Episode6 Ill Tidings
【ざっくりあらすじ】
人気レストランのシェフが両目から血を流し死亡した。厨房を見たシャーロックは「フォアグラに仕込まれた蛇毒で殺害された」と指摘し、復帰したホーズが検視した結果も死因は蛇の毒だった。
アドレスの守り人
レストランで働くリマもシェフと同じものを食べていたが、一口だけだったため軽症で済んでいた。毒が盛られた料理は昨夜シェフが仕込んだもので、予約していた7名の客にも同じものが出されていた。死んだシェフが毒を仕込んだとは考えられず、犯人は昨夜レストランに入った泥棒だろうということになった。
レストランに予約した客は、セルビアからNYへ来ていた車載コンピューターの設計をしているルキッチだった。ルキッチの滞在しているホテルの部屋を調べたシャーロックは、細工を施したワインの瓶の中からカードキーを発見した。さらに、同じ毒で死亡したソフトウェア会社のオーヴィスも、同じカードキーを持っていたことが判明した。
カードに書かれた「IAO」という文字から、シャーロックはレストランで蛇毒を食べた客は“インターネットアドレス組織”のメンバーだと判断した。ジョーンはとたんに興味を失った表情を浮かべたが、シャーロックいわくIAOは全ネットのセキュリティの根幹を担っていて、これは世界を混乱させることができる非常事態だった。
シャーロックはネットの噂からIAOのリーダー7名を特定した。7名のうちベジタリアンのダラルだけフォアグラを食べておらず、生存が確認された。警察で事情を聴かれるダラルは、友人が殺されたうえ容疑者になったことで協力的ではなかったが、自分たちを殺す理由がわからないと話し始めた。
ダラルたち7名が集まった理由は、アルゴリズムを使いネットの全アドレスが正しいものか認証するためだった。アルゴリズムを守るため何重もの安全策がとられており、ダラルの話通り犯人が7名を殺しても意味がないことがわかった。
蛇の飼い主
犯行声明が出され、犯人は次の標的を“市場”だと指定した。
証券取引所は、取引を停止し手順通りシステム全般の監査を開始した。取引中止で利益を得た人物を調べ始めたシャーロックは、取引所のロビーには価値ある絵画が飾られていることを思い出した。確認すると、6千万ドル相当の絵画3点が監査の最中に盗まれていた。
犯人が盗んだ絵画を売りさばく前に、シャーロックは知人の贋作画家に盗まれた絵画を描いてもらい、「証券取引所から盗まれた絵画が無事見つかった」とニュースで流した。シャーロックの思惑通り、戻った絵画は偽物だとネットで騒ぐ男が現れ、語彙パターンが取引所でシステム監査をしていたブライアン・ビールと一致した。
ビールの自宅へ向かうと、ビールは蛇に噛まれ死亡している姿で見つかった。部屋にはゲージから逃げた猛毒の蛇がおり、レストランに侵入した際に使ったバールも見つかった。ビールが犯人と特定されたが、シャーロックはビールには相棒がいると考えた。
ビールの部屋の室温やにおいから、シャーロックはビールの相棒が蛇を飼っていたと推理した。蛇の模型を使い噛み痕を確認すると、それはレストランのリマにあった傷と同じ形だった。
リマとビールが同級生で、リマが蛇の飼育をしていることが判明した。証拠はないと自信のあるリマの目の前で、シャーロックはリマの蛇のゲージから盗まれた絵画を発見した。
それぞれの恋愛事情
検事補のシャンタルを気遣うベルを見て、シャーロックはベルがシャンタルを好きだと気が付いた。シャンタルは現在離婚協議中で、ベルは離婚が成立したら誘うつもりだとシャーロックに打ち明けた。
ベルの「恋人同志はお互い仕事のことを話すものだ」という言葉から、自分とフィオナの関係を顧みたシャーロックは、フィオナに対しての気持ちはアイリーンを愛していた気持ちとは違うと気づいてしまった。
おちゃのま感想 ★★★
ホーズ復帰に、ベルの恋!
明るい話題の中、シャーロックはフィオナとの付き合いに終止符を打つことにしたみたいです。
ジョーンが言うように、アイリーンに感じたような激しい想いを求めるなら、他の人と恋愛はできないですよね~(´・ω・`)
・・・というか、ベルの「大切な人とは自分の人生の大部分である仕事のことも共有したい」という気持ちがシャーロックにもあるのなら、その相手はジョーン・・・ですよね~。
ところで、シャンタルに「お気に入りの刑事」と言われた時のベルの表情・・・見ました?あの鼻の下の伸びっぷり~( *´艸`)
今シーズンは、シャーロックとベルのちょっとしたシーンがツボにはまります。