ハンドメイズ・テイル/侍女の物語 2 第13話「言葉」【あらすじ感想】

The Handmaid’s Tale

Episode13 The Word

【ざっくりあらすじ】シーズン最終話
イーデンの荷物を整理していたジューンは禁じられている聖書を見つけた。愛と信仰を貫き処刑されたイーデンの聖書には、神とギレアドの教えの矛盾に葛藤する15歳の少女の苦しみが刻まれていた。

親のつとめ

イーデンとアイザックを差し出したのはイーデンの父親だった。アイザックと駆け落ちしたイーデンは実家を頼るしかなく、父は娘を守らなかったのだ。通報したのが父親だと知ったジューンは激しい怒りを覚えた。「自分の娘ならどうする?」と詰め寄ったジューンをフレッドは殴り、ジューンは暴力に屈せず殴り返した。

司令官に殴られたジューンに氷を届けたリタは、殴り返した勇気を称え、様子を見に来たニックに「あなたの恋人はタフね」と声をかけた。もうリタに隠す必要もなくなり、ジューンはニックをニコールの部屋へ連れて行った。初めてわが子を腕に抱いたニックにジューンは「愛してる」とささやいた。

セリーナの反乱

ジューンはイーデンの聖書をセリーナに託した。「ここでどうやって娘を守るの?」と問われたセリーナは「神の言葉を理解し、従う子にする」と答えるが、「文字を読めないのに?」という事実に反論できない。ギレアドの子として育つ以上、女の子のニコールが教育を受けることはないのだ。

イーデンの聖書に刻まれた思いとジューンの的を射た指摘は、娘を持つ母になったセリーナを動かした。『性別は関係なく子供たちに生きがいのある人生を与えたい』というセリーナの意見に、同じく娘を持つナオミも賛成し、ほかの司令官の妻たちもセリーナを支持した。

セリーナは妻たちとともに法の修正をギレアド議会に求めた。司令官たちの前に立ったセリーナは『男の子も女の子も聖書を読むべき』と、堂々と提議した。凛とした態度でセリーナの後ろに控えていた妻たちは、セリーナがイーデンの遺した聖書を持ち出すと顔色を変えた。困惑した妻たちは訴えの輪から外れ、セリーナのささやかな反乱は終わった。

ただならぬ様子で帰宅したセリーナを見たジューンは、セリーナの身に何かが起こったと察した。「頑張ったのよ」と、か細い声でジューンに話したセリーナの小指は切り落とされていた。娘の将来を思うセリーナの願いはフレッドには通じず、フレッドは本を手にしたセリーナにギレアドが定めた罰を下したのだ。

エミリーの儀式

ローレンス司令官夫妻との初めての儀式の日を迎えたエミリーは、密かにナイフを手に入れた。しかし、ローレンスは儀式を拒否し、エミリーを部屋へ追い返した。翌日、エミリーを訪ねたリディアは、意外にも昨夜の儀式を祝福した。ローレンスはウソの報告をリディアにしたのだ。

返事もせず聞いているだけのエミリーに、リディアは同性愛者を嫌悪する言葉を投げつけた。エミリーは背を向けたリディアにナイフを突き刺し、抱えた怒りと憎しみを爆発させた。エミリーの暴挙に気付いたローレンス家の女中コーラはエミリーを部屋へ閉じ込めた。夜になり、やっと姿を見せたローレンスはエミリーにお別れを言いたいと訴える妻のエレノアを部屋へ戻らせ、説明もなしにエミリーを車に乗せ出発した。

ジューンの選択

まだ15歳だったイーデンの死を悔いているリタは、密かにジューンとニコールを逃がす手配を進めていた。「逃がしてあげる」と唐突にジューンに告げたリタは、準備を急がせた。慌ただしく送り出すリタを抱きしめたジューンは、すべて承知している表情のニックと視線を交わすだけの別れをした。ジューンの逃亡に気付いたセリーナは娘の幸せな将来を願い、ジューンにニコールを託した。

ジューンの逃亡に気づいたフレッドをニックが止め、ジューンはリタの手配した女中たちの連携で怪しまれることなく迎えが来るという場所に到着した。身を潜めて迎えを待っているジューンの前に現れた車からエミリーが降りてきた。リディアを襲ったエミリーをローレンスは逃亡させることにしたのだ。

迎えの車に乗ったエミリーにホリーを手渡したジューンは「ニコールよ」と赤ちゃんの名前を教え、車のドアを閉めた。迎えを待つ間、ホリーにハンナのことを教えていたジューンは、もうひとりの娘を置いて逃げることはできないと思い直したのだ。

おちゃのま感想 ★★★★

逃げないんだもん(涙)

わたしの個人的な希望…ですが、次シーズンでは外からギレアドと闘うジューンが見たかったです。そのほうが世界観も広がるし、予想できない展開にすることもできたと思うんですよ。

ギレアドに残ったジューンの目的はハンナを取り戻すことですよね。でも、3度目の逃亡で、しかも赤ちゃんを逃がしてしまったジューンは処刑されるはずです。再びフレッドの権力で・・・という流れになるのかな。フレッドは『大物司令官の自分なら規則は変えられる』と豪語してましたもんね。

ジューンがギレアドに残ったことで、エミリーが無事脱出できるのか心配です。ルークやモイラの脱出劇を思うと、あっさり脱出できるとは思えません。リディアは死んだでしょうかね?助かっていたとしたら、さらに恐ろしいおばに変身しそうです。拷問を受けたセリーナに変化はあるでしょうか。

原作めも

原作では『地下女性鉄道』という救助活動をしている組織の存在が明かされてます。これまで出てきた『メーデー』とは違い、純粋に救助のみ行っている組織とのこと。リタが頼った女中のグループはこの組織なのかな?(想像)

ローレンス司令官宅の女中のコーラという名前は、原作ではオブフレッドが赴任した司令官宅でリタとともに働く女中の名前です。

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