Episode23 The Invisible Hand
【ざっくりあらすじ】
モーランドのNYオフィスが爆破され、部下と警備が犠牲になった。犯人は証拠を残さず、防犯カメラの映像もなかった。マレーシアへ出張中のはずのモーランドは、NYの隠れ家に身を潜めていた。
ホームズ親子の約束
シャーロックはモーランドの隠れ家へ行き、黒幕がモリアーティの組織だと教えた。モリアーティ逮捕後、組織を継いだ者の特定はできていなかったが、シャーロックは自分とジョーンにも協力させるべきだと訴えた。
脅しには屈しないと言うモーランドは、調査状況を逐一報告するという条件でシャーロックたちの協力を受け入れた。モーランドは爆破犯はサビーヌを殺したクラスノフだと特定していた。クラスノフは2日前にリクサー・エナジー社の船で渡米していることがわかっていた。
モリアーティの後継者
石油会社への関わりと計画的な犯行から、シャーロックはモリアーティの後継者はジョシュア・ヴィクナーだと突き止めた。ヴィクナーの著書の写真に写りこんだフェルメールの絵画がモリアーティの贋作だと気づいたシャーロックは、モリアーティが実際描いた絵画と見比べ間違いないと確信した。
ヴィクナーは経済学の教授で現在NYで教えており、副業で石油会社相手に講演もしている人物だ。そして、モリアーティの娘の父親でもあった。自分のオフィスにいるシャーロックとジョーンを見たヴィクナーは「遅かったな」と言い、ふたりを迎えた。
シャーロックは黒幕がヴィクナーだと警察にもモーランドにも報告しなかった。報告すれば、モーランドが必ず報復するためだ。独自に調査を進めるモーランドはシャーロックの動きを察知し、自らシャーロック宅へ足を運んだ。モーランドの怒りはすさまじく、モーランドはモリアーティ逮捕後組織を一掃しなかったシャーロックを非難した。
クラスノフの逮捕
爆破犯は水の宅配トラックを利用し、警備の厳重なモーランドのオフィスに爆弾を運び入れていた。トラックに犯人が残した新しい台車を購入した人物は、ロシアの刑務所を脱獄したクラスノフだった。クラスノフは支払いにギフトカードを利用しており、ギフトカードの番号からクラスノフの宿泊先が判明した。
逮捕されたクラスノフは証拠はないと強気だった。聴取に加わっていたシャーロックは、クラスノフのバックルの腐食に気付き、自殺防止のためベルトと靴ひもを取り上げると告げクラスノフを留置場へ戻した。
シャーロックが気づいたクラスノフのベルトから爆破の促進剤にもなる農薬が検出され、クラスノフが農薬を盗んだ証拠が見つかった。検事補とクラスノフを署へ呼ぶと、連行されてきたクラスノフを87分署のペネベイカー巡査が射殺した。ペネベイカーは自殺し、署内は騒然となった。ペネベイカーはダンテテストを受けており、ウォレンが黒幕に売ったサイコパスのひとりだった。
暗躍する黒幕
ヴィクナーはシャーロックを呼び出し、モーランドとの休戦の仲介を依頼した。モリアーティからホームズ親子の確執を聞いていたヴィクナーは、シャーロックがモーランドに協力するとは思っていなかったと打ち明けた。ふたりのホームズとは戦えないと言うヴィクナーに、シャーロックは父を狙った理由を尋ねるが、ヴィクナーは「仕事絡み」と答えるだけで本当の理由を明かすことはなかった。
シャーロックが和解はないと告げると、ヴィクナーも「和解はない」と応じ、立ち去った。
ジョーンと自宅へ向かっていたシャーロックは異変に気付き、裏口から部屋へ入った。シャーロックの自宅には、爆弾が仕掛けられていた。
おちゃのま感想
このヴィクナーが、モーランドを狙う理由は「仕事上のこと」とあっさり片づけられてしまったのですが、本当の理由が知りたいです。
この先、明かされるんでしょうかね~。
冷静さを失ったモーランドが、モリアーティ逮捕後組織をつぶさなかったシャーロックを責めるあたり・・・見てても辛いものがありました。
愛する人を失ったモーランドの怒りも仕方ないですが、シャーロックも愛した女性がモリアーティだったというショックな状況だったことを思うと・・・。
モーランドはカッとなって言葉にしてしまったんでしょうが、シャーロックはこの言葉を深く受け止めてしまうんでしょうね。ますます親子の溝が~(´;ω;`)
モーランドとヴィクナーの(理由はわからない)戦いは、決着がつくまで終わらないということだけど、それってヴィクナー逮捕(もしくは死)か、モーランドが死ぬってことですよね~。いったいどうなるんだろう~((+_+))
この戦い、今シーズンで決着するのでしょうか?
次回は最終話ですよ~。