Episode22 Blond Ambition
【ざっくりあらすじ】シーズン最終話
モンロー&ロザリーの結婚式前日。頑なに古い慣習にこだわっていたモンローの父バートが、心からふたりの結婚を祝う祝辞を述べ、モンローを感動させた。ジュリエットも「ケアザイタ(人間)界の住人」代表として、ふたりのおかげで奇妙でステキな体験をさせてもらってるわと感謝の言葉を添えている。ニックのヴェッセン対策用サングラスの効果も完璧だった。
『戻りなさい 乙女よこの家では おぞましいことが起こる』
アダリンドの策略
魔術を使いジュリエットの姿になったアダリンドは、満足げな笑みを浮かべレナードの部屋へ向かった。レナードはまったく気づかず、ジュリエットの突然の訪問に驚いている。ジュリエット姿のアダリンドは、レナードにキスをし「まだ好きなの」と言い帰って行った。
次にアダリンドはジュリエットに電話をかけ、レナードのあなた(ジュリエット)への執着が戻ったかもしれないと警告した。ジュリエットはアダリンドの予想通り怒って電話を切った。
ジュリエットに迫られたと思っているレナードは、紳士らしくジュリエットに「もう会いに来ないでくれ」と断りの電話を入れた。なんのことかわからないジュリエットは、「会いに行ったのは去年だし、それも呪いの影響だった」とレナードにきつく言った。昨夜の事を聞かれたジュリエットは、怒りが抑えらず一方的に電話を切ってしまった。
アダリンドは再度ジュリエットに電話し、しらじらしい嘘で、巧妙にジュリエットが自宅を留守にすること、その間ニックは自宅にいるらしいということを聞き出した。
ニックを誘惑するアダリンド
結婚式の着替えにニックが帰宅すると、ジュリエットがセクシーな姿で出迎えた。まだ時間はあるとニックを誘惑するジュリエットは、姿を変えたアダリンドだった。
ニックはアダリンドとベッドに入っても、それがジュリエットではないと全く気づかず疑うこともない。ニックがシャワーを浴びている間に家を出ていこうとしたアダリンドは、階下にいたトラブルと鉢合わせた。
ジュリエットにいつもと違う何かを感じたトラブルは尾行し、タクシーに乗ったジュリエットが別の女性に変わっているのを目撃した。
結婚式のために美容室へ行っていたジュリエットが帰宅した。 ジュリエットは床に自分の下着を発見し、乱れたベッドを見て、ニックが誰かとベッドにいたと察知した。不審感いっぱいで、ニックを問い詰めるジュリエット。しかしニックは相手がジュリエットだと信じているので、ふたりの会話はかみ合わず、ジュリエットはますますイライラを募らせた。
ニックが自分と全く同じ姿をした誰かと寝たと知ったジュリエットは、アダリンドから不審な電話がかかっていたことを思い出した。ふたりはアダリンドが魔術を使ったとやっと気づき、顔色を変えた。
アダリンドの策略を知ったレナード
レナードからアダリンドを捜すよう指示されていたウーが、アダリンドの母所有の貸倉庫を見つけ出した。貸倉庫を見たレナードは、アダリンドがニックに魔術を仕掛けたと知った。アダリンドが作った液体を瓶に移し、ニック宅へ急ぐレナード。しかしニックはモンローたちの結婚式に出席するため、すでに出かけて留守だった。
レナードは、留守番していたトラブルに「ニックに早くこの液体を飲ませないと相当悪い事が起きる」と言い、式場のメモをもらい家を飛び出した。そこにレナードの命を狙っていたヴィクトルの手先FBIのスチュワードが現れ、レナードは撃たれてしまった。
スチュワードは目撃したトラブルも殺そうとフントイェガーに変身した。トラブルは部屋に持ち込んでいたナタでスチュワードの首を跳ね飛ばした。
トラブルは警察へ連絡を入れ、自分は薬を届けるためモンローたちの結婚式場へ急いだ。
