Episode9 Star-Crossed
【ざっくりあらすじ】
逆三角形の印が刻まれた木材に磔にされた遺体が見つかった。何かの儀式を行った痕跡が残されており、逆三角形の印は紀元前495年に起源をもつ”水”を表すものだった。記録的な日照りが続き、犯人はオカルト的な雨ごいの儀式をしたと考えられた。
その血は食べてはならず
水のように 地に注がねばならない
フルクレイの儀式
同じ手口で殺された遺体が見つかった。被害者は約2週間前に殺されており、木材には紀元前に起源をもつ”地と空気と水”の三位一体を表す印が刻まれていた。
ニックたちから事件を聞いたモンローとロザリーは、”フルクレイ”という雄牛型ヴェッセンが古代に行っていた雨乞いの儀式だと教えた。しかし、この儀式を続けた家は子供までグリムに皆殺しにされ、500年ほど前に途絶えているはずだ。
焼け残ったグリム辞典からわかったことは、フルクレイの印は7つあり、儀式には”7つの生贄”が必要ということだった。
木材の購入者
ニックたちは磔に使われた木材を調べ、マーク・ホロウェイがコロンビア材木店から購入したものだと突き止めた。材木店のファーゴは自分の名前は伏せてくれと頼み、マークの住所をニックたちに教えた。
ニックとハンクに「購入した木材を見せてほしい」と言われたマークは「盗まれた」と話した。磔にされた遺体の写真を見せられたマークはヴェッセンに変身し、グリムのニックに襲い掛かった。刑事を襲ったマークはその場で逮捕された。
マークは事件とのかかわりを否定し、ニックを襲ったのは「グリムだから」と説明した。届けられた木材を施錠してない納屋に放置してもらっていたマークは、いつ盗まれたかも把握しておらず、盗難届も出していなかった。
不利な状況のマークは「心当たりがある」と言い、数週間前ヴェッセンの文化を復活させる組織の代表が来たと話した。興味のないマークは男が置いて行ったチラシを捨てていたが、そのチラシに4本線の印があったことを覚えていた。
北斗七星が導く場所
グリム辞典に書かれていた儀式の”プラウ”の意味がわからなかったニックに、元ヘクセンビーストのアダリンドは「プラウはおおぐま座(北斗七星)の意味」で、フルクレイの信仰は星に基づいていると教えた。
新たな被害者が見つかり、拘留中だったマークは釈放された。3人目の被害者が出たことでニックたちは、犠牲者が置かれた場所と北斗七星の図を重ねてみた。辞典にある”アルカイド”(葬列の先頭)を示すハンティントン墓地を基点にすると、他の犯行場所が判明した。
管轄外の現場を群保安官に調べてもらうと3人の遺体が見つかり、残る地点はハンティントン墓地1か所になった。墓地へ向かうと、フルクレイが磔にした被害者を殺そうとしていた。ニックたちはフルクレイを射殺し、被害者は助かった。フルクレイは材木店のファーゴだった。
迷信で6人も死んだと、茫然とするニックとハンク。日照りは終わり、雨が降ってきた。
鉤爪の集会
モンローが、マーク宅に現れた鉤爪の男の集会に潜入した。
ドナルド・ジョーンズと名乗る集会の主催者は、徴兵するかのように煽り、参加者たちを熱中させていた。
やってきたテロリスト
世界各地でテロ活動が確認されている鉤爪の男がポートランドに現れた。トラブルは「この街が危ない」と、HWへの協力を決めかねているニックに訴えた。
ニックは仲間たちにHWと組むか確認した。モンローたちもハンクもウーも、まずはHWを知ったうえで決めると返事した。
マイズナーたちは鉤爪メンバーを生け捕りにし、ポートランドに来た謎の男の正体を知ろうとした。イヴの激しい拷問に屈した鉤爪メンバーは、男は組織の伝言を運んでいると教えた。ポートランドで伝言を受け取るのはルシアンという人物で、用心深いルシアンの居所は誰も知らないと話した。
おちゃのま感想 ★★★
グリムらしい不気味さ感じる事件でした。
アダリンドがさりげなくニックに貢献してましたね!
これから徐々にチームグリムで活躍するんでしょうか?
ニック・・・アダリンドを見る瞳が優しくなりましたよね~。
いまだにわたしはニック&アダリンドの絵に慣れませんが…(-_-)
今回の見どころはイヴの拷問・・・ですかね~。
めっちゃ恐ろしいんですけど~~~~。
しかし、今のジュリエット(イヴか)って生き生きして見えます。無表情だけど楽しそう・・・。
今回のエピソード・・・日照りの話だったのに曇り空だったのが残念~(*ノωノ)