Episode5~8
【ざっくりあらすじ】
アレクサンドリアから逃げたニーガンは、追いかけてきたブランドンに付きまとわれた。
ニーガンの行方
リックたちとの戦いで救世主の親を亡くしたブランドンはアレクサンドリアで暮らしている。しかし、ブランドンはリックを恨み、聖域やニーガンを崇め、ニーガンが新たな『聖域』を作ると思い込んでいる。ブランドンは貯蔵庫の奥から見つけたという救世主時代の革ジャンや、自作のルシールもどきをプレゼントするが、ニーガンは「俺だとバレたくない」と受け取らなかった。
ニーガンとブランドンは、居場所を転々として生き延びてきたという親子と知り合った。疲れ果てた様子の親子から物資を奪うつもりのブランドンに嫌気がさしたニーガンはブランドンを追い払い、親子をアレクサンドリアの近くまで連れていくことにする。しかし、ニーガンが自分を追い払ったのは“救世主のテスト”だと思い込んだブランドンは、親子を殺してしまう。笑顔で手柄を示すブランドンを、ニーガンは許さなかった。
ブランドンを殺したニーガンは、囁く者の仲間に志願する。ニーガンを信用できないベータは始末すべきだとアルファに言うが、アルファはニーガンを試すと決めた。尊大な態度を変えないニーガンに我慢できないベータは、ウォーカーの群れにニーガンを置き去りにした。ベータが「(ニーガンは)弱かった」とアルファに報告していると、血まみれのニーガンが戻ってきた。ひとりで窮地を脱したニーガンはアルファに跪き、忠誠を誓った。
アレクサンドリア
アレクサンドリアでは体調を崩す住人が後を絶たず、セディクは感染源を突き止められずにいた。そんな中、囁く者が所有する“ウォーカーの大群”の居場所を調べていたキャロルとダリルが囁く者の男を捕らえた。リディアによると、捕らえた男はウォーカーの見張り役だ。「危険を招いた」と責めるゲイブリエルを止めたダリルは、「大群の居場所を見つけるのが最優先」と、自分を欺き男を捕らえたキャロルをかばう。ゲイブリエルはまず男の手当をセディクとダンテに指示し、その間キャロルは男の情報をリディアから聞き出した。
リディアの「見張り役がママを裏切ることはない」という言葉通り、男はアルファを妄信している。アルファが娘のリディアを殺したとウソをついていると知ったキャロルは、リディアを利用しようとする。しかし、リディアを見せる前に男は死んでしまう。ダンテが間違えた薬を与えたと気づいたセディクはダンテを責めるが、ダンテによると、その薬はセディクが渡したものだ。
アルファに殺された仲間の最期の姿が忘れられないセディクは、眠ることもできず、苦しみ続けている。さらに感染源が水だと気づいたセディクは、自分が水のバルブを壊したと思い込む。精神的に追い詰められたセディクをダンテが気遣った。背後から話しかけるダンテの声は、セディクが生き証人にされた“あの場所”で聞いた声だった。ダンテは囁く者だったのだ。
正体に気づいたセディクを殺したダンテはウォーカーになる前に止めを刺そうとするが、寝不足のセディクの様子を見に来たロジータに邪魔された。ダンテとロジータが争っている間に、ウォーカーになったセディクは泣いている我が子に向かう。ダンテを刺したロジータはウォーカーのセディクに止めを刺し、娘を守った。
セディクを倒したロジータは、これまでのようにウォーカー退治ができなくなる。娘を持ったロジータは死を恐れる気持ちをゲイブリエルに打ち明けるが、ゲイブイエルも苦しんでいた。ダンテを信じ、町に入れたゲイブリエルは自分の手でダンテを始末した。
アーロンとガンマ
アーロンは囁く者のガンマと知り合った。アルファに情報を聞き出す任務を命じられたガンマは、アーロンと会うようになる。アーロンの話はガンマを動揺させた。アーロンが住む世界の話は、アルファが教えたこの世界での唯一の生き方を否定するものだ。アーロンの娘が描いた絵を見たガンマは、妹や甥のことを考えずにはいられなくなる。