通報を受けたウーたち警察は、ニック宅で撃たれたレナードを救急車へ乗せ、室内ではFBI捜査官の異様な死体を発見した。室内を見て回っていたウーは、トラブルがベッドに置いたままにしていた”グリム辞典”に気づいた。その本には、自分が見たような恐ろしい姿の魔物たちが描かれていて、ウーは悪夢を思い出してしまった。
思わぬトラブルがやってきた結婚式
モンロー&ロザリーの結婚式は順調で、感動してヴォーガしてしまう参列者もいた。
二人が夫婦であると宣言され誓いのキスを終えた時、顔に血をつけたトラブルが大慌てで入ってきた。ニックに急いで薬瓶を渡そうとするトラブル。しかしヴォーガしていた参列者たちにグリムだと気づかれ、式場は大混乱になってしまった。
トラブルの手を離れた薬瓶は粉々になり、ニックに薬を飲ませることはできなかった。
モンロー&ロザリーは別室へトラブルやニックたちを連れて入り、会場ではふたりの両親が参列者たちを落ち着かせようとしていた。ニックはグリムだとバレたことを不思議に思っている。異変を察知したモンローは、ブルットバッドに変身しニックに顔を近づけた。ニックの瞳を覗き込んだモンローは、ニックはもうグリムじゃないとつぶやいた。
アダリンドがニックへかけた呪いは、グリムの力を奪う術だったのだ。
ニックに薬を飲ますことができなかったトラブルは、焦った口調で事情を話し始めた。レナードがフントイェガーに撃たれたこと、アダリンドが何かしたとレナードが言っていたこと、ニックに薬を飲ませないと大変なことになることを。
突然グリムでなくなったニックは、茫然自失の状態で言葉も出ない様子だ。
期待していたモンローとロザリーの結婚式はすごく素敵な森の中で行われ、もっとこのシーンを見てたかったです。
式へ出席していたヴェッセンたちも、アイスビーバーのバドやアーノルド、オブリンガーまでいて番組ファンを喜ばせる演出。アーノルドが、前回登場した時よりはるかにカッコよくなってました!グリムに協力した彼に変化があったのか。描かれないトコで彼に何かあったのか。サイドストーリーも観てみたいです。
さて。本題。
またまた今回もニックに災難が降りかかったところで終わりましたよ。これはもうお決まりパターンなのですね。 前回シーズン2では、ゾンビにされて拉致されてしまったし・・・。そのゾンビ化以降、さらに強力なグリムになったと思っていたのに、アダリンドが化けたジュリエットだとは気づかなかったニック。ニックが悪いわけではないけれど、ジュリエットも複雑です。モンローたちの式の前に、ニックとの関係を終わらせるような発言までしてました。
グリムでなくなったニックをどうやってグリムに戻すのか、はたまたニックはこのままでいることを望むのか、早く続きが見たいです。
グリムでなくなったニックは、ヴェッセンを見るチカラだけでなく、恐ろしく強い腕力も失ったんでしょうか。ジュリエット的には普通に戻ったニックの方が良いに決まってるだろうから、ニックの選択は難しくなりそう。
子供がいると信じてヴィクトルのもとへ向かったアダリンドも、騙されたと気づくのも時間の問題。その時、アダリンドは誰に怒りを向けるのかな。ヴィクトルなのか、レナードなのか、ニックなのか・・・。
撃たれたレナードやら、グリム辞典を見てしまったウーやら、いろいろとまき散らして終わってくれました。気になる~。
どうでもいいことなんだけど。
わたしはジュリエットはベジタリアンだと思っていたのですが、「ベーコン好き」という事で違ってたみたい。モンローを自宅に招いた際、ビーガン料理を作ったのはモンローのためにわざわざ作ったって事だったんですね。手のかかる料理も作れる料理好きなジュリエットという事だったのかぁ・・・。獣医さんだし納得してたんだけどな。