グッド・ドクター～名医の条件～2 第4話「愛するがゆえに･･･」【あらすじ感想】

The Good Doctor

Episode4　Tough Titmouse

【ざっくりあらすじ】
娘マディの幻覚を見ているグラスマンは眠ることを拒み、マディとの会話を続けた。幸せな思い出に浸ろうとするグラスマンに、幻覚のマディは「他の話もしなきゃ」と話題を変える。

言えなかった言葉

グラスマンがマディの幻覚を見ていると気づいたショーンは、グラスマンの「少しだけ秘密にしてくれ」という希望を聞き入れ、30分だけ待った。ショーンの報告を受けたデュレイ医師は「薬を飲まないなら注射で眠らせる」と迫るが、グラスマンは薬を飲むふりをしてごまかした。命の危険を冒してまで話を続けようとするグラスマンに、幻覚のマディは自分の死について話し合おうとする。

マディが死んだ日、グラスマンは約束を破りハイになったマディに腹を立て、家から閉め出したのだ。ジェシカの家へ行ったと思っていたグラスマンは娘を捜さず、そのままマディは自殺したのだった。

大声で幻覚のマディとやりあうグラスマンの声は、看護師に届いた。薬で眠らされるグラスマンは、幼かった頃のようにもう一度愛してほしかったと言い、どうか許してくれと涙を流した。私も愛してたと微笑むマディを見たグラスマンは、安心したように眠りに落ちた。

深い眠りから覚めたグラスマンのそばにマディはいなかった。グラスマンを見守っているのはショーンだった。

娘の意思と親の決断

クレアとモーガンは、フリーソロクライミング中に落下し頸椎を骨折したキティを担当した。今後クライミングができなくなると知り、「山で死ねばよかった」と嘆くキティに、モーガンはリスクのある手術を提案した。リスクがあるうえ、再び危険なフリーソロをするための手術に両親は反対した。成人したキティの決断に口出しができない両親は、心神喪失の認定を娘に受けさせ、手術の決定権を奪った。

奔放な母がいるクレアは、娘を心配する両親に賛成だった。しかし、私情をはさんでいるというモーガンの指摘で、自分自身の後悔から安全な治療を勧めたことに気が付いた。キティの「二度と会わない」という伝言を両親に伝えたクレアは、望まない手術を受けさせれば永遠にキティを失うかもと話してみるが、両親は「生きていれば、いずれ分かるはず」と決断を変えなかった。

メレンデスの患者

柵を超えようとして杭が刺さった少年マックの母親は、今日中に帰れると知らされ、落胆の表情を浮かべた。脆弱X症候群のマックには行動異常や多動性があり、ひとりでマックを育てている母親は疲弊していた。

いったん帰ったマック親子が再びERへやってきた。ケガをしたのは母親だ。母親は自分の不注意だと説明するが、マックが原因なのは明らかだった。母親を心配するパクがマックを施設へ入れるべきだと勧める一方で、メレンデスは「今後もなんとかなる」とおざなりな言葉しかかけない。

メレンデスがマック親子の生活に口出ししない理由は、施設に預けた妹と重なるためだった。患者への助言に私情をはさんでしまうことに悩むクレアと話したメレンデスは、手遅れになる前に救いの手を差し伸べるべきだというパクの意見に従った。

マックを手放す辛さが理解できるメレンデスの「愛ゆえの決断」という言葉は母親の背中を押した。母親に諭されるマックを見ているショーンは、「頑張るっきゃない」と飾らない言葉で支えてくれた里親のシビルを思い出した。

友情の修復法

ショーンと大ゲンカしたリアは、部屋を探し始めた。ショーンは、逮捕されたケニーの部屋が空いていると勧めてみるが、リアはショーンの近くに住むつもりはない。

人生最大の勝負のつもりで帰ったハーシーでの計画がダメになったと言うリアに、ショーンは何があったのか質問するが、ショーンがそのことを知りたいわけではないとリアは知っている。「正直に」と促されたショーンは「君が悲しいのは気になる」と本心を話した。

ショーンの嘘をつけない正直さを思い出したリアに、ショーンは「君の好きな部屋を僕ら用に借りた」と知らせた。リアのタブレットを見たショーンは、リアが予算オーバーで諦めた部屋をふたりのために借りたのだ。

おちゃのま感想