ガンマの迷いを察したアルファは“強さ”を失わないよう鞭を打ち、ガンマはアーロンにナイフを突きつけた。ガンマを止めたのは、リディアを連れたキャロルだった。アルファのウソを暴くため、キャロルはリディアを騙し、囁く者たちに見せようとしたのだ。
リディアを見たガンマはショックを受け、「ウソよ」と言いながら去った。利用されたと知ったリディアも憤り、境界の向こう側へ消えてしまった。
大群の住処
ガンマがアーロンに取引を持ち掛けた。ウォーカーの大群の居場所を教える見返りに、ガンマは妹が捨てた甥に会わせてほしいと頼んだ。アーロンはマスクを外し“メアリー”と名乗ったガンマを信じ、リディアを捜したいダリルも同意した。
ヒルトップのコニーたちも加わり、ガンマが教えた境界の先へ向かうが、そこに大群はいない。アーロンは確かめるべきだと訴えるが、騙されたと悟ったダリルはリディアの捜索を始める。遠くにアルファの姿を見たキャロルが飛び出し、みなキャロルを追った。アルファが逃げ込んだ場所に入った一行は、ウォーカーの大群がいる場所へ導かれてしまった。
ミショーン
オーシャンサイドに向かうミショーンにセディクの訃報が届く。立ち寄った図書館でウォーカーに襲われたルークを助けた男が、オーシャンサイドに侵入した。帆を盗もうとした男は、家に帰りたいだけだと訴える。理由はどうあれ簡単には解放されないと、ミショーンに教えられた男は取引を持ち掛けた。男が家族と暮らす『ブルースワース島』は海軍基地で、大量の武器があるのだ。
囁く者と戦う武器が必要なミショーンはオーシャンサイドを説得し、自ら男の船に乗り込んだ。ミショーンを連れて戻ることに戸惑いを見せた男は“バージル”と名乗った。
ヒルトップ
ケリーは姉コニーのように聴力を失くしつつある。囁く者たちの嫌がらせに危機感を抱くマグナは身を守る準備を始め、盗んだ町の物資を森へ隠した。痛みと咳に加えこぶができたエゼキエルは、祖母と父と同じ甲状腺がんを患ったと悟っている。
回収した人工衛星を使ったユージーンの新しい無線の呼びかけに応答があった。過去の世界の人生から会話を始めたユージーンは、いつしか警戒心を解いていた。
おちゃのま感想
ダリルたちが落ちた場所は鍾乳洞でしょうか?暗くてよくわかりませんが、出口は塞がれてるんでしょうね~。なんだか厳選されたメンバーがウォーカーの大群に差し出された感じです。見せ場の多かったアーロンあたりが心配。みんな、頑張って生き延びてほしいです。
アルファのじわじわ戦術は、精神的なダメージが大きいです。ダンテがアルファが送り込んだ囁く者だったと判明したことで、新たに仲間に加わった住人と古い住人との間に溝ができちゃうんでしょうね~。これは疑心暗鬼になりますよ。
“そこにいた人”ダンテについて。わたしは、「こんな人いたっけ?」と思う人がいっぱいいるので、ダンテのことも特に気にしてなかったです。セリフいっぱいもらえてるーと思ったくらい。なのに衝撃度は弱めで、せっかくの仕込みを上手く表現できなかったな~と感じてます。さらにダンテとアルファの繋がりも説得力がなく、アレクサンドリアで人間らしい生活を送りながらもアルファに忠実だったダンテの心情が伝わってきませんでした。
囁く者との今後の戦いも気になりますが、主要人物たちの今後のほうがもっと気になってます。正直、長年のキャラたちが疲れきってる印象でした。みんな元気ない(泣)エゼキエルは病気になっちゃうし・・・(涙)そんな中、ホッとさせてくれた元気者はニーガンでした。お喋りニーガンが囁く者に加わるという皮肉もよかったし、ニーガンのことなので何か思惑があっての行動だと期待しています。
鍵を握ると思っていたリディアが消え、ダリルたちは危機に陥り、ミショーンは海へ。ミショーンの件は、なんというか、「私、旅立ちますから」オーラを感じ、気持ちも盛り下がる展開でした。キャロルも船に乗ってたし、フィアーのように海がらみの構想があるのかな?
愚痴だらけの感想になってしまいました。すみません。後半は、ぜひとも囁く者に反撃して、この戦いに決着をつけてほしいものです。