Episode5
弁護士同伴で聴取されるローラは、レントンに突き付けられた決定的証拠に困惑する。行ったこともないコンテナで見つかったというアンドリューの血が付着したネックレスは、亡き父から譲られた祖母の形見だった。
新たな疑念
身に覚えのない証拠を突き付けられたローラは「車のキーを仕込んだ誰かの仕業」と主張するが、ローラが犯人だと確信するレントンは殺人罪での起訴を決める。
条件付きで保釈が認められたローラは停職中のハーモンを訪ね、警察が押収した車に近づけた人物を調べてほしいと頼む。この2週間、バッテリーが上がったままの車を運転していないローラは、警察の保管所にある車のナビに誰かが細工したと考えたのだ。ハーモンは法廷で闘うことを勧めるが、アンドリューにレイプされたあと勝てた?と問うローラに反論できない。
ハーモンが密かに調べた車両保管所の記録から、マクスウェルが車に接触していたことが判明した。聴取の席で目を合わせなかったマクスウェルに不信を抱いていたローラは証拠捏造の可能性を疑う。一方、ローラの車のナビから指紋がいっさい出なかったと知ったレントンも疑念を抱き始めていた。
証拠捏造
マクスウェルの相棒だったハーモンは「絶対にありえない」と断言したが、マクスウェルを疑うローラは自滅するかもしれない危険な賭けに出る。
酔ったふりでマクスウェルにからんだローラは携帯を盗み、息子のグレッグから転送された『ローラの自由の価値は?』という件名のメッセージに目をとめる。そのメッセージに添付された診療記録は、グレッグがドラッグの過剰摂取で救急搬送されたときのものだった。
真犯人に脅されたグレッグを守るためマクスウェルが証拠を捏造したと確信したローラは、マクスウェルの携帯を使いグレッグを呼び出す。ローラは「あなたが保身のためお父さんの信念を捨てさせた」と指摘するが、「イカれてる」と一蹴したグレッグは父の携帯を盗んだローラを脅した。
業を煮やしたローラはマクスウェルと対峙する。息子を守るため私をハメたと詰め寄られたマクスウェルは証拠を求め、自分の行いを正当化する。憤るローラは「匿名メールの送り主を投獄すべき」と訴えてみるが、マクスウェルの返事は「悪いがもう引き返せない」だった。
マクスウェルを説得できなかったローラはレントンに連絡を取る。ローラからの着信を無視するレントンは刑務所送りにした元夫アンソニー・ファーの問題で、それどころではなかった。2週間前に仮釈放されたアンソニーは、服役中に復縁した元妻ステファニーを殴り、救急搬送されたステファニーが亡くなったのだ。
謎の男
レントンと連絡が取れず、いら立つローラの部屋にケイティとリアムがやってくる。「アンドリューの謎の協力者の居場所がわかった」と教えられたローラは、その男が自分をハメた黒幕だと確信する。
起訴されたローラを心配するリアムから、アンドリューの車の鍵が仕込まれた件こそがローラが疑われたきっかけだと教えられたケイティは、自殺未遂したルークが搬送された夜、病院の更衣室でそれらしき車の鍵を拾ったことを思い出したのだ。
懇意にしている病院の警備員の協力で、鍵を引き取ったオリーの顔写真を手に入れたケイティたちは、アンドリューの謎の協力者を目撃したカールに写真を見てもらう。写真の男で間違いないと断言したカールの情報で、オリーが泊まっていた“マリーナ・イン”の駐車場で張り込んだケイティたちは、“謎の男”がいまもそこに泊っていると突き止めたのだ。
アンドリューの計画
カールに海に捨てられながらも生還したアンドリューは古いコンテナに身を隠し、ローラへの復讐と同時に完璧に逃亡するシナリオを考えた。
アンドリューは再びオリーに協力を求めるが、逃亡もせずローラに執着するアンドリューに困惑するオリーは拒否した。オリーの協力が不可欠なアンドリューは、8年前オリーが自宅へ連れ込んだ男性をレイプした録画をネタに脅し、オリーはしぶしぶアンドリューのもとへ戻ったのだ。
アンドリューの遺体が発見された街に留まっているオリーは“お母さんのことで会いたい”と言い、ルークを呼び出す。まだアンドリューが失踪中だった頃、ルークは「もし父に会ったら殺してやる」と怒りをカウンセラーに語っていた。
おちゃのま感想
ラスト2話で、マクスウェル親子がからんできましたよ~。唐突で意味深な登場だったグレッグがこんなふうにアンドリューの事件にからんでくるとは。さらに、マクスウェルが息子可愛さで、ローラをハメるとは。レイプ犯のアンドリューを逮捕できず、相棒ハーモンまで被害者になったというのに・・・。最終話でマクスウェルが正義を見せてくれるといいのだけど。
ローラの部屋に仕込まれたアンドリューの車のキーについては、やはりアンドリューがオリーを使って仕込んだってことのようですね。こうなると、オリーがダントツで怪しい。ルークも父への恨みを語ってたけど、殺せるとは思えません。
マクスウェル親子に証拠捏造させることもアンドリューの計画だったと思いますが、こんなに綿密な筋書きを考えながら、自分が殺されるとは思いもしなかったんでしょうか。策士策に溺れる…だったのかな。