Episode11 La Serpiente
【ざっくりあらすじ】
ビクター(ストランド)が知っているダムへの道は下水道だった。汚く臭う地下へ降りることをウォーカーは嫌ったが、ビクターを信じるマディソンに迷いはなかった。
再会
ダムへ向かう途中、ビクターはマディソンにダムにダニエルがいることを打ち明けた。ダニエルにゾンビだらけのホテルに置き去りにされたビクターはダニエルのもとへ戻ることに怯えていたが、オフェリアのことが原因と知ったマディソンは笑顔でオフェリアが牧場にいると教えた。
舞い戻ってきたビクターを見たダニエルは銃を向け、あとから続くマディソンを見て戸惑った表情に変わった。ダニエルは火事で生き延びた詳細は語らず、回復したとだけ話した。
マディソンはオフェリアが自分の意思で仲間のもとを離れ、その後ウォーカーに助けられ国境近くの牧場で暮らしていることをダニエルに知らせた。オフェリアの無事を知ったダニエルは安堵し、水が必要だと説明したマディソンたちをダムの施設へ案内した。
交渉と提案
ローラと会ったマディソンは率直に水がなくて困っていると話し、家畜、燃料、銃と交換したいと交渉した。ダムに蓄えられた水を見たマディソンはすんなり取引できると考えていたが、ダムを守るローラは「取引はしない」と断った。
水を狙う人々からローラを守っているダニエルも武器の必要性を訴えてみるが、ローラは水の配給を続ければ住人たちに襲撃されることはないと頑なだった。
娘の居場所がわかってもダムに残るというダニエルの決断を聞いたローラは、マディソンに家族とオフェリアを連れてダムで暮らすことを提案した。しかし、マディソンがこの提案を受け入れることはなかった。
生きるためにしたこと
ダニエルは娘を助けてくれたウォーカーに感謝した。ウォーカーにオフェリアの様子を尋ねたダニエルは、オフェリアが兵士になったと知らされた。衝撃を受けた様子のダニエルに、ウォーカーはオフェリアが敵を信用させ毒殺したことを教えた。「多くの命を救った」と誇らしげなウォーカーの言葉を聞いたダニエルは、自分の知らない娘の現実にうつむくしかなかった。
ビクターに牧場を出ることを勧められたマディソンは、田舎で育った自分には牧場暮らしが合っていると話した。マディソンは家族を守るためにひどいことをし、子供たちも自分に続いたとビクターに話した。「代償は大きい」と後悔するマディソンをビクターは「自分を責めるな」と慰めた。
ビクターの作戦
マディソンを助けるためビクターが何か企んでいると察したダニエルは「見逃してやる」と話しかけ、ビクターの企みを後押しした。
ビクターは水を運搬するトラックを爆発させ、ダムにゾンビを招き入れた。それを合図のように、「水の女王を倒せ」と訴える人々がダムへ押し寄せた。ローラは出発しようとしていたマディソンを引き留め、水と武器の取引に応じた。
ローラはダムに残るダニエルのために最初の取引にはオフェリアを連れてくることを要求した。「連れて来る」と約束したマディソンにダニエルは何も言わずうなずいた。マディソンは取引の証にトラックを手に入れ、ビクターを連れ牧場を目指した。
「牧場から出て行ってもらう」と告げ、ひとりでダムを出て行ったウォーカーを見つけたマディソンは「水を飲む?」と声をかけた。
おちゃのま感想 ★★★
マディソンを中心にビクター、ダニエルと、強い絆を感じるエピソードでした。
初期のころは他人を信じることができない様子だったダニエルは、火事のあとすっかり表情が変わった気がします。相変わらずビクターへの不信感はあるみたいですが、なにか憑き物が落ちたような雰囲気。
水を手に入れ意気揚々のマディソンでしたが、ダム側は心配ですよね~。
ローラが配給制にこだわる以上、今後も水源は狙われますよね~。戦力になるのはダニエルだけみたいな印象なんですが、大丈夫なんでしょうか。