Episode12 Two Legendary Chums
【ざっくりあらすじ】
ロマンからタトゥーの解読を促す動画が届いた。ロマンのヒントに従い新しいタトゥーの中に紛れ込んでいた組み木の船のパーツを組み合わせると、“ドナルド・シップレイ”という名前が現れた。
元捜査官の潜入捜査
シップレイはウェラーの最初の相棒だった。現在エリリア・テクノロジーズという民間軍事企業で働いているシップレイは、先週多額の借金を全額返済していた。シップレイに会いに行ったウェラーは、怪しげな集団との取引現場に鉢合わせした。「国土安全保障省の潜入捜査だ」とウェラーに囁いたシップレイは、ウェラーを“電磁パルスの専門家”と紹介し、その場を切り抜けた。
昨年、シップレイは“ザ・レジメント”という国内最大の極秘民兵組織のアメニに接触され、その後国土安全保障省の協力者として動いていたのだ。アメニの上官はこの4年の間に反政府テロを10件以上起こした元グリーンベレーのブレズデンだ。国土安全保障省の狙いは、このブレズデンを捕らえることだった。
ツイン・リバース発電所の見取り図を見せたアメニが「サーバーを破壊する電磁パルス装置」を要求したことから、国土安全保障省のマッケンジーは発電所を襲ったブレズデンを逮捕するつもりだ。リードは“専門家”としてウェラーを潜入させることに反対した。しかし、CIAが拘束しているハーストと会ったザパタからの情報で、テロの黒幕はクロフォードだとわかり、リードはウェラーに盗聴器をつけ送り出した。クロフォードの目的を探るためにもブレズデンの逮捕は重要だ。
極秘シェルター
装置を持参したウェラーたちの前に現れたブレズデンは「徒歩で財務省が管理する秘密シェルターに向かう」と、目的地を教えた。標的は発電所ではなく、財務省が海外との金のやりとりをモニターしている施設だった。サーバーを破壊すれば記録を残さず資金を動かせるため、テロ組織や犯罪者が一斉に活動を開始することになる。
アメニの要求で事前に行った装置のテストでチームとつながる盗聴器が壊れたウェラーとシップレイは、ふたりでブレズデンを阻止するしかない。シェルターに侵入したウェラーは職員の女性にFBIだと小声で教えた。ブレズデンが強引にサーバー室を開けさせると同時にウェラーとシップレイは民兵に攻撃をしかけ、職員たちをサーバー室に避難させた。
電磁パルス装置の部品を回収したウェラーとシップレイはシェルターから脱出し、ブレズデンの民兵と戦った。足を撃たれたシップレイが動けなくなり、銃弾も底をついた。窮地に陥ったふたりは、捕らえた運転手役の男を吐かせたチームに救出された。
ジェーンとエイヴリー
エイヴリーがロマンに協力したのは、父を死なせたクロフォードに復讐するためだった。エイヴリーの話では、養父のボブは仕事を突然クビにされたあと自殺し、まだ遺体も見つかっていない。
エイヴリーの話を全面的に信じることはできず、ザパタはポリグラフにかけて精査すべきだと訴えた。「そんなことをすれば信頼を失う」とウェラーは反対するが、ジェーンはザパタに賛成した。
ポリグラフを受けたエイヴリーは、いっそうジェーンに心を閉ざした。クロフォードへの復讐だけが、ジェーンとエイヴリーを繋いでいる。ジェーンはクロフォードの情報をエイヴリーに見せ、同じ側にいると説明した。
ロマンの思惑だと知りつつも、ジェーンはウェラーを許せず、エイヴリーを信じることができない。孤独に苦悩するジェーンは「愛を取り戻したい」とウェラーの部屋を訪ね、ウェラーも同じ気持ちだと応えた。
モロッコでの出来事
ヴィクターが調べたロマンの指紋は“トム・ジェイクマン”のものだった。納得しないヴィクターは、ロマンがトムに接触したシドニーの支援グループを見つけ、ロマンが偽物だと突き止めた。
広大なモロッコの砂漠に立ったクロフォードは「この土地は今後の作戦の要となる」と、ロマンに教えた。クロフォードはマラケシュでロマンが取り戻したコインを使い、カリルという人物からその土地を買い取るつもりだった。しかし、ブレズデンの作戦が阻止され送金できず、クロフォードの商談は失敗した。怒りを露わにしたクロフォードは“裏切り者”としてヴィクターを刺殺した。ロマンはヴィクターの携帯をFBIへ通じる証拠仕込んだ自分の携帯とすり替えていたのだ。
思惑通りヴィクターを排除したロマンに、クロフォードは「私を追っているFBIを始末しろ」と命じた。
おちゃのま感想 ★★★★
あちゃ。ヴィクター退場…。
あんなにロマンを疑っていたのに、甘かったですよね~。
クロフォードがヴィクターを殺すのもロマンの計画ですよね~。ということは、チームの存在を仕込んだ携帯をヴィクターに持たせたことも、計画ですよね。ロマンの真の狙いはなんなんだろう?(-_-)
ザパタは認めないだろうけど、以前リードを守るため証拠を盗んだことのあるザパタは「たまにはルールを曲げてもいいと思った」というハーストと通じるものがあります。ザパタ、大丈夫かな。