Episode1~5
第1話 帰結(Konsekans)
第2話 足がかり(Foothold)
第3話 銃創(Exit Wounds)
第4話 家族は“4文字”の言葉(Family Is a Four Letter Word)
第5話 転機(Quatervois)
クーブリックのヘリに乗ったホープは父レオのいる研究施設へ連れて行かれると思っていたが、ヘリが向かった先は死人で溢れる廃墟の街だった。一方、フェリックスとアイリスは、ウィルが身を寄せている集落に落ち着く。不審を抱いた共同体に探りを入れたウィルは市民共同体軍(CRM)に殺される寸前で逃げ出し、世界が変わる前からそこに住んでいる芸術家たちの集落に隠れていたのだ。
ホープの選択
廃墟の街が見渡せるビルの屋上に到着したクーブリックは、死者の大群に襲われたオマハとキャンパスコロニーが崩壊したと教え、ホープとハックはショックを受ける。しかし、街を壊滅させたのはクーブリックだった。
クーブリックが廃墟の街にホープを連れて行った理由は、反抗的なホープに現実を思い知らせ、自らの意思で共同体を選ばせるためだった。クーブリックの思惑通り、死人の街で過酷な体験をしたホープは自らの意思で父レオのいる研究施設へ行くことを望む。一方、死人の街をひとりさまようホープを助けないことで、変わらぬ忠誠を示したハックは恩赦が与えられ、軍に復帰した。
研究施設で生活を始めたホープは父の恋人ライラを受け入れ、同じクラスのメイソンとも親しくなる。講義中、メイソンを言い負かしたホープのアイデアは、行き詰まっていたレオたちの研究にヒントを与える。
アイリスの選択
アイリスたちを受け入れた集落の代表インディアは、共同体とつかず離れずの関係を保っていたが、怒れるアイリスが見回りの兵士を殺したことで危うい立場に立たされる。さらに、インディアの子供アーシャとデヴが、森で見つけたエルトンとパーシーを連れ帰り、共同体を恐れる住人の不満は高まってゆく。
そんな中、ハックとホープが集落にやってくる。途中までホープと一緒だったアイリスとフェリックスを心配するレオは共同体に不信感を抱くようになり、レオの暴走を懸念するホープは、アイリスたちの居場所を知っているハックを半ば脅し、ふたりを迎えに来たのだ。
ホープはハックが立てた作戦でアイリスとフェリックスを研究施設へ連れ帰るつもりだったが、CRMがオマハとキャンパスコロニーを壊滅させたと確信しているアイリスたちは応じず、姉妹は再び別れることになった。
サイラス
サイラスが軍に捕まったと知ったハックは、処理施設への移送を母クーブリックに提案する。処理施設を管理しているデニスはハックの夫だった。過去の失敗で、デニスは処理施設に追いやられ、ハックはオマハでの極秘任務を命じられたのだ。処理施設の仕事に疑問を持ちながらも、サイラスはデニスを信頼するようになっていく。
サイラスの無事を教えたハックが漏らした情報から、サイラスが処理施設にいると知ったウィルはホープとレオの救出作戦を思いつく。サイラスのいる処理施設のトラックを使えば、脱出不可能な研究施設から怪しまれずに脱出できるのだ。
処理施設のサイラスを訪ねたアイリスたちはCRMがコロニーを壊滅させたと教え、処理施設のトラックを盗んでほしいと頼む。コロニーに叔父がいたサイラスはショックを受けるが、デニスを裏切る作戦に困惑する。思い悩むサイラスを説得したアイリスは、サイラスのために描いた絵を渡す。それは、この旅を始めた4人の絵だった。
救出作戦
インディアたちに捕らえられたことにして研究施設へ入るアイリスとフェリックスにエルトンの上着を着たパーシーも強引に加わり、疑われることもなく父レオやホープと再会したアイリスは作戦を伝える。施設は監獄だと悟ったレオも脱出に同意するが、ライラがクーブリックの内通者だと気づいてないレオはライラに真実を知らせると言い張る。
デニスにウソをつき処理施設のトラックを盗んだサイラスとの約束の時間が迫る中、ライラを探すレオの前にハックが現れる。母クーブリックのオフィスで密かに手に入れた資料を見せたハックは「コロニーで殺された人が研究に使われている」と説明し、「止めるのを手伝ってほしい」と頼む。アイリスに「オマハやコロニーを壊滅させたのはCRM」と指摘されたハックは母のオフィスに侵入し、アイリスの直感を裏付ける証拠を見つけてしまったのだ。
レオを待つアイリスたちが焦燥感にかられる一方で、脱出口で待機しているサイラスは兵士に囲まれていた。
おちゃのま感想
キャンパスコロニー出発から6週間・・・という設定ですが、シーズン1から立て続けに観てることもあってか、ホープとアイリスの成長っぷりは違和感ありありです。ホープの二重あごは仕方ないとしても、とても終末の世界とは思えないアイリスのあのゴージャスさ。エルトンとサイラスについては、物語に溶け込む形でそれぞれ成長してるように見えました。特に子供っぽかったエルトンは過酷な旅を経てのリアルな成長を感じます。
シーズン1での出来事を考えると、シニカルホープにはもう少し市民共同体を怪しんでほしかったかな。これも、共同体に来る前にクーブリックが課した試練の成果でしょうかね〜。一方、ゴージャスな変貌ぶりに違和感があるものの、アイリスの変化は素晴らしいです。あの鋭い眼光は迫力満点。この変化を見せたいがための、最初のダメダメっぷりだったんだな〜と納得です。
シーズン1でも、「この人、危機感なさすぎる〜」と感じた姉妹の父レオは、いまのところ見せ場なし。恋人のライラを信用しているのは仕方ないけれど、見ててイラッとしてしまう〜。ハックはレオに協力を求めたけど、学者のレオが“未来を救う研究”を止めるとは思えないんですケド・・・。
あれこれツッコミしつつも、残り5話です。ダラダラと続かないところがこのドラマの良いところですよね。明るい結末は望めないと思いますが、クーブリックがオマハとコロニーを壊滅させた理由くらいは明かしてほしいです。あと意味深なサイドストーリーになってるハックとデニスの過去を知りたい・・・。