Episode9 Airplane Bottles
嵐が迫る中、828便がクモの巣のようなものにひっかかる呼びかけを見たカルは「消える瞬間の飛行機にいたと思う」と言い、“クモの巣”のようなものを作り始める。一方、ジャレッドがアンチだという証拠を提出したミカエラは内部調査局の担当者から事情を聴かれることになった。
嵐の呼びかけ
嵐を怖がるカルを慰める両親を見たオリーブは異変に気付く。ベンたちは嵐だと思っているが、実際は快晴なのだ。嵐は呼びかけだと悟ったベンは、828便の機長が雷雨について話していたことを思い出す。TJが見せたアル=ズラスの手記にも、ドラゴンのような稲光の下、嵐にもまれる船が描かれている。
嵐は828便失踪に関係があると確信するベンは、カルの“クモの巣”作りを手伝うが、何度やってもうまくいかないカルはかんしゃくを起こす。グレースは船酔いのようになり、TJは「僕が助かったせいでみんな苦しんでる」と言い出し、短気になったベンは声を荒らげる。呼びかけの影響を受けないオリーブの指摘から、ベンは嵐の中の船に乗っていたアル=ズラスたちのようにおかしくなりかけていると気づく。
幻覚の嵐の中に出ていこうとするTJを止めたベンの「起きていることはすべてつながってる」という言葉に応えるように稲妻が走る。手記にある“銀のドラゴン”と同じ形だと気づいたベンとTJは、手記の絵に現れたクモの巣のような光を見る。
“クモの巣”を完成させたベンたちに新たな呼びかけがある。嵐の中、船に乗っているベンたちの頭上で稲妻が走り、飛行機が見えた。アル=ズラスの手記にある「銀のドラゴンを見た」という記述は、雷雨の空を飛ぶ828便のことだったのだ。
ミカエラの窮地
ミカエラは快く内部調査局の聴取に応じるが、担当者の質問はミカエラが考えていたようなものではなかった。ジャレッドとの個人的な関係から質問を始めた担当者たちは、ジャレッドを告発した目的はキャリアのためと指摘し、イザヤの放火についても追及する。自分を陥れるための調査だと気づいたミカエラは組合代表のディバッコを呼ぶ。
一方、調査対象がミカエラだと知ったジャレッドは動揺し、署長は「サイモンに会って状況を把握して」と指示する。大学のオフィスに来たジャレッドに驚くサイモンは「ベンのオフィスが近いのに」と責め、ジャレッドは「ミカエラの捜査資料を渡したのはこのためじゃない」と抗議する。
「乗客の情報をネットでバラまく」とジャレッドに説明していたサイモンが計画を変えた理由は、ベンの家で入手した乗客の情報から“呼びかけ”の存在を知ったからだった。未来が見える乗客は脅威だと考えるサイモンは、ミカエラを消すつもりなのだ。
サイモンの刺客が警察内部にいると知ったジャレッドは急ぎ署へ戻る。中立な場所で話し合うことに同意したミカエラが本部へ移動すると教えられたジャレッドは、ミカエラを守る役目のディバッコが刺客だと確信する。ディバッコはアンチの集会でサイモンと握手していたのだ。放火と殺人の罪でミカエラを逮捕したジャレッドは、ディバッコからミカエラを守った。
サンビの異変
事前の検査をクリアしたジークはサンビの治療薬に期待する。しかし、興奮気味のサンビは落ち着かず、まるでハイ状態のようだ。血清を打ってから衝動制御に問題があると聞いたジークは「依存症のリハビリと衝動は相性が悪い」と治療を断る。
明らかに様子がおかしいサンビは「未承認の薬を自分に試したとバレればクビになり、みんなを救えなくなる」と怯え、ジークはサンビが信頼できると教えたアレックスを連れてくる。アレックスの処置で落ち着きを取り戻したサンビは「私のことは忘れて家族のもとへ戻って」と勧めるが、無理よと答えたアレックスは「みんなを助けなきゃ」とサンビを励ました。
一方、嵐の呼びかけを経たベンは、同じように“余命”を阻止する方法を探していたアル=ズラスたちが見つけた答えは『呼びかけに従うのが唯一の道』だと知る。『ほかの道は全て破滅に通じる』という記述を読んだベンは、余命を阻止するため人体実験したサンビを心配する。
おちゃのま感想
ますます謎が深まる展開にわくわくしてますが、ちゃんとオチがつくのかという不安も高まっております。消えた人たちは、あの雷でつながってるってことなんでしょうかね?
このところ出番がありませんが、少将は雷が関係していると知ってたのかな?時代を超えた現象なので、もしかしてかなり以前から極秘に研究されてるかもしれませんよね~。で、嵐の中、消えた828便が戻るのを待ち構えていた・・・な~んて想像を膨らませてます。
謎のほうも興味深くなってますが、サンビが大変です。アル=ズラスの手記にいたサンビらしき人の顔が妙に怖かった。そして、ミカエラも別の意味で大変!ジャレッドの真意をそろそろ教えてほしい~。