Episode1~5
この記事は第1〜5話までをまとめたものです。
医療面での詳細ははぶいておりますので、ご了承下さい。
第1話 最前線 Part 1(Frontline, Part 1)
第2話 最前線 Part 2(Frontline, Part 2)
第3話 候補者たち(Newbies)
第4話 違うからこそ(Not the Same)
第5話 初めての患者(Fault)
新型コロナウイルスの猛威は聖ボナベントゥラ病院にも襲いかかり、手探り状態で押し寄せる患者の治療にあたったショーンたちはベテラン看護師のペトリンガを亡くした。やがて新型コロナウイルスは制御可能になり、大勢の犠牲者を出しながらも未曾有の非常事態を乗り切った病院には新人研修医がやってくる。
新人研修医
シニアレジデントになったショーンたちは、最終候補に残った6人と接しながら、採用の4人を推薦することになった。リムは「とことん正直な報告をするように」と念押ししたが、ショーンたちは上司であるリムやアンドリュースの意向を優先したうえで4人を決める。
リムが「うまく勧誘するように」と指示した傲慢で礼儀知らずなフーパーを不本意ながら4人の中に残したものの、納得できないクレアは土壇場で反対する。自分の意見をはっきり言うクレアに満足げなリムは、理事会の手前フーパーを候補に入れたと打ち明ける。新人の評価を任せることで、リムやアンドリュースはシニアレジデントになったショーンたちを試していたのだ。
ショーンたちの“プロ意識”に落胆したひとりが辞退し、フーパーを外したことで、新人研修医は、18歳で超正統派ユダヤ教のコミュニティを脱退し医学を志したゲイのアッシャー・ウォルク、優秀な成績ながら自信不足のオリヴィア・ジャクソン、在学中に考案したアプリで管理できる固定具の特許料で学生ローンの大半を返済したという野心家ジョーダン・アレン、自由人のエンリケ・ゲリンの4人に決まる。
初めての指導
後輩を指導する立場になったショーンにとっての問題は、やはりコミュニケーションだった。正反対の性格のオリヴィアとジョーダンを受け持ったショーンは「指導は仕事の妨げだ」と嘆きながらも、知識はあるのに患者の前で失敗するオリヴィアの指導法に悩む。
アンドリュースの指示通り、オリヴィアに配慮したショーンは、ジョーダンに不満を抱かせる。新人二人に対処しながら、難しい処置が必要な患者を診るショーンは余裕を失くす。そんな中、オリヴィアに配慮を感謝されたショーンは「叔父さんの指示だ」と返事する。公にしていなかったが、オリヴィアはアンドリュースの姪だった。現場でミスばかりのオリヴィアの経歴に疑問を持ったショーンはオリヴィアを検索し、アンドリュースとの関係を知ったのだ。
アンドリュースに信頼されてないと感じたオリヴィアはショックを受け、ジョーダンに「ちゃんと私を見て、支えて下さい」と不満をぶちまけられたショーンはグラスマンのもとへ向かう。「私も君から学び続けてる」とグラスマンに励まされたショーンは自分なりの方法を考え、「君を信じてる」という言葉と共にオリビアには良かった点のリスト、「ちゃんと見ている」という言葉と共にジョーダンには悪かった点のリストを渡した。
患者の死
いよいよ新人研修医たちが患者を担当することになり、アッシャーとオリヴィアを指導するショーンは気が気ではない。落ち着かない様子のショーンを見たリムは「二人を信じて」と助言し、ショーンはリムの言葉をそのまま受け止める。
診断に不安を感じているアッシャーは「再検査は?」と質問するが、アッシャーの不安が分からないショーンは「必要ない」と返事し、結果、大動脈瘤が破裂した患者は手遅れになる。ショーンは動脈瘤を見逃したアッシャーを責め、自分なら見逃さなかったと言い放つ。見かねたリムは「あなたのミスでもある」と指摘し、再検査が必要かと新人が尋ねたら必ずしなさいと叱責する。
ショーンは、人の気持ちを読めず、要望も伝えられない自分のせいで患者を救えなかったと思い悩む。「みんなのように失敗する日もある」とショーンを諭したグラスマンは、心を休めて、また明日、出直すんだと励ました。
落胆した様子で1人で座っているアッシャーを見かけたショーンは帰宅するよう勧めるが、初めての患者と“絆”を築いていたアッシャーのショックは大きかった。「1人で居たくない」と言うアッシャーに、ショーンは何も言わず寄り添った。
新たな関係
新型コロナウイルスの感染が広がる中、医療現場で治療にあたっていたショーンは、恋人として付き合い始めたばかりのリアを遠ざけた。愛する人と会えない辛さを経験したショーンは「一緒に住もう」と提案するが、リアにとって恋人と暮らすことは大きな決断だ。同居はもっと信頼関係を築いてからと断ったものの、ショーンを好きになったのは“特別”だからだと思い出したリアは、ショーンの部屋へ戻った。
パンデミック中、ショーンの部屋に居候していたパクは、内科に移ったモーガンのルームメイトになった。やり直すつもりだったパクと妻のミアは、互いの間にあるのは息子ケランへの愛だけだと気づき、正式に離婚を決めたのだ。ミアへの未練で前へ進めないパクの思いを見抜いたモーガンは、自分らしく毒のある方法でパクを立ち直らせた。
パンデミックだけでなく、メレンデスの死を共に乗り越えたリムとクレアはプライベートの時間を共にするようになり、リムはクレアの内面の強さを知った。
おちゃのま感想
シーズン4は、パンデミック下での闘いから始まりました。2話でその話は終わり、第3話からは感染が収束した未来が舞台になりました。未来を舞台にするのなら、現在も終わりが見えない新型コロナウイルスの物語は必要なかったようにも感じますが、想像できなかった苦難を経たことで、それぞれのキャラに変化があるのだと思います。そうでないと、わざわざ取り上げた意味がないですもんね。
新人研修医の4人を加え、先輩の立場になったショーンの新たな問題は、やはりコミュニケーション。人の感情を読めず、自分の要望も伝えられないと思い悩むショーンは、この壁も乗り越えてゆくのだと思います。周囲の理解が大前提という部分に困難なものを感じますが、どんなふうに描かれるのか注目してます。
シーズン1で病院を去ったジャレッドに転職先を紹介したモーガンは、今回は住むところのないパクを気にかけてました。辛辣&毒舌で弱さを見せないモーガンですが、誰より繊細な人なのかもしれません。ルームメイトになったモーガンとパクですが、まさかロマンスの展開が・・・なんてないですよね〜(;^_^A
余談ですが、第5話にゲスト出演した、脳の手術で直近の記憶を失った患者の夫は『Major Crimes 〜重大犯罪課~』のレイダー警部の息子リッキー役ライアン・ケネディ(Ryan Kennedy)で、患者の恋人はシーズン5から重犯課に加わったノーラン刑事役ダニエル・ディトマソ(Daniel di Tomasso)でした。懐かしい顔を見つけて、重犯課ファンのわたしはちょい浮かれてます。
ところで、重要なキャラだったのに唐突に姿を消したジェシカが第1話に出演してたのですが、驚くほど小さな登場でびっくり。感動を呼ぶエピソードが多いドラマだけど、どうもキャラの扱いがぞんざいに感じてしまう。その辺のこともあり、少し気持ちが離れてしまったので、今シーズンから数話ずつまとめてのあらすじにすることにしました。ショーンを始めとするメインキャラたちについての物語を追うことになるので、医療面の詳細ははぶくことになります。ご了承くださいませ。(_ _)