
Episode4 Not Fade Away
【ざっくりあらすじ】
トラビスたちが暮らす街は軍の管理下に置かれ、周囲をフェンスで囲われ安全が確保された。住人たちは軍に保護された地域以外に生存者はいないと聞かされ、軍の規律に従わされていた。トラビスは柔軟に現状を受け入れ、軍のモイヤーズと親交を深めた。
自由なニック
安全な生活はできるようになったが、以前のような自由はなく、他人と同居生活を続けるマディソンたちは不安やイライラが募っていた。
そんな中、ニックだけはのんきにこの状況に馴染んでいた。ニックはマディソンが確保した禁断症状を抑える薬も重症のグリゼルダに譲り、自分はいらないと断った。マディソンは急激な断薬は危険だと心配するが、ニックはライザがケアしている重病の患者のモルヒネを自分へ投薬していたのだった。
フェンスの外の生存者
クリスは、この異常事態の記録をビデオに撮り続けていた。屋根の上で撮影していたクリスは、フェンスの外にある丘の上に建つ家に人工的な光の点滅を見つけた。生存者がいると気づいたクリスはトラビスに知らせるが、ただの光の点滅だと言われてしまう。クリスの話しに耳を傾けたのは、マディソンだった。クリスと同じように、光の合図を見たマディソンは生存者がいるとトラビス言い、トラビスが仲良くしている軍のモイヤーズに知らせるべきだと主張した。
トラビスは一応モイヤーズに知らせたものの、一軒一軒生存者を確認したが生存者はいなかったと言われ、あっさり引き下がった。納得のいかないマディソンは、軍の目の届かない場所のフェンスを破り、出入りを禁止されているフェンスの外へ出て行った。
フェンスの外は銃殺された人々が放置され、悪臭が漂っていた。軍に見つかるとマディソンも射殺される可能性が高く、偵察している軍隊を見かけたマディソンは、目的の家まで行けずに引き返した。
施設への移送
街には、やっと医師がやってきた。
それまでは医療の勉強中だったライザが、患者を安心させる為看護師だと嘘をつき、住人たちの世話をしていたのだ。
エクスナー医師は治療が必要な人を選別し、軍の施設へ移送する役目を担っていた。グリゼルダの診察をしたエクスナーは、施設へ運ぶ決定を下し、夫ダニエルの同行も認めた。そして、ライザの依頼でニックを診たエクスナーは、ニックも移送のメンバーに加えた。
夜になり、突然グリゼルダの移送の迎えがやってきた。エクスナーはダニエルの同行を許可していたが、軍は認めなかった。突然自分も移送されると知ったニックは逃げ出すものの、すぐに捕まった。
エクスナーは、施設で治療の手伝いをしてくれとライザに頼んだ。ライザは息子のクリスと離れることに迷いの表情を見せたが、ニックをエクスナーに診せた責任もあり、どこにあるのかわからない施設へ同行する決心をした。
ライザのせいでニックが移送されたとマディソンに責められたトラビスは、屋根に上りひとりの時間を過ごしていた。遠くの丘の家で、急に閃光が走り銃撃の様子が見えた。その家は、昼間クリスが合図を送っていると言っていた家だった。
おちゃのま感想
普通に生活してた頃から、ここまではあっというまに起こった出来事のようです。数日でいっきに世界が変わり、けが人や病人は後回しにされていたみたい・・・。軍隊はやってきたけど、政府の様子とか、何が原因なのかとかはわからないまま。
マディソンたちはフェンスに囲われ安全なのですが、外の様子が気になるのは仕方ないんでしょうねぇ。マディソンがフェンスの外へ出ていくあたりは、ハラハラさせられました。(むしろイライラ・・・かも)
トラビスも、軍が行動を起こしてるから「もう大丈夫!」みたいな感じ。切羽詰まった危機感はありません。この先、サバイバルな世界で生き残れるのか、現時点では非常に難しそうな主人公たちです。
今はゾンビ問題より、他人と一緒に住む状況が続く事の方が問題だし、マディソンにとってはニックの薬物依存が大問題。ちゃっかり薬物を確保し、自由を満喫していたニックは、どこかの施設へ・・・。