Episode1 Smokey Putnum(NO.30)
【ざっくりあらすじ】
FBIの長官が代わり、新長官はすべての特別作戦部の見直しを決めた。チームを認めさせるため、クーパーは新しいブラックリストの名前をレッドからもらうようリズに指示した。帝国を失ったレッドは新しく越したモーテルに馴染み、新たな暮らしを始めていた。
賞金稼ぎ
リズからリストの提供を求められたレッドは、保釈保証人の事務所へ向かった。「賞金稼ぎをやってみたかった」とふそぶくレッドは、4万ドルで“スモーキー・パットナム”捜しを引き受けた。
スモーキーは移動遊園地デイヴィス&フォックスから仲間のホーキンズと200万ドル以上横領し、先に逮捕されたホーキンズに取引で売られた男だった。時間の猶予は36時間。ブラックリストの名前が必要なリズは焦るが、レッドは「金が必要」と説明し、リズを連れてスモーキー捜しの旅に出発した。
恋人の家に隠れていたスモーキーは簡単に捕まえることができたが、スモーキーを捜しているのはレッドたちだけではなかった。スモーキーは、遊園地を通じて資金洗浄していたスキンヘッズという白人至上主義のギャングの金を盗んでいたのだ。遊園地がスキンヘッズの資金洗浄をしていることはFBIもつかんでおらず、スモーキーは裁判になればスキンヘッズに殺されると恐れていた。
困った逃亡者
スキンヘッズの襲撃で車を失ったレッドたちはバスでDCを目指したが、糖尿病だというスモーキーが「血糖値がヤバい」と騒ぎはじめ途中下車するしかなかった。
シンシナティからDCまで列車で移動することにしたが、今度は列車が遅延しており時間に間に合わない。車確保にレッドが席を外すと、スモーキーはトイレに行きたいとゴネ、リズの目を盗んで逃げだした。
スモーキーは保釈保証人の電話を盗聴したスキンヘッズのルマークに捕まったが、レッドはすぐに居場所を見つけ出した。レッドはリズの反対を無視し、スモーキーが盗んだ金をルマークに渡し、スモーキーの身柄確保を優先した。
レッドの思惑
裁判所へ着いたスモーキーは「行けば殺される」と怯え、リズはルマークを捕まえるべきだったと後悔した。最後に恋人と話したいと言うスモーキーに電話を貸すと、スモーキーは裁判所へ爆弾予告の電話をしてしまった。逃走したスモーキーを捕らえたリズは、そのまま法廷へ連れて行かせた。
時間通りスモーキーの裁判は始まったが、証人のホーキンズが移送途中消え、スモーキーへの訴えは棄却された。レッドはスモーキー捜しで稼いだ賞金で、裁判所へ向かうホーキンズを拉致したのだ。
自由になる取引を持ち掛けられたホーキンズは喜んでレッドに従い、スモーキーとも和解した。レッドはふたりに「共に世界をこの手に握ろう」と、仕事をオファーした。レッドは着々と新たな帝国の基盤を作っていたのだ。
物流の天才スモーキーと資金洗浄のホーキンズを新たな家族に加えたレッドに、リズが1時間以内にルマークが逮捕されると報告した。
レスラーの誤算
ヒッチンの遺体が発見され、ヒッチンが最後に会ったのがレスラーだと知っているクーパーはレスラーの関与を心配した。しかし、捜査の結果、ヒッチンの死は転倒したことによる事故死と判断された。
安堵したレスラーに、証拠をもみ消したプレスコットが「近い将来、力を貸してもらう」と脅迫した。レスラーは証拠は始末したはずだと指摘するが、プレスコットは「隠しただけだ」と訂正した。
スーツケースの行方
リズが帰宅すると、長い間留守だったトムが戻っていた。リズはトムを抱きしめ、レッドが父親だとわかったことを報告した。トムはキャプランから託されたスーツケースをそっとリズの視線から遠ざけた。
キャプランのスーツケースを探していたデンベは、キャプランが隠したバスターミナルのコインロッカーを突き止めた。
おちゃのま感想 ★★★★
嵐の前の静けさなのでしょうか。シーズン5の滑り出しは穏やかでしたね~。
父と娘のロードムービー風なエピソードで、ふたりの心情を想像しつつ楽しめました。レッドを見るリズの瞳に優しさを感じたし、レッドのほうもどことなく嬉しそうでした。
今回は、わたしのお気に入りアラムの生真面目さ・・・がツボでした。アラムがクーパーに恋人申請(?)するシーンはよかった~。ますますアラムに惚れてしまうシーンでした。
一方、不安なのはレスラーとトムです。特にレスラーは、プレスコットなどに頼らず、正々堂々としていたほうがよかったかも。代償は高くつきそうです。
ところで、わたしはリズとトムの飼ってた犬のその後も気になるくらいなので、今回アグネスがどこにいるのか非常に気になりました。
犬の件は、きっとアラムあたりが里親を探してくれたんだわと妄想してるのですが、アグネスはそうはいきませんよね~。これまでのことを考えると、シッターさんを雇うことも躊躇すると思うんだけど。
穏やかな第1話だったので、余計なことをあれこれ想像しております(;^_^A