Episode2 Trust Me Knot
【ざっくりあらすじ】
バドの冷蔵庫修理店に立てこもったニックたちは、レナードに従う特殊部隊に取り囲まれ窮地に陥った。一方、ニックを仕留めろと命じたレナードは、ハンクとウーにレイチェル殺害の容疑で逮捕された。
人は 自覚している姿より
包み隠す中に本性がある
窮地からの脱出
レナードの逮捕を知らないニックたちは脱出方法を考えるが、無事に逃げ延びる方法は思いつかない。「迎え撃とう」というニックの決断を聞いたモンローは、思わずロザリーの妊娠を発表した。
レナードを逮捕したハンクとウーは、レナードの命令は無効だと現場の警官に告げていたが、ふたりの指示に従う者はいなかった。警官たちがバドの店に踏み込むと、仲間を守るためニックは抵抗せずに投降した。しかし、ニックの棒を警官が取り上げると、突然衝撃が起き、警官たちは意識を失ってしまった。
倒れた警官の制服を着たニックが偽情報を流し、包囲していた警官たちを排除した。バドの店から脱出したニックたちはロフトの地下トンネルへ避難し、モンローとロザリーはスパイスショップへ戻った。
ニックの変化
イヴとトラブルは、棒を包んでいた布を調べるためスパイスショップへ向かった。“死の把捉”を体験したイヴは、棒の力を見極めないと命取りになると感じていた。
イヴに忠告されたニックは棒を持つ意味を説明できず、しぶしぶ箱に保管した。しかし、バドとふたりになると欲求を抑えることができず、魅せられたように棒を手にとった。心配するバドの声もニックには聞こえない。葛藤した様子のニックは誘惑を振り払うように棒を手放し、その場を後にした。
ダイアナの能力
スパイスショップに戻ったモンローとロザリーは、ダイアナとケリーを預かった。アダリンドは、レイチェル殺害の容疑者になったレナードに弁護士として呼ばれたのだ。ダイアナが魔力でレイチェルを殺したことを知るアダリンドは、レナードの呼び出しを断れなかった。
ロザリーは、母親のアダリンドが“大丈夫”と判断したダイアナを喜んで預かったが、ダイアナは無邪気に魔力で遊び、モンローとロザリーを困らせた。棒の布を調べるためスパイスショップへやってきたイヴたちと会ったダイアナは“ケリーのパパの友達”に挨拶し、イヴの変化に気が付いた。
ボロボロの布を慎重に調べる様子に興味を持ったダイアナは、誰にも見えない布に描かれている模様を読み取った。「小さな絵と変な文字が見える」と話すダイアナが紙に描いたその絵は、記号だらけで意味のわからないものだった。
レナードとの取引
レナードの容疑はレイチェル殺害だとハンクたちから知らされたニックは、自分の容疑を取り下げさせる方法を思いついた。
ニックはアダリンドに協力を求め、レナードに取引を持ち掛けた。レナードは、レイチェル殺害時のアリバイをアダリンドが偽証すれば、ニックの全容疑を取り下げ復職させると約束した。アダリンドは、誓いを破った者を窒息死させる“信頼の結び目”という魔術を使い、ふたりの契約を破れないものにした。
レナードの大陪審が予定より早く始まり、証言するアダリンドも出廷した。しかし、判事はレナードの起訴を棄却し、検事も異議を唱えなかった。アダリンドの証言は必要なくなり、アダリンドの偽証が条件だった“信頼の結び目”は意味のないものになった。
狡猾なレナードはヴェッセンの署員の協力で携帯を手に入れ、同じくヴェッセンの判事に「何とかしろ」と連絡を入れていたのだ。そして、起訴する側の検事もヴェッセンだった。思惑通り“信頼の結び目”の契約を欺き自由の身になったレナードは、「ニックを捜せ」と部下に命じた。
逃亡を続けることになったニックは、「帰りたくない」と言うアダリンドをなだめレナードのもとへ帰した。ハンクとウーはレナードに辞表の提出を要求され、トラブルはHWに召集された。
おちゃのま感想 ★★★★
ニックは棒に憑かれてましたね~。
完全に依存状態になってるみたいで、暗い気持ちにさせられました。なんだか、魂を吸い取られてるみたいだった・・・。
同じようなアイテムの“三枚のコイン”の時は大丈夫だったことを思うと、グリムに作用する何かがあるのでしょうか。
引き続き逃亡中のニックは、レナードに反撃できるのかな。トラブルもいなくなっちゃったし。カギはダイアナなのかな~?
良い面が見えない展開ではありますが、ダイアナの魔術に戸惑いつつも面倒を見るモンローに和みました~。
家族のもとへ帰ったバドはここでお別れかな?この先、ニックたちがバドを頼ることはなさそうですものね。