フィアー･ザ･ウォーキング･デッド 3 第2話「新天地」【あらすじ感想】

Episode2 　The New Frontier

【ざっくりあらすじ】
トロイの車に乗ったマディソンとニックは、トロイの父親の牧場に到着した。そこでは逃げてきた人々で共同体を作り、自給自足の生活をしていた。牧場に留まることを嫌うニックに、マディソンは手に入れた銃があることを教えた。

トラビスとの別れ

ヘリで牧場を目指していたジェイクたちは途中で銃撃を受け、トラビスが撃たれてしまった。

首から血を流すトラビスはジェイクが止めるのも聞かずシートベルトを外し、自分の意志でヘリから落ちた。トラビスの傷口を見たアリシアは動けず、落ちてゆくトラビスを止めることができなかった。

ジェイクは徒歩で牧場を目指す決断をした。アリシアはトラビスの生存を信じようとしているが、ジェイクはあの高さから落ちたら無理だと言い、諦めさせた。

トロイの存在に不安を感じているアリシアに、ジェイクは「俺が見張る」と約束した。ふたりが互いの兄弟の話をしていると、見張りをしていたシャーリーンから「もしものときの合図」が聞こえてきた。ジェイクは自分が戻らなかったときに備え、アリシアに牧場までの道を教え、銃を渡した。

シャーリーンはすでにゾンビに襲われていた。暗闇の中ジェイクも襲われ、危機を救ったのはアリシアだった。アリシアはジェイクに渡された銃でゾンビを撃ち殺した。

再会と訃報

牧場を仕切っているのは、ジェイクとトロイの父ジェレマイアだった。ジェレマイアは、マディソンたちのために落ち着ける小屋を用意した。

ジェレマイアは、トロイの目を刺したマディソンを責めることはしなかった。逆にマディソンは、トロイが国境でしていたことを知っているのかと詰問した。ジェレマイアはトロイは国境で燃料の調達をしていたと思っていたが、詳しくはジェイクに聞くと話した。

翌日。意識のないルシアナを抱えたジェイクとアリシアが到着した。マディソンはアリシアを抱きしめ、姿の見えないトラビスのことを尋ねた。アリシアはトラビスがダメだったと知らせ、マディソンはショックを受けた。

その場でルシアナを診た医者は助からないと診断し、トロイは「アレになっては困る」とルシアナに銃を向けた。ニックは「俺がやる」と言いトロイから銃を受け取り、その銃をトロイに向けた。

集まっていた住人たちはそれぞれニックに銃を向け、ジェレマイアがトロイをかばった。落ち着いた様子で話すジェレマイアは、ルシアナに脈があれば牧場に入れると約束し、ニックから銃を取り上げた。

マディソンの決意

約束通りジェレマイアはルシアナを医務室へ運ばせた。もしもに備え手錠で繋がれたが、それはニックも受け入れていた。

トラビスを亡くした事実に苦しむマディソンに、ジェレマイアが声をかけた。マディソンを気遣っているようなジェレマイアは、マディソンが自殺しゾンビになることを懸念していた。ジェレマイアはマディソンが移動中銃を手に入れたことに気づいており、借用のサインを求めるため声をかけたのだった。

マディソンは、ニックとアリシアに「奪ってでもここに住む」と計画を告げた。

ストランド

メキシコのホテルには医者を求める人々が押し掛けた。ストランドは医者だと嘘をつき、殺気立つ人々をホテルで受け入れた。

簡単な医者の真似ごとをしていたストランドは、破水した妊婦を診るよう頼まれた。妊婦の夫は銃で脅し、覚悟を決めたストランドは出産を乗り切った。しかし、エレナはウソがバレる前にホテルから出てくようストランドに求めた。

もうひとり診て欲しい人がいると言われたストランドは、アイリーンの部屋へ案内された。ゾンビになった娘を殺したストランドを刺したアイリーンは、その後食事をとっていなかった。

閉じこもりきりのアイリーンのためにストランドは窓を開けた。新鮮な空気に触れたアイリーンは笑顔になり、娘への結婚祝いに送るはずだった車の鍵を「せめてものわびに」とストランドに贈った。穏やかな表情のアイリーンは、迷うことなくベランダを超えてしまった。

ストランドはアイリーンから譲られた車でホテルを出発した。

おちゃのま感想 ★★★