Episode5 Go Getters
【ざっくりあらすじ】
ヒルトップの医師カーソンの診察を受けたマギーは、早期胎盤剥離を起こしていたことがわかった。カーソンは意識の戻ったマギーに赤ちゃんの心音を聞かせ、出産までヒルトップに留まるよう話した。
すぐさま感想を読むはこちら
↓ネタバレを含みます↓
ヒルトップのボス
サシャは診察を終えたマギーをグレンとエイブラハムの墓へ案内した。そして、グレンのポケットに入っていた時計をマギーに手渡した。それはマギーの父がグレンに贈った時計だった。マギーは涙をこらえ、時計をグレンの墓標へ手向けた。
マギーの意識が戻ったと聞いたグレゴリー(ヒルトップのリーダー)は、救世主を全員殺したはずではないのかと詰め寄った。マギーは教えられた場所は基地のひとつだったと話し、メンバーはまだ何百と存在していると教えた。
グレゴリーが心配するのは、マギーたちの襲撃に自分が関わっていると救世主が知っているかどうかという点だった。気づかれてないと聞いたグレゴリーは安堵し、すぐにマギーたちを追い出そうとした。
サシャは、ジーザスに自分はヒルトップを出て物資を調達するからマギーを守って欲しいと頼んだ。ジーザスはグレゴリーを説得してみると約束し、ひとりで出て行くというサシャの身を心配した。
救世主の教訓
深夜。
救世主たちはヒルトップの門を開け、車から大音量の音楽を流し、街に火をつけた。音と火に誘われ続々と侵入してくるウォーカーを住人たちは茫然と見ている。
マギーが的確な指示を出し、住人を動かした。サシャはジーザスたちとともに、ウォーカーを倒した。音を鳴らしている車は手では開けられず、マギーが大型のトラクターで踏みつぶし破壊した。
ジーザスは、街を守ったマギーとサシャの滞在を認めようとグレゴリーに主張した。しかし、グレゴリーは態度を変えず、ウォーカーから街を救ったふたりへの礼をジャムで済まそうとした。
マギーたちとグレゴリーの話し合いが険悪になった時、ニーガンの右腕サイモンが率いる救世主たちが街へ入って来た。グレゴリーは、大慌てでマギーとサシャにクローゼットに隠れろと命令した。
サイモンはヒルトップを担当していたグループが、襲撃され大量に殺されたとグレゴリーに話した。昨夜のことは、教訓を与えるためだと言い、守ってやるつもりだったが自分たちで倒したと感心して見せた。
サイモンは親し気にグレゴリーの隣に座り「他に知らせることはないか?」と念を押した。グレゴリーは「実はある」と、マギーたちが隠れているクローゼットへサイモンを案内した。視線で止めるジーザスを無視したグレゴリーが扉を開けると、そこにあったのはグレゴリーのお宝スコッチの箱だった。
新たな生活
搾取を終えた救世主たちが去ると、グレゴリーは顔色を変えジーザスに詰め寄った。
ジーザスの機転で、マギーとサシャはグレゴリーの寝室のクローゼットに隠れていた。バレたら殺されるところだと怒るグレゴリーに、ジーザスは「マギーたちは残る」と宣言した。ジーザスはグレゴリーを見限り、リーダーにふさわしくないとやっと判断したのだ。
リックたちとの取引を公表するというジーザスにグレゴリーは逆らえず、従うしかない。救世主と一歩前進したと強がるグレゴリーがグレンの時計を身に着けていると気づいたマギーは、グレゴリーを殴り時計を奪い取った。グレゴリーはグレンの墓から時計を盗んでいたのだった。マギーは今後はちゃんと名前で呼ぶように求め、自分の名前は”マギー・リー”だと教えた。
ジーザスは、マギーとサシャに「グレゴリーをボスにしたのは成り行きだった」と話し、埋め合わせをすると約束した。サシャは、マギーには秘密でニーガンの居場所を突き止めて欲しいとジーザスに頼んだ。
秘めた思い
カールは救世主に従うリックに反発し、物資調達へ同行することを拒んだ。
「こんなこと間違っている」というカールの言葉にミショーンは「間違ってたとしても、わからない」と答えるしかなかった。
マギーを心配するイーニッドはヒルトップへ行くため街を抜け出した。イーニッドを止められなかったカールは、車でイーニッドを追いかけ、ウォーカーに襲われそうなイーニッドを助けた。
ふたりがヒルトップに着くと、ちょうど救世主たちが搾取した物資を運び出しているところだった。カールは、救世主を殺そうとイーニッドを誘うが、イーニッドは「殺せたとして、どう逃げる?」と冷静に質問した。復讐しか考えていないカールには、殺したあとの事はどうでも良かったが、イーニッドは「どうでもよくない」とカールを見つめた。ふたりは静かにキスをして、カールはアレクサンドリアへ帰ると言いイーニッドと別れた。
マギーがグレンの墓へ行くと、そこにイーニッドがいた。イーニッドはグレンと見つけた目印の風船をグレンとエイブラハムに届けていた。マギーはイーニッドを抱きしめ、グレンが残した時計をイーニッドに贈った。
ジーザスがスコッチを積んだ救世主のトラックに乗り込むと、そこにカールが隠れていた。
絶望的な雰囲気のアレクサンドリアと違い、こちらは何かが始まりそう・・・。前シーズンから続いた重い流れをいったん終わらせ、区切りを感じたエピソードでした。