Episode8 Screech, Thwack, Pow
【ざっくりあらすじ】
ジェーンがレミーに戻ったと知らされたパターソンとリッチは、レミーの中にジェーンがまだいるというウェラーの直感を信じ、内密にレミーを捜すことに同意した。一方、ザパタを追うリードとワイツはCIAに悟られないよう、偽名を使いメキシコへ入った。
レミーの作戦
レミーを捜し始めたウェラーたちに、ニューヨークに向け弾道ミサイルが発射されたという警報が届く。着弾まで32分。迎撃の確率は20%しかなく、ウェラーたちFBIは市警と連携して市民の避難誘導を始めた。
北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)のセンサーがキャッチしたミサイルの発射位置にあるのはアメリカ軍の潜水艦だとわかる。海軍に確認すると、ミサイルは格納されており、警報は誤報だと判明した。何者かがNORADのセンサーをハッキングし、警報を出させていたのだ。サイバー攻撃犯を捜すリッチは、犯人がハッキングに使ったデバイスが支局にあると突き止めた。見つけたデバイスはリッチが作り、ボストンにプレゼントしたものだった。
ハッキングに使われた場所は、レミーを追ったウェラーがヴァイオレットと鉢合わせした倉庫だった。ボストンの裏にレミーがいると知ったウェラーたちは、警報はレミーが仕掛けた陽動作戦だと気が付いた。
ボストンが盗んだファイルから、レミーの目的はシェパード奪還だと判明した。ブラックサイトの緊急マニュアルを手に入れたレミーは、偽の警報で国外へ移送されるシェパードを取り戻すつもりなのだ。レミーの正体を明かせないウェラーは、確かな情報として移送車の襲撃計画があるとCIAへ伝えるが、CIAの返事は「マニュアルがあるから問題ない」だった。
シェパード奪還
レミーは騙されていたと悟ったボストンを拉致し、シェパードのもとへ向かった。偽の警報で引き起こした大渋滞の街を抜けるため、レミーは交通局の信号システムをボストンにハッキングさせ、通り道の信号を青に変えさせていた。
レミーの命令に従いながらも、ボストンは信号の色でリッチにメッセージを送った。ボストンが残した黄色信号をたどりレミーを追いかけたウェラーは、移送車を襲撃したレミーを見つける。向ってくるウェラーの車を撃ったレミーはシェパードを連れて逃走した。ウェラーは、襲撃で死んだヴァイオレットの隣で息を殺していたボストンに救出された。
シェパードを取り戻したレミーは、すっかり戦意を無くしたシェパードを叱咤激励した。レミーのZIP中毒の深刻さを知ったシェパードは体を治すまで戦うのは無理だと説得し、レミーはロマンが期待していたという『カリストの研究』を探すことにした。
ジェーンを救う治療法
ボストンの情報で、レミーのZIP中毒が悪化していると知ったウェラーは、ロマンの新しいデータから見つかった実験段階の記憶回復法をレミーに受けさせると決意した。FBI局内の神経生物学者は「理論上は可能」と判断したが、その治療法は死ぬリスクが高い。しかし、ジェーンに戻る可能性がある限り、ウェラーは試すつもりだ。
レミーを捕らえるため、チームは罠を仕掛けた。リッチが手を加えた本人そっくりの音声を作るプログラムを使い、レミーに動画メッセージを送った。自分に語り掛けるロマンの姿を見たレミーは疑うことなく、ロマンが指定した場所へ向かう。そこにいるのはウェラーだった。
メキシコでの出来事
計画に必要なデル・トロを手に入れるため、ザパタとメキシコへ渡ったマデリンは「手を汚しても構わない」と言い、自ら麻薬カルテルのボス、コルテスと交渉した。マデリンの力を知ったコルテスは、デル・トロを貸す代わりにザパタを要求した。ザパタが必要なマデリンは200万ドルの前払いと、敵対するリヴェラ・カルテルの始末を提案した。リヴェラ・カルテルとの抗争で資金不足のコルテスはデル・トロの居場所はトロントだと教えた。
カナダは性に合わないと言うマデリンは、デル・トロの迎えをザパタに命じた。ひとりになったザパタはリードに見つかり、逃げこんだ先にはワイツがいた。
おちゃのま感想
なんだかシェパードはすっかり弱々しくなっちゃいましたね~。別人みたい。テロリストとして教育されたレミーは、穏やかに暮らしましょうと言われても納得できませんよね。レミーが戻って来なければ、シェパードは逃げるでしょうか。逃亡されたら、ややこしいことになりそう。
レミーは確保できそうですが、ザパタのほうはどうかな。リードを撃つ姿は見たくないけど、おとなしく捕まるとも思えません。リードの味方がワイツっていうのも、少々心配なポイントです。いずれにしても、なぜマデリンのもとにいるのか(CIAの任務なのか)話してくれることを期待してます。