ブラインドスポット 2 第19話「赤い罠」| あらすじ感想

Episode19 　Regard a Mere Mad Rager

【ざっくりあらすじ】
ロシアのハッカー“サーペント16”が顔認識にヒットし、NYの地下鉄に乗っているとわかった。グランドセトラル駅へ向かったウェラーたちは、サーペント16が入手した封筒をめぐり、ふたりが殺される現場に遭遇した。ハッカーたちが殺人を犯してまで手に入れようとした封筒の中身はルービックキューブだった。

ハッカーの後継者探し

ハッカーたちの携帯にあったマネキンチャレンジの動画から、“リークハブ”を運営するギャレン兄弟が後継者を探すためのテストをしていたことが判明した。リークハブは「完全なる透明性」が身上の機密文書を盗みネットで公開しているサイトだ。

機密情報が入手できるとあって、ハッカーたちは殺人を犯してまでテストに合格しようとしていたのだ。未公開の極秘情報のリストの中には“トルーマン・プロトコル（シェパードの計画の鍵）”のファイルも含まれていた。

ルービックキューブには次のテストの内容が隠されていた。テストは指定されたリストの中からひとつを選びハッキングするというものだった。偽造は必ず見破られるとパターソンが主張し、ウェラーたちは国際問題を起こさずに済む「バーンズ農薬についての調査」の文書を盗むことにした。

誠実な勝者

ハッキングのテストをクリアしたウェラーたちは次のステップへ進んだ。潜入することになったウェラーとジェーンは、指示通り赤色の服を着て指定の場所で待機した。盗聴器も銃も仕込めず、ふたりの安全は目視で確認するしかない。離れた場所からふたりを見守っていたザパタとパターソンは、同じ色の服を着た人々に紛れたふたりを見失ってしまった。

ウェラーたちが連れて行かれた先ではテストを合格した参加者が集まり、壇上にキーヴァ・ギャレンが現れた。これまで兄弟だと思われていたギャレンは、姉妹のハッカーだったのだ。キーヴァは引退の理由に妹の死を挙げ、参加者に紛れていた潜入捜査官を撃った。

次のテストは、それぞれ相棒と個室に閉じ込められウソ発見器にかけられるというものだった。相棒に対する信頼を試す内容で、ウェラーとジェーンは質問に正直に答えクリアした。部屋には、ドアを開けるボタンを押すと隣室に毒ガスが送られる罠が仕掛けられていた。ウェラーが通気口を調べていると、隣室のふたりが先にボタンを押してしまった。しかし、ガスが送られたのは隣室で、開いたのはウェラーたちの部屋のドアだった。

ウェラーとジェーンが隣室のふたりを助けている間に、ほかのペアに先を越されてしまった。ウェラーは「これは誠実さを試すテストだ」と言い、隣室のふたりを助けた自分たちこそが勝者だと異議を唱えた。キーヴァは「どんでん返しは大好き」と喜び、ウェラーたちを後継者にした。キーヴァの隣には、撃ち殺された潜入捜査官を演じていた妹のリネアが立っていた。妹の死もキーヴァのウソだったのだ。

トルーマン・プロトコル

ギャレン姉妹から入手したデータを持ち帰ったウェラーたちは、さっそくトルーマン・プロトコルを調べた。

ファイルにはトルーマン大統領をはじめ、それ以降の全大統領の署名がされていた。内容は黒く塗りつぶされていたが、最後に“歯車”のスタンプが押されていた。サンドストームの内通者だったケイドは「歯車の動きに従え、そうすれば謎はすべて解ける」と話していた。

窮地のシェパード

バンコクにいるシェパードが取引相手と金額でもめている間に、タイミイグよくウェラーたちがナズから譲られた情報をもとにサンドストームの口座を凍結した。

口座を空にされたシェパードは強引に第2段階に必要な最後のピースを奪おうとし、銃撃戦になった。相手は積み荷ごとバンで逃げ、追ったシェパードはバンコクの街中で派手な騒ぎを起こしてしまった。地元警察に逮捕されたシェパードは、懐柔した見張りの警官を襲い脱獄した。

シェパードは取引相手のバンに仕込んでいた自分の携帯を追跡し、相手を殺し目的の荷を手に入れた。準備していた船で帰国の途に就いたシェパードは、ウェラーを殺す指示を出した。

リードとザパタの危機

リードは復職を希望し、ウェラーはカウンセリングを受けることと射撃訓練を課した。

銃を撃つと過去の記憶が蘇るリードは、サン医師のセラピーでそのことを話した。サン医師は銃を持つ仕事は合わないのかもと指摘し、今の時点ではあらゆる選択肢を考えるべきだとアドバイスした。

警察はジョーンズ殺害事件の捜査を続け、証拠の紛失について調べを進めている。ザパタは逮捕されてしまった。（※次エピソードに繋ぐため、訂正しました。）

おちゃのま感想 ★★★