Episode1〜6
この記事は主人公マルコムを中心に、簡単にあらすじをまとめたものです。各話で描かれる1話完結の事件は省略したものとなりますので、ご了承下さい。
第1話「処刑人の流儀」It’s All in the Execution
第2話「悪魔祓いの死」Speak of the Devil
第3話「名門校の闇」Alma Mater
第4話「クレアモントの殺人」Take Your Father to Work Day
第5話「人形たちの館」Bad Manners
第6話「理想の世界」Head Case
父マーティンの指示に従いエンディコットの死体を処理したマルコムは、新たな苦しみを抱えるようになった。一方、刑務所内の新型コロナウイルス対策に協力した褒美としてクレアモント精神科病院へ戻ったマーティンは、脱獄を考えるようになる。
ジェシカの疑念
エンディコットを殺した記憶がないエインズリーは、マルコムの「僕が殺した」という嘘を信じたが、信条に背き殺人を隠蔽したマルコムの苦悩は深かった。死体処理を指南したマーティンは「お前は妹を救った」と慰める一方で、苦しんでいるのは罪悪感がないどころか、あの夜のことが快感だったからだと煽り、マルコムは自分の中にある父に似た一面に目を向けるようになる。
エンディコットの死体が遠く離れたエストニアで見つかったニュースに安堵していたジェシカは、家宝の絨毯を勝手に捨てたマルコムとエインズリーに探りをいれる。マルコムたちはワインをこぼしたからと説明するが、ジェシカはエンディコットが消えた日に絨毯が処分されたことが偶然とは思えなかった。
疑念を募らせるジェシカは徹底的に部屋を調べ、ついに証拠を見つける。何があったの?と問い詰められたマルコムは「家族を守るため僕が殺した」と嘘をつくが、ジェシカは納得しない。「僕を信じて」と必死なマルコムを見たジェシカは、エインズリーが殺したと悟ってしまう。嘘を突き通せないマルコムは、何一つ覚えてないエインズリーには言わないでと念押ししたが、当のエインズリーは記憶を取り戻しつつあった。
エインズリーの記憶
感情的になりエンディコットの屋敷に単独で乗り込んだことを部下のダニに心配されたギルは「感情に流され判断を誤った」と認める。偶然、その会話を立ち聞きしたジェシカは自分は災いを招く人間だと悟り、一方的にギルと距離を置く。
ジェシカが子供たちのことを相談できる相手は、父親であるマーティンだけだった。エインズリーの親として協力したジェシカとマーティンは、エインズリーに真実を伝えるべきだと考え、マルコムを呼び出す。「あの子が自分で真実を突き止めるほうが怖い」と怯えるジェシカをサポートするように、マーティンは少しだけ脚色した真実を教えるべきと説明する。
いったんは両親の考えに反対したマルコムだが思い直し、自分の口からエインズリーに真実を伝えることにする。「お前がエンディコットを殺した」と教えるマルコムの声を茫然自失の様子で聞いていたエインズリーは、また記憶がないと打ち明ける。「お兄ちゃんしか頼れないの」と言うエインズリーが着ている服は血に染まっていた。
差別の問題
ギルが入院している間、課長代行を務めるJTは、仲間であるはずの警官オマリーに犯人扱いされ、あからさまな人種差別に苦しむことになる。JTは事を荒立てずに済ませようとしたものの、嫌がらせはその後も続いた。JTを心配する仲間たちは苦情の申し入れを勧めるが、正式に苦情を申し入れたら、オマリーだけでなく被害者側のJTも20日間の停職処分になるのだ。
オマリーとJT、両者を交えた話し合いの席で、オマリーは言いがかりだと主張し、間に立つ担当者も「正式に苦情を申したてる権利はあるが辛い目に合うぞ」とJTに警告する。申立はしないと決めたJTは「あんたの憎しみは毒だ」と、安堵した様子のオマリーに告げる。JTが申立をやめた理由は、自分の人生や家族を守るためだった。
おちゃのま感想
キャンセルされたと知ったうえでの視聴なので、いまひとつ気持ちが盛り上がらず、記事にしようかどうしようかと思い悩みましたが、マルコム中心の物語を簡単にまとめることにしました。物足りなく感じられる方もいらっしゃると思いますが、ご了承くださいませ。
記事にはしなかったけど、1話完結の殺人事件はシーズン1同様、異様で興味深く面白いっ!どうして打切りなの?と残念な気持ちが沸々してくる前半のエピソードでした。
さて、その前半6話までは、前シーズンのクライマックス、エンディコットを殺したエインズリーの問題をメインに描かれました。どうやってあの状況を切り抜けるんだろうと気になってましたが、シリアルキラーの父マーティン指導の下、マルコムが遺体を処理したんですね〜。しかも、エインズリーは記憶なし。
死体に慣れてるとはいえ、自分の手で処理したことは衝撃的な経験のはず。もしや自分にも殺人鬼の素質があるのではと思い悩んでも仕方ないですよね。マーティンの考えはまったく分かりませんが、マルコムが自分の世界に足を踏み入れることが嬉しくてたまらないみたい・・・。ジェシカとしては、マーティンと縁が切れないことが悔しいでしょうね〜。
わたしが思う前半の見どころは、じわじわと何かが覚醒するかのようなエインズリーの危うさでした。マルコムも鬼気迫るものがあったけど、エインズリーの狂気を感じさせる雰囲気はよかったです。
ところで、第3話でマルコムの寄宿学校時代が描かれた件。トム・ペイン本人が10代のマルコムを演じてて、もうビックリ。寄宿学校に入ると父マーティンに知らせてたシーンは、もしかして15歳くらい?回想シーンだからOKって判断だったのかな?そうだとしても違和感ありすぎでした〜(涙)
あらすじでは触れませんでしたが、マルコムの潜在意識が夢のような形で描かれてた(第6話)で、ダニは恋人でしたね〜。ということは、マルコムはダニを意識してるってことですよね?もともと良い雰囲気のふたりなので、も少し踏み込んだ関係になってくれるといいなと、ちょっと期待しております。明るい面はイドリサが頑張ってくれてるけど、ほかのみんなにも明るめの話題をお願いしたいです。
ラストまで残り7話、どういう形で終わるのか、いろんな意味でドキドキしています。(;´∀`)