Episode16〜20
この記事は第16〜20話までをまとめたものです。
医療面での詳細ははぶいておりますので、ご了承下さい。
第16話 独りじゃない(Dr. Ted)
第17話 失意の中で(Letting Go)
第18話 許せる日まで(Forgive or Forget)
第19話 グアテマラにて(Venga)
第20話 ベンガ バモス!(Vamos)
激痛を訴えたリアを診察した担当医は円靭帯痛と診断するが、安心できないショーンは検査リストを作成する。グラスマンが「不安がって怖がるより今を楽しむべきだ」とショーンを諭す中、“ショーンなら”と考えたクレアの入念な検査で、リアはすぐに手術が必要な状態だと判明する。
ショーンとリア
早産を回避するよう手術プランを考えたショーンはリアの手術を仕切ろうとするが、リムもグラスマンもショーンが手術チームに加わることを認めない。これまで感情が乏しいと言われ続けてきたショーンは感情的なせいで手術を外されたことに納得できず、そんなショーンを見たモーガンは「仲間を信じて」と声をかける。
リムやクレアの執刀でリアの手術は成功したが、血栓が見つかったリアは処置が必要になる。処置前と後に赤ちゃんの状態を調べたクレアは、残酷な検査結果をショーンに知らせる。「本当に間違いならいいんだけど」と気遣いながら結果を示されたショーンは、すでに赤ちゃんは生きることができないと知っていた。
赤ちゃんを失った悲しみに向き合うこともなくショーンは仕事を続け、得意なはずの診断でミスしてしまう。グラスマンに喪失感に向き合うよう諭されたショーンは無駄に傷つくだけだと言い、助言に耳を貸さない。一方、ショーンのように普段の生活に戻ろうとしても無理だったリアは「この悲しみは避けて通れないと思う」とショーンに気持ちを明かしてみるが、ショーンは診断ミスした患者のことで頭がいっぱいだった。
クレアと父
父マイルスと一緒に過ごす時間を持つようになったものの、クレアは過去の話題を避けていた。話し合いを望む父とようやく向き合ったクレアだが、いまさら自分を捨てた父を許すことはできない。
マイルスが家を出て行った理由は、興奮状態の妻に金を稼ぐしか能のない無価値な人間と罵られたからだった。大学を卒業するまで毎月送っていた小切手をクレアが受け取っていなかったと知ったマイルスは「母さんが盗んだ」と憤るが、クレアにとって問題なのは父が自分を捨てたことだ。「悪いと思ってないからいまだにママを責めるんだよ」と指摘されたマイルスは何も言えなかった。
二度と会わないと父に宣言したクレアの心を溶かしたのは、辛い決断を避けた両親のせいで苦しんだ少女だった。謝る両親を許す少女の姿を見たクレアは、父を許すと決める。マイルスが娘に許されたいと願っているように、クレアにとっても父は必要な存在だった。
グアテマラにて
リムを始めとする外科チームは、10日間の日程で医療支援するグアテマラへ向かう。内科のモーガンやリアも参加し、個人的に休暇を取ったアンドリュースも同行する。
グアテマラで忙しくしていてもリアの心は晴れない。「辛さはショーンと2人で分かち合うべき」とクレアに助言されたリアは「赤ちゃんのことを思い出すたびに悲しい」とショーンに打ち明ける。ショーンの顔を見ることさえ辛いリアは実家に戻ると決めるが、人手も機材も足りない病院で若い母親を支え、危険な状態だった赤ちゃんを救った後ふっきれたような表情を見せる。ずっとショーンといたいと悟ったリアは、ショーンにプロポーズした。
グアテマラでもクレアの患者への接し方は変わらず、親身になろうとする。「患者の事情を無視するなんて嫌だ」と声をあげたクレアに注目した現地のサラビア医師は、優しさを強みしているクレアに特別なものを感じ、リムの承諾を得たうえでクレアに仕事をオファーする。父との関係を修復したばかりのクレアは戸惑うが、リムはここでならあなたの優しさが強みなるかもと背中を押す。新たな道へ踏み出すと決めたクレアは、帰国する仲間たちに別れを告げた。
それぞれのこと
モーガンとの意地の張り合いが仕事に影響していると悟ったパクは一方的に“ただの同僚”に戻ると決め、傷ついたモーガンはパクと距離を置く。しかし、医師不足のグアテマラで、無理して執刀したモーガンは外科医の夢を諦めてなかったと、パクに本音を漏らす。涙を流すモーガンを見たパクもまた、「君を尊敬してる」と本音で慰める。ようやく素直になれたふたりは「愛してる」と、気持ちを伝え合った。
ストレスの多かった巣ごもり生活を乗り越えたグラスマンとデビーは、以前も問題になった銃の件で再び口論になる。何ヶ月もの間、グラスマンとの生活に疑問を感じていたデビーは、グラスマンのもとを去った。一方、個人的にグアテマラツアーに参加したアンドリュースもまた、妻に別れ話を切り出されていた。
おちゃのま感想
唐突にも思えたグアテマラ行きは、クレア卒業のスペシャルエピソードでした。ショーンと同じくらい『グッド・ドクター』にとって重要なキャラだったクレアが去って、本当に寂しいっ。クレア抜きの『グッド・ドクター』なんて想像できませんが、次シーズンへ続きます。
違和感があったリアの妊娠は、ショーンとリアが結婚するための試練だったみたいです。試練なら他にいくらでもあると思うんだけどな。さらに、結婚が破綻したグラスマンとアンドリュースの件は、どう受け止めればいいのやらとモヤっとしております。
パンデミック下での闘いから始まったシーズン4を振り返ると、残念に思う点が多かったかな?1話毎の患者さんの物語は感動的なのですが、ショーンをはじめとする主要キャラの物語がどうにも残念に感じてしまって・・・。特にそう感じたのは、ショーンが新人の指導を拒否した時、シーズン2で登場したハン(ダニエル・デイ・キム)に反発してショーンの解雇を阻止したアンドリュースがからまなかったことです。どうして〜?と、ひとり悶々としてしまいました。
愚痴やらボヤキばかりの感想になってしまい、申し訳ない気持ちになっております。次シーズンを記事にすべきか迷っておりますが、メインイベントはショーンとリアの結婚式でしょうかね?ふたりの結婚への道のりが、山あり谷ありでありませんように(祈)