Episode20 Shockwave: Part1
【ざっくりあらすじ】
腕にギャングのタトゥーがある錠前師のアルバート・ルナが自宅で射殺された。現場検証中に爆発が起き、科学捜査班のウイリアムズが死亡した。爆発したのはルナの部屋にあったアンティークラジオで、ラジオの不自然な血痕に気づいたタオが最優先で調べるようにウイリアムズに指示したのだった。
ラジオ爆弾の謎
シャロンは爆弾とルナ殺害は関係していると考え、犯人の狙いがわかるまでマスコミへの公表は控えるべきと判断した。しかし、デイビス本部長補佐は重犯課の意見を聞く前にテロ事件としてマスコミに公表してしまった。
爆発で負傷したルナの娘ソフィアが治療を終え、話を聴けることになった。第一発見者のソフィアは、ルナの自宅前の道路で聴取されている最中爆発にまきこまれていた。ソフィアの話では爆弾が仕込まれたラジオはルナのものではなく、ルナには爆弾を作る技術もなかった。犯人はルナの顔を2発撃ったことから私怨の可能性が高いが、ソフィアには思い当たることがない。
ソフィアの話から、爆発前にソフィアを聴取していた警官が無線を使っていたことが判明した。爆発時ラジオのそばにいた警官は意識不明の重体だった。「あのタイミングで起爆させた意図がわからない」と報告していた爆弾処理班のカプラ警部補は、警察無線のせいで誤爆したというタオの意見に賛成した。
犯人の標的が警官でない可能性が濃厚になっても、デイビスはテロを主張した。デイビスは爆弾の出所がテロ組織ではないかと指摘するが、カプラはすでに爆弾は軍用だと調べていた。軍にツテのある元憲兵のエイミーが爆弾の出所を調べると名乗り出たが、デイビスは「軍事用爆弾ならFBIの仕事」と口をはさんだ。
あくまで重犯課と反対の立場をとるデイビスを、ノーランは思わず批判してしまった。不満を代弁したノーランをみんなは歓迎したが、シャロンはきつく注意した。
犯人の目的
エイミーが調べた軍の記録から、犯人はオーティズ元中尉だと判明した。オーティズは2002年に訓練の名目でC-4を手に入れていた。名誉除隊後すぐに妻の浮気相手を殺し刑務所に入ったオーティズは、2か月前出所しやっと爆薬を使ったのだ。
この3年間オーティズと同房だったウィルクスの話から、シャロンは事件の鍵はオーティズの元妻リゼスだと考えた。リゼスは長い間免許を更新しておらず、郵便物はエルサドバドルへ転送されていることがわかった。リゼスの写真を見たプロベンザは、ルナの部屋で見た写真の女性だと気が付いた。リゼスはルナの娘だったのだ。
オーティズがルナを殺した理由はエルサドバドルからリゼスを呼ぶためだったのだ。父の葬儀に参列したリゼスをオーティズは殺すつもりだ。シャロンはあわただしく指示を出し、ルナの葬儀が行われる墓地へ急いだ。
墓地へ着いた警察は参列者たちを避難させ、警察犬やヘリも導入し不審物を探した。警察犬が反応し、カプラがロボットを要求すると同時に大きな爆発が起きてしまった。オーティズは離れた場所から捜査を仕切る重犯課の面々を撮影しながら、起爆のタイミングを計っていたのだ。
重犯課のモニタールームで捜査の様子を見ていたフリン、ホッブス、ラスティは黒煙に覆われたモニターを見つめた。
ラスティとガス
ラスティは検事局の採用試験を受けることが決まり、ガスにはナパでの栄転話が持ち上がった。ガスはナパから近い大学に通えばいいとラスティを誘うが、ラスティはガスの望む決断をすることができなかった。
検事局に採用されたラスティは、大学に通いつつ働くことになった。しかし、出張でナパへ行ったガスが気がかりで素直に喜べない。そんなラスティに、ガスはナパの話は断ったと連絡した。
おちゃのま感想 ★★★★
続いた~。ここで~(泣)
シーズン5ラストの事件は、粘着質な元軍人の復讐。刑務所に入っている11年を費やして練った計画だと思うので、抜かりなく準備してそうです。
元妻だけでなく警察にもただならぬ恨みを抱いてそうな犯人ですよね~。
重犯課から犠牲者は出ないだろう・・・と思ってますが、このところグイグイと攻めの展開を見せる『Major Crimes』なので、ちと心配です。爆弾の近くにいたカプラさんは助かったかな~。
テロという読みが外れたデイビスは、この爆弾事件でシャロンを責めるでしょうか?(-_-)
FBIへ引き継ぐべきだった~と騒ぐかな~??・・・もしか、自分の非を認める・・・なんて、ないですよね~。
副本部長選どころの話ではなくなってしまいましたが、次回はシーズン最終話です!