Episode4 The Company We Keep
【ざっくりあらすじ】
ブラウンズヴィルに到着したとたん銃撃を受けたロジャーは、穏便に済ませるための策を練る。銃撃の理由は、民兵のひとり、アイゼイアと恋に落ちたブラウン家のアリシアが決まっていた結婚を拒み、結婚がもたらす利益を期待していたブラウンの怒りを買ったからだった。
許されぬ恋
隊に追いついたジェイミーは秘蔵のウイスキーを村人にふるまったうえ、離脱者を出したロジャーに落胆する。ウイスキーはロジャーが考えた時間稼ぎの作戦だったが、アリシアの破談で大損したブラウンがアイゼイアを殺そうとしている事情を知っても、ジェイミーはロジャーの作戦を批判する。ジェイミーにとって優先すべきは忠誠を誓った仲間の信頼を裏切らないことなのだ。
ジェイミーは「ブラウンの娘と結婚し、信頼を回復しろ」とアイゼイアに命じるが、アイゼイアにはすでに妻がいた。親同士が決めた相手と結婚したものの、アイゼイアはアリシアを愛してしまったのだ。アイゼイアを見殺しにできないジェイミーは「二度とここに戻るな」とクギを刺したうえで、アイゼイアを逃がした。
村での出来事
出産したばかりというブラウン家のルシンダに赤ちゃんの授乳を頼んだクレアは、やっかいな状況に陥っているアリシアが口にした医師の名前に愕然とする。新聞に載っている『ローリングズ医師の助言』は、クレアがリッジの住人のために書いた“処置法”だ。新聞に載った原因は、民兵募集の広告を印刷屋に持ち込んだファーガスが“ローリングズ医師の助言”のチラシの裏を使ったからだとわかる。一抹の不安を感じるクレアに対し、ジェイミーは「印刷屋が有名な医師だと思ったんだろう」と気にも留めない。
ビルズリーの赤ちゃんは引き取りたいと申し出てくれたルシンダ夫妻に託すことになった。クレアとふたりで赤ちゃんを育てることを考えていたジェイミーは、未熟児で生まれた我が子を失ったルシンダ夫婦は誰よりも赤ちゃんを必要としているというクレアの意見に賛成した。そのうえ、ビルズリーの土地を相続する赤ちゃんはブラウン一族の助けになるはずだ。
自由になったジョサイアは民兵に加わろうとするが、ジェイミーはまだ少年のジョサイアの入隊を認めず、猟師としてリッジの役に立つことを望んだ。ケザイアもジョサイアと同じ感染症だとわかり、クレアは二人を連れてリッジへ戻ることになる。リッジへクレアたちを送り届けるよう命じられたロジャーは「結局、ジェイミーは僕を信じてない」と落胆する。そんなロジャーに、クレアは「最愛の人をあなたに託したわ」と声をかけた。
真実の愛
アイゼイアが逃げたと知ったブラウン一族はいきり立ち、ジェイミーは「手を出せば我が隊への攻撃とみなす」と宣言する。総督との争いを避けたブラウンは民兵に加わり、ジェイミーとブラウンはけん制しあいながらも握手をかわす。
民兵に加わったブラウン一族が宴で盛り上がる中、アイゼイアが去ったことに絶望したアリシアが自殺未遂を図る。クレアがアリシアを介抱しているところに、逃げたはずのアイゼイアが戻ってきた。愛する人を置いていけないと必死なアイゼイアと、アイゼイアの子供を身ごもっているアリシアを引き裂くことはできず、ジェイミーとロジャーは策を講じ、ふたりを逃がした。
ブリアナの悪夢
買い物で訪れた町で、見知らぬ“アイルランド人”の男が息子のジェミーに硬貨を与えたと知ったブリアナは動揺する。ボネットの影に怯えるブリアナは神経質になり、マーサリは何かに思い悩むブリアナを気遣った。
マーサリは自身の“悪夢”をブリアナに聞かせた。ひどい父を持ったマーサリは逮捕された父が死ぬことを望み、その通り父は獄死したのだ。自分が父を殺したと言うマーサリに、ブリアナは「そんなことはない」と慰める。にっこり微笑んだマーサリは「頭の中でいくら考えても現実になったりしない」と、ブリアナを諭した。
おちゃのま感想
今回もちょっと繋ぎのように感じるエピソードでした。
こんなふうに民兵を募る道中を描くということは、歴史に残されていない世直し団との戦いが起こる展開になるのでしょうか。ジェイミーは戦いを防げると信じてるようですが、なんだか不安。
良いニュースは、リッジに戻ることになったクレアとロジャーの件かな。ロジャーには戦いに加わって欲しくないし、ブリアナのそばにいてほしいもの。
ところで、クレアの“ローリングズ医師の助言”はまずいことになるんでしょうか。まさか新聞に載るとは思ってなかったですものね~。またしても魔女狩りなんてことにならないといいのだけど。