指輪も突きつけた。
賭けで勝ったジェイミーはワイリー自慢の名馬を手に入れ、ボネットとの口利きを約束させた。指輪が戻っても怒りが収まらないクレアとジェイミーは、激しく愛し合うことで互いを許した。
ジョカスタの悲しみ
夜になり、自室に引き上げたジョカスタをマータフが訪ねた。総督が泊まる屋敷にマータフが姿を現した理由は、明日の結婚前にジョカスタに想いを伝えるためだ。「待っててくれ」と真摯に頼むマータフに、ジョカスタはアメリカヘ渡った経緯を語った。
カローデンの敗戦で、ジョカスタは大切な娘たちを亡くしていた。戦いに負けた夜、一刻も早くカローデンの地を離れようとする夫に従ったジョカスタは逃亡の途中で末娘のモーナを亡くし、一緒に逃げられなかった別の娘たちも亡くしていた。モーナの死は、夫が隠し持っていたフランス国王の刻印が刻まれた金塊が原因だった。ジャコバイトだと見破ったイギリス兵を殺した夫に急き立てられたジョカスタは、撃たれたモーナを置き去りにするしかなかった。忌まわしい金塊で手に入れたアメリカの屋敷で30年も暮らしたジョカスタは、余生は穏やかな人と過ごしたいと望んでいるのだ。
「信念のために闘う人は二度と愛さないと誓った」というジョカスタの悲しい決断を知ったマータフは「世界が変わっても俺の愛は変わらない」と告げ、受け取ってもらえなかった贈り物を残し立ち去った。
大尉、ロジャー
リッジにバッタの大群が迫り、不安に怯える住人たちは案が浮かばないロジャーに落胆する。「ジェイミーがいれば」と気弱になるロジャーをブリアナは励まし、ロジャーは、昔、父が読んでくれた『アメリカ西部にバッタが襲来した物語』を思い出す。
物語の中で、バッタの群れを追い払ったものは煙だった。ロジャーはこの時代で手に入るもので煙を作り、ブリアナは煙で畑を覆う方法を思いつく。ロジャーとブリアナの指揮の下、力を合わせたリッジの住人たちは大切な畑を守り抜いた。半信半疑でロジャーに従った住人たちは、奇抜なアイデアで窮地を救ったロジャーを称えた。
迫る危機
ジョカスタとイネスの結婚式が終わり、ジェイミーが再び世直し団と戦う立場に立たされる一方で、ボネットに「君の息子がリバーランの主になった」との知らせがもたらされていた。
おちゃのま感想
やはり世直し団の件は終わりではありませんでした。ボネットのこともあるし、ジェイミーはそれどころではないと思うんだけど、大丈夫かな。
今回はジョカスタの過去が描かれました。ジョカスタもカローデンの戦いで人生が変わってしまったんですね。ジョカスタは苦労知らずに見えていたけど、そうじゃなかった。マータフも「待っててくれ」と言うのなら、せめてイネスに求婚されたと打ち明けられた時、素直な気持ちを伝えていれば。アメリカ編になり、マータフおじさんも随分とあか抜けた印象だけど、頑固なところは変わってません。
そして、頑張ったロジャー!リッジのみなさんとの絆もできたように思えます。