Episode5 The Eyes of Texas
【ざっくりあらすじ】
ジェイクとビルはオズワルド家の階下の部屋を借り、監視部屋を移動した。これで盗聴や監視は楽になったが、ビルのマリーナへの同情は増すばかり。オズワルドの家には頻繁にジョージ・デ・モーレンシルトが訪れるようになり、ウォーカー暗殺を示唆する会話の録音に成功した。
接近するオズワルドとジョージの関係
オズワルドとジョージのウォーカーを批判する会話は意味深だった。
「ライフルがある」と言うオズワルドに、「メッセージを送れ」とジョージが指示している。さらにジョージは「私の力のある友人が君を偉大な人間にする」と話していた。これで、ウォーカー暗殺未遂事件の黒幕は、ジョージが友人と称していたCIAだと推測できた。
しかし、ウォーカー事件がJFK暗殺の練習だったとすると、失敗したオズワルドをCIAが再び利用するだろうか。やはりJFK暗殺はオズワルドの単独犯なのか。重要な点は謎のままだった。
恋人セイディ
セイディとジェイクの交際は、校長のディークやミミ女史も公認で順調だった。
ある夜、ミミ女史がジェイクとビルの監視部屋へやってきた。(自宅は学校のあるジョーディの町に借りている)
ミミ女史はジェイクの予防接種の記録から、ジェイクの学位が金で買った偽物で、しかも偽名を使っていると気づいたのだ。理由を問うミミ女史に、ジェイクは「FBIの証人保護を受けている」と嘘の説明をした。出会って以来、その人柄からジェイクを信頼しているミミ女史は、ジェイクの嘘を受け入れ、絶対に口外しないと約束した。ただミミ女史は「他からバレる前に、大切な人には話すべき」と忠告し帰っていった。
そんな頃、セイディのもとへ夫のジョニー・クレイトンが現れた。ジョニーは、離婚はしないとセイディに告げに来たのだった。セイディは「もうお終いだ」と涙を浮かべ絶望している。性に対して変質的に潔癖で暴力を振るうジョニーとの生活から逃げ出したセイディは、離婚できると信じていた。しかし、セイディの家族が居場所をジョニーに知らせてしまったのだ。
次々現れる問題
セイディの事が気がかりなジェイクのもとにビルが吉報を知らせにやってきた。
ついにジョージがオズワルドに「“友人”に紹介する」と話していたのだという。しかし、ジョージに連れて行かれた娼館で警察の手入れに遭ったオズワルドはそれを断っていたのだった。ジェイクはオズワルドの監視をビルに任せ、自分はジョージを尾行することにした。
ジョージはやはりCIAらしき男たちと用心深く会っていた。会話を聞こうと苦労しているジェイクの前に現れたのは、セイディの夫ジョニーだった。ジェイクとセイディの仲を知ったジョニーは、離婚を取りやめ、ジェイクを監視していたのだ。ジェイクは、セイディから聞いたジョニーの異様な性癖をネタに、離婚に応じろと脅迫した。
後日、セイディはジョニーから離婚に応じた書類を受け取った。自由を手に入れたセイディは、ジョーディにあるジェイクの自宅へ差し入れを持って行った。ジェイクは留守だったが、何かの影に導かれたセイディは家へ入り地下へ降りた。そこにはオズワルドを盗聴した録音があった。
オズワルドのマリーナへの暴力に耐えかねたビルは、ジェイクの忠告を無視しマリーナに声をかけた。
おちゃのま感想 ★★★☆☆
これ、本当にビルが大変。
ビルがいなかったら、こんなに丁寧な調査はできなかったと思う。なので、最初からマリーナに同情的だったビルが、四六時中この夫妻を盗聴しててマリーナに惹かれてしまうのは仕方ない展開のような気がします。マリーナを想うビルはどこか危ない雰囲気もあり、何かやらかしそうで心配な存在になってしまいました。
そして、セイディの元夫ジョニーがこのまま引き下がるとは思えません。時代的に離婚はかなりなダメージになるという事なので、セイディやジェイクへの恨みは深まりそうです。
それにしてもジョニーの変態的な描写の件はわかりずらいっっ。ナニを洗濯バサミで挟んでるって事だったのだけど・・・意味不明。原作では夫婦のベッドに箒を持ち込む・・・って設定だった(と思う)のだけど、それもわかり辛かった。おそらく、セイディにとってジョニーは自分を支配する暴君でしかない存在という事なのだと思います。
そもそもの大きな目的『JFK暗殺阻止』より、日々起こる様々な出来事に忙しいジェイク。
謎の録音を聞いたセイディに、ジェイクはなんて説明するんでしょうか。