Episode13 Do Not Send Us Astray
【ざっくりあらすじ】
ニーガンの意に反し、ヒルトップへの攻撃を決めたサイモンたちが現れた。見張りの合図が届いたヒルトップは襲撃に備え、集結した仲間たちは臆することなく作戦に従い救世主を迎え撃った。
ヒルトップの攻防
壁の向こうに救世主を迎えたマギーは、引き返せば捕虜38人をこのまま生かすと交渉を試みた。しかし、“ニーガンの代理”を名乗るサイモンは、マギーが送った棺のツケを払ってもらうと言い、捕虜については「どうにでもしろ」と返事した。
救世主たちの前に立ったサイモンは、狙いは感染ではなく終結だと宣言した。皆殺しを命じたサイモンに、ドワイトはニーガンが生きていた場合の危険を訴えてみるが、サイモンの考えは変わらない。
救世主たちは見張りから戻ったダリルに続きヒルトップへ侵入し、待ち構えていたマギーの合図で激しい銃撃戦が始まった。ダリルは、タラの背中に迫るサイモンとドワイトを見た。サイモンは、ウォーカーの血でタラを襲うつもりだ。ダリルがタラに警告すると同時にドワイトがタラに矢を射った。
マギーの指示で作戦通り明かりを消し、ヒルトップは暗闇と静寂に包まれた。サイモンは口笛を吹きながらマギーたちのいる屋敷へ近づいた。思惑通り近づく救世主に突然まぶしい光をあて、ヒルトップ側はいっきに攻撃に出た。皆殺しにすると息巻いていたサイモンは、マギーの罠にはまり逃げ惑うことになった。
サイモンはヒルトップから退却した。マギーは今回もニーガンを倒せなかったことを悔やみ、同じ思いのリックはニーガンを殺そうとしたが殺せなかったと、外での出来事をマギーに話した。
戦いのあと
ドワイトの矢はタラの肩をかすめただけだった。森の中でドワイトが自分やアレクサンドリアの住人を救ったことで、タラのドワイトへの憎しみは変化した。総督の下でリックたちと戦った経緯のあるタラは、ドワイトがかつての自分と同じ立場だと気づいたのだ。しかし、ドワイトに対し複雑な思いがあるダリルはタラに同意することはできない。
次の襲撃に備え物資の調達が始まる中、犠牲者たちが埋葬された。マギーは救世主の遺体も人間として扱い、塀の外への埋葬を捕虜に命じた。
キャロルは診療所に運ばれたトビンを見舞った。何も言わず去ったキャロルと再会したトビンは「心配してくれるなら、もっと早く刺されたのに」とおどけて見せた。あの頃、アレクサンドリアの住人を演じていたキャロルは、トビンとの短い暮らしは演じていたわけじゃなかったと話し、トビンを笑顔にさせた。
戦うことに耐えられなくなりトビンや仲間のもとを去ったキャロルは、戦い続ける運命を受け入れていた。キャロルは、勝って得られるのは明日だけで戦いは終わらないと悟ったのだ。
ウォーカーの血
深夜、診療所で寝ていたトビンが転化した。ウォーカーになったトビンは本能のまま住人たちを襲い始めた。そして転化した怪我人はトビンだけでなかった。
暗闇の中、ヒルトップはパニックに陥った。噛まれていないのに転化したことで、リックは血がべっとり付いていたニーガンのバットを思い出した。ニーガンの作戦に従わなかったサイモンだが、ウォーカーの血で感染させる作戦は実行していたのだ。
事態を収拾したリックとダリルは、ドワイトに射られたタラに救世主がナイフや矢にウォーカーの血を仕込んでいたことを教えた。タラは「因果応報ね」と落ち着いた様子で事実を受け止めた。
消えたヘンリー
ヒルトップの中でケガ人が転化を始めた頃、捕虜の檻には銃を手にしたヘンリーがいた。ギャビンが兄を殺したという話に納得してないヘンリーは復讐を諦めていなかった。捕虜の檻に入ったヘンリーは、殺した人物がわかるまで一人ずつ殺すと言いカウントダウンを開始した。しかし、捕虜の中にも転化者が現れ、捕虜たちはヘンリーの銃を奪い脱出した。
捕虜たちの中には、ヒルトップに残った者もいた。救世主よりヒルトップを選んだ捕虜たちはウォーカーの侵入を防ぎ、ウォーカーに囲まれたセディクを助けた。
翌朝。姿を消したヘンリーをエゼキエルやキャロルは必死に探した。モーガンは、ギャビンの幻覚を見続けていた。
おちゃのま感想 ★★★
退場していく人が続きますね。
今回はトビンでした。登場人物が増えたので、なかなか活躍する場がなかったトビンですが、最後に見せ場が用意されてましたね~。キャロルと再会できたことが唯一よかったと思える部分でした。
マギーもリックも、今回は幹部のサイモンを倒すべきだったんじゃぁ~・・・と、なんとなく思っております。サイモンが逃げてくれたおかげで、この先ニーガンがサイモンをどう扱うのかという楽しみは残りましたが…。
タラは突然ドワイトへの評価を変えましたね~。
ドワイトがタラを射たのは、タラをウォーカーの血から守るためだったという展開を期待してます。