Episod8 Twelve Days of Krampus
【ざっくりあらすじ】
不良少年デレクが廃車の中から発見された。周囲にはデレクがひったくりで手に入れたクリスマスプレゼントが散乱していた。病院へ運ばれたデレクは、友人のクインがサンタに連れ去られたと話した。クインはバドの友人の息子で、やはり不良少年だった。そして、また同じようにひったくりをした少年がサンタに連れ去られたと通報が入った。どちらの現場にも石炭が残されていた。
『おお モミの木よ その枝の なんと力強いことか』
ジキルとハイドの裏サンタ 『クランプス』
ニックは、以前モンローがサンタもヴェッセンだと言っていた話を思い出した。モンローは事件現場に石炭が残されていたか確認し、犯人はヴェッセンと言えるかどうかもわからない種族の『クランプス』だと話した。
クランプスはいわゆる「裏サンタ」で、クリスマス前に現れ、素行の悪い子どもを誘拐し、高い木につるしたうえで冬至の前夜食べると言われている。言い伝えでは、冬至を迎えたとたんクランプスは忽然と姿を消すとされていた。
冬至の前夜は今日だ。真夜中前にクランプスを見つけないと、子供たちは食べられてしまうことになる。
ポートランドで最も高い場所にある一番高い木をニックたちが調べていると、クインの件でバドがやってきた。バドが「一番高い木なら”カウンシル・クレスト”?」と指摘し、全員で現地へ向かった。
高い木の上にいくつもの子どもたちを入れた籠が吊るされている。 ハンクたちに子供たちの救助を任せ、ニックは超人的な聴力を使いクランプスを見つけた。格闘し取り押さえられたクランプスは、真夜中の時刻を過ぎた途端、普通の人間の姿に戻ってしまった。
逮捕されたクランプスだった男は、クランプスの間の記憶がなかった。いつもこのクリスマス時期になると急に気を失い、決まって22日に目覚めるという。意識が戻るとサンタの恰好で森の中にいて、原因不明の血がついてたりすると話す男。男は必死に無実を訴え、「ヴェッセンだろ?」と聞かれても何の事か全くわからない。
モンローの推理では、クランプスの男は無意識に3週間だけ期間限定でヴォーガするヴェッセンなのだろうという。ニックとハンクは男を逮捕することもできず、危険すぎて釈放もできず困り果てていた。ニックは、男をヴェッセン評議会へ委ねることにした。
モンロー&ロザリー 初めてのクリスマス
モンローは初めてのロザリーとのクリスマスを盛大に祝おうと計画を立てていた。
モンローはジュリエットに協力を頼み、ロザリーが留守の間に部屋中クリスマスの飾り付けをした。
帰宅したロザリーを迎えたモンロー。豪華なクリスマス装飾を見たロザリーは、どこか浮かない表情だ。ロザリーは、子供のころ大好きだったおじ夫婦をクリスマスに亡くしていた。それ以来クリスマスが好きでなくなったと聞いたモンローは、ロザリーが寝ている間に飾り付けを片付けた。
初めてのクリスマスを台無しにしたと後悔するロザリーは、ジュリエットに相談した。ジュリエットは、ニックもクリスマスに思い入れのない人だったけど、徐々にふたりのクリスマスが出来上がったと話し、ロザリーとモンローもふたりのクリスマスを作ればいいとアドバイスした。
今度は、モンローがいない間にロザリーがクリスマスの装飾をしモンローを驚かせた。モンローのクリスマスの飾りは42箱もあり、ロザリーは疲れてソファーで居眠りをしていた。そしてテーブルには、自分のクリスマスの思い出「葉巻とビール」も準備していた。
反王家勢力に認められたレナード
レナードは、やっと目的の会議に参加することができた。
会議は王家の反抗勢力の集まりで、レナードを仲間と認めるかどうか話し合われている。半分ヴェッセン半分王家の血が流れるレナードに反感を持つメンバーもいる。レナードは自分はヴェッセンにも詳しいしグリムを動かせると主張し、仲間と認められることになった。
あの『クランプス』のおじさんは、ヴェッセン評議会に託されたけどその後どうなったのか・・・。ヴェッセン評議会がどんなことを行ってるのか、そういうエピソードも見てみたいです。
さて。(わたしの中での)今回の主役は、モンロー&ロザリーでした(^◇^)
ふたりの初クリスマス。両者の極端な違いが描かれ、その溝をお互いに埋めようと努力していました。ロザリーも言っていたけど、夢中にクリスマスを語るモンローは超キュートっ。
レナードは、反王家のメンバーに認められる為にニックのことを駒のように言ってました。本心なのか?口先だけのことなのか?