Episode1~2
第1話 プーリアでの一件(What Happens in Puglia)
第2話 父の跡目(Not Your Father’s Organized Crime)
【ざっくりあらすじ】新シリーズ
10年前、唐突にNY市警の性犯罪特捜班を去ったエリオット・ステイブラーは、ローマの連絡担当員として市警に復職していた。会議出席のためNYへ戻ったステイブラーの目の前で、妻キャシーが乗ろうとした車が爆破される。
はじまり
10年前、相棒のオリビア・ベンソンへの説明もなく、唐突にSVU(性犯罪特捜班)を去ったエリオット・ステイブラーは家族とともにイタリアへ渡り、現地ローマの連絡担当員として市警に復職していた。
会議出席と裁判で証言するためNYへ戻ったステイブラー(性犯罪特捜班シーズン22第9話)が借りたレンタカーが爆破され、妻キャシーが亡くなる事件が起きる。爆破現場へ駆けつけたベンソンはステイブラーとの再会に困惑しながらも、SVUの事件として捜査を始め、容疑者としてサーシャ・レンスキーを逮捕する。そのレンスキーが獄中で殺されたことで、捜査はSVUの手を離れ情報部へ移される。
爆破事件からマフィアへ
独自にキャシーの爆破事件を調べ始めたステイブラーは、オリビアが「データの確認は難しそうだ」と話していたレンスキーの携帯を凄腕ホワイトハッカーのジェット・スルートマーカーズのもとへ持ち込む。
ジェットの協力で、レンスキーがマフィアのマンフレディ・シナトラ名義のフロント企業“ハート有限会社”の倉庫にいたと判明する。市警と共に倉庫を捜索したステイブラーは、キャシーの事件前に殺されているラフィク・ウィートリーというアフリカ系男性のパスポートと、ステイブラー自身のIDカードを発見する。
ラフィクはドラッグの売人だったが、根っからの人種差別主義者のシナトラがラフィクを雇っていたとは思えない。その疑問の答えは、新たに作られた特捜班を率いることになったアヤナ・ベルが教える。殺されたラフィクの母アンジェラは、シナトラの息子リチャード・ウィートリーの別れた妻で、父親を心底嫌っていたリチャードはアフリカ系のアンジェラの姓(ウィートリー)に変えていたのだ。離婚後、娘デイナと息子リッチーは父リチャードを選び、アンジェラを選んだのはリチャードと血の繋がりのないラフィクだけで、ラフィクを亡くしたアンジェラの悲しみは深かった。
2年近くリチャードを捜査しているベルに「あくまでも任務は国際麻薬カルテルを挙げること」と念押しされる中、ステイブラーに「犯人を知っている」というシナトラのメッセージが届く。ベルに知らせることなく現場へ向かったステイブラーを待っていたのは、射殺されたシナトラだった。シナトラの携帯を盗み、現場を立ち去ったステイブラーは匿名で通報し、秘密を抱えることになる。
チーム結成
ステイブラーの他にベルが選んだ特捜班のメンバーは、ステイブラーが推薦した凄腕ハッカーのジェット、銃犯罪防止課(GVSD)のディエゴ・モラレス、麻薬課時代のベルの相棒フレディ・ウォッシュバーンだった。
チームの標的リチャードは、立派な実業家のフリをしながら、違法薬物の販売最大手のコンポラスト社を経営している賢く危険な人物だ。サイバーマフィアの先駆けであるリチャードは、ジェット曰く“芸術品”の違法な暗号化ソフト“マスタバ”を大学1年のときに開発し、現在は毒性の強いオピオイド系ドラッグ“パープルマジック”の原料である処方薬をさばいている。
表向きクリーンなビジネスをしているリチャードの捜査は、輸送中に強奪された新型コロナウイルスのワクチンから始まる。チームは、リチャードが買収したアイス菓子会社の冷凍倉庫に強奪されたワクチンが保管されていると突き止めるが、ひと足早くワクチンは運び出されてしまう。リチャードの内通者がいるのではと疑念を抱く一方で、ワクチン強奪がリチャードと繋がったことで、リチャードのオフィスの盗聴が許可された。
ステイブラー
シナトラが殺された夜、血相を変えて帰宅したステイブラーを見ていたオリビア(SVUのベンソン)は助けになろうとするが、ステイブラーは「自分でなんとかする」と突っぱねる。ステイブラーは目の前で妻を亡くした苦しみを抱え込み、一緒に暮らしている息子のイーライは悪夢を見ている父を心配する。
個人的な問題を抱えながらも、ステイブラーは特捜班を率いるベルに心を開き始める。ベルにシナトラの遺体を発見した件を打ち明け、肩の荷をひとつおろしたテイブラーが帰宅すると、息子に近づく覆面の男がいた。息子をマンションへ入れたステイブラーは男の顔を確認しようとするが、逆に殴り倒されてしまった。
おちゃのま感想
録画予約に失敗してしまい、再放送を待っていた『LAW & ORDER: 組織犯罪特捜班』を遅ればせながら視聴しました。性犯罪特捜班は観てるけど、ステイブラーに思い入れもなく、オリビア・ベンソンとの関係に興味がある・・・そんな軽い気持ちで視聴したのですが、さすがに内容も面白い!シーズン通して1つの事件を追う展開にぐぐっと引き込まれ、記事にすることにしました。
キャシーの死から始まった事件の導入部分ともいえる第1話&2話は、組織犯罪班の紹介と、敵側リチャードの背景を描くものでした。組織犯罪班はステイブラーとベル中心のチームに見えますが、めちゃ優秀なジェットが気になります。ジェットは一般市民(のハッカー)ですよね?市警に雇われたのかな?ここまでの捜査はジェットなしでは・・・という感じですよね。
さて、悪者リチャード演じるディラン・マクダーモットのあの貫禄にちょっと驚いてます。『ストーカー』から時間が経ったんだな〜と、なにやらしみじみしてしまいました。(~_~;